待たせました!早速どぞ🐐
あ、センシティブ要素あります。多分
たけみちの指示により、リビングは現在3人しかいない。
蘭))…(怒ってんなぁ…)
竜胆))……(絶対怒ってる…)
武道))……ずっと黙ってないでなんか言うことないの?蘭くん、竜胆君
竜胆))…いや……その、
蘭))……でもさ、別になんもなかったんでしょ?取られたりされてないのにさぁ…
武道))……はぁ…。言うことがないならもういいや。分かって貰えるまで口聞かないから。
蘭))ハッ、はぁ?!それは違くねぇ?
竜胆))ごめん武道!!気をつけるから許してよぉ……
武道))何が?
竜胆))え、
武道))何がゴメンなの?あのモブをちゃんと調べなかった事?それとも、何となく気づいてたのに俺に報告しなかった事?
竜胆))……、どっちも。
武道))……ガキだな…。
竜胆))は?
蘭))……なに、もっぺん言ってみろよ?
武道))…分かんないならもういいよ。仕事に戻る。
武道は2人を後にリビングを出て仕事場に戻る。
武道))……武臣さん、この人って⚫⚫組織のボス?
武臣))んー、あぁ、そうだな。そういや最近聞かねぇな、
武道))……ココ君、この人この人のこと調べて。
一))りょ〜かい。
武道))モッチー君、今の状況は?
莞爾))このモブの様子がおかしい。多分ラリってる。
武道))あぁ、やっぱりきたか……。前も同じことしてたな、そろそろクビにするか、
莞爾))そんな簡単にクビにしていいのかよ?
武道))大丈夫。今辞めさせても多分幻覚幻聴が起きてる時点でサツに行かないだろうしもう飛ぶでしょ。
莞爾))…そうか。
武道))明日には辞めさせていいよ。
莞爾))あぁ、分かった。
鶴蝶))武道、例のヤツだが、
武道))あ、わかった?
鶴蝶))あぁ。
武道))🛌)……つかれたぁ………(2人は今どうしてるかな…少し怒りすぎたかな、)
🚪)コンコンッ
ガチャッ
鶴蝶))武道、夕飯できたぞ。
武道))ん゛〜……お腹すいてない。
鶴蝶))…朝も昼も食べてないだろ、少しは胃に入れねぇと倒れるぞ。
武道))……だって気持ち悪くなるんだもん…。
鶴蝶))……、お粥もダメか?
武道))……。そう言えば蘭くんたちどう?
鶴蝶))心ここにあらずだ。
武道))……言いすぎたかなぁやっぱり、
鶴蝶))……珍しいな。武道がそんな怒るなんて。
武道))……みんなは俺に命預けてんでしょ?
鶴蝶))勿論だ。みんなお前のためにな、喜んで地獄にでも行く。
武道))…だからだよ。
鶴蝶))……?
武道))命預けてもらってる以上そんな簡単にみんなの命を粗末にしたくない。たった一つの間違えた選択肢で簡単に皆死ぬかもしれない。
鶴蝶))……
武道))だから、俺がしっかりみんなの首輪握ってないとでしょ?間違えないようにね。今回2人は自覚が足りなかった。俺への信頼がね。だから少し分からせようって思ったんだよ。
鶴蝶))……悪い。
武道))いいよ。そりゃぁタイムリープ出来るなんてまずそこから変なんだよ普通は。だけどそれを信じて、信じて無くても俺は皆から守られてる。なら、俺は都合よく皆を操る。だからカクちゃん、あまり自分勝手に行動しないでね。
鶴蝶))……あぁ。気をつけるよ。で、お粥は?
武道))要らな、
鶴蝶))ん?食べる?そうか。じゃぁ起きろ。
武道))……。
蘭))……たけ、
武道))蘭くん、竜胆くん、この前は言いすぎた。ごめんね
竜胆))…あの後考えたんだ。俺達。
武道))……
蘭))確かに、お前は間違ってない。俺らの自覚が足んなかった。ごめんな。
竜胆))ごめん……もうしないから、これからはちゃんと報告するから無視しないで…。
武道))……ほんとに分かったの?
竜胆))うん!!
蘭))…。
武道))……うん。じゃぁ仲直りしてくれる?
仲なおり❤︎
春千夜視点
俺には記憶が数通りかある。
ある日、俺は花垣武道という男に出会った。
ヘドロでヘドロ臭くて、俺の嫌いなタイプだった。
本当に嫌いだった。
だけどあの日、確かに俺は見たし何より忘れるはずが無い記憶。
苦しみから解放かれる瞬間だった。
気がついたら涙が出ていたんだ。
佐野万次郎、通称マイキーは、不良界で最も最強だと言われていた。
マイキーに勝てる奴なんていないと本気で思った。
だけど、“ソイツ”は現れた。
花垣武道。
こいつと戦って、少しして分かった。
こいつは“タイムリーパー”だった。
俺のかわせるはずがない攻撃を交わした。
そして何より俺はこいつに負け、マイキーとの戦いでもマイキーが負けた。
気づいたら開放感があって、自然と涙が出ていた。
次の日くらいだったと思う。
マイキーは………いや、
皆、“花垣武道”を忘れていた。
それを察したかのようにその日以降、皆の前から姿を消した。
次であったのは10年後。
春千夜))……本当に……武道、なのか?
武道))……皆、先帰ってて。
春千夜))(武臣……、灰谷兄弟、鶴蝶まで、アイツは望月か、…九井……)
春千夜))…あ、アイツらお前の事!
武道))今日は君を仲間にしに来た。
春千夜))……仲間…?
武道))そ。……俺と一緒に落ちぶれてくれませんか?春千夜くん。
久しぶりに見た花垣武道はやたら細く見えた。
何となく分かってしまった。今の状況を。
だから俺は答えた。
どうせ1度終わっていたような人生。こいつに……その人に俺が役に立つのならこの身を捧げたい。
春千夜))……俺は役に立つのか?お前の為に。
武道))勿論。
春千夜))…そうか。
そして膝まづき、武道の手の甲にキスをする。
武道))ようこそ。梵天へ。
きっと他の幹部も見たようなものだろう。
他に記憶があって、結局たどり着く答えは花垣武道はタイムリープ出来て、皆を守ってきたということ。
身や精神をを削り尚、諦められない男だったと思う。
だからこそ今度は俺達が花垣武道を守る番だ。
皆、この男(花垣武道)に忠誠を誓った。
( ºロº)🔥
コメント
3件
武道ちょっとは食べなきゃ倒れちゃうよ……(o_ _)oパタッ でもみんなことを救い続けて仕事も完璧にこなしているのは 本当にすごいと思う✨ 主様もいつも楽しい作品をありがとうございます(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)
早いですね!!今回も最高でした!