父と母は離婚した
私は父に連れられて家を出て
新しい家に足を踏み入れた
そこに居たのはお母さんというらしい
私の母とは違うひと
私にはその時にもう1人のお母さんができた
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3日ぐらい経ってから
私があまりにも心を開かないから
お母さんは腹が立ったのか
ものへの当たりが強くなった
大きな音に怯えた私を見ると
どうとも思っていないようだ
それでも父がいれば優しく接する
偽物の笑顔を見せて
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1週間経ったくらいだろうか
私は夜、冷たい雨の降っている日に
公園に連れてこられた
私をベンチに座らせてから
お母さんは言った
『 ここにいてね 』
そう言って偽物の笑顔を浮かべてから
車へ乗り込みどこかへ行ってしまった
時間が経ち周りはもっと暗くなった
周りを見渡した
何も無く、誰もいない
今聞こえるのは私の心音と、雨の音だけ
静かでいいな
そんなことを思いながら私は
お母さんの帰りを待った
『 … 』
まだかな、
だんだん不安になっていく
周りの暗闇に飲み込まれてしまうような
今は何時だろう
お母さんはまだかな
お腹が減ったな
寒いな
母に会いたい
妹に会いたい
そんなことを思っていた
『 お母さん、まだかな 』
私はくらい気持ちでそっと呟いた
気づけば私は眠っていた
傘をひとつベンチに置いて
体の小さかった私は
お母さんの傘を使ったらすっぽり
隠れて雨をしのげた
こんな夢を見た
母・父・妹・私
この4人が食卓を囲み
ご飯を食べている
ごく普通で平凡な暮らし
大好きな家族と、
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コメント
3件
らんちゅわーん💗ましろだよぉぉお!!
どうも!!ネコココです!らん。ちゃんの事は尊敬しててまず、夏休み中毎日投稿ってのが凄い!!大好き♡この過去編の内容も好みすぎてぐへへその2人目のお母さんとやらをパァン__(⌒(_'ω')_┳━──🗯 ✑してやりたい!!!私自身語彙力皆無だかららん。ちゃんの小説を見て語彙力の差を感じました!!!結論らん。ちゃんは最強☆ 長文失礼しましたm(*_ _)m