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「よし…!」
私の名前はトキネ。
いま、初めての任務に行こうとしている巻戻士だ。
「転送完了!ここが今回の舞台、中世ヨーロッパです!」
スマホンの声とともに目を開けると、そこには中世ヨーロッパの町並みが広がっていた。
ちょうどあそこに見えるこじんまりした建物からは、ほのかにパンの香りがした。
「わあ…!初めての任務がヨーロッパ…!運いいかも!スマホン!あそこのパン屋さん行っていい?!」
「観光じゃないんですからね!」
スマホンが軽く警告をしておく。
「わかってるって!わあ〜!✨️」
きっと、こういう巻戻士は1人、2人ではないんだろう。
スマホンの目は、疑り深くトキネのことを見ていたが、その中には「またか…」という感情も受け取れた。
「これとこれと…これもください!」
トキネがトレーにパンを2つ3つと、うず高くつみ、食べていたこのパン屋は食べてから支払いをする店のようだ。
任務中の巻戻士の光景とは思えないと、スマホンは苦笑していた。
と、店員がトキネに話しかけてきた。
「ペラペラペーラペラペラ?」
「…??」
聞いたこともないような言語を聞かされ、トキネは首をかしげた。
「なんて言ってるんでしょう?翻訳アプリ起動!」
ピピピピピピピピピ………
「ペラペラ?」
ガガガッ………
「5ドルです」
意味の分からなかった言語が翻訳アプリによって日本語になっいてく。
「スマホンナイスぅ!ん〜っと、5ドルか、財布財布……」
スーツのポケットを探った。財布を手に取り、カルトン(お札を置く板)の上に出す。だが……
「どうぞ」
「ペラペラ?ペラペラペーラ?」
ガガガッ………
「なんですか?この紙切れ?ふざけないでください」
返ってきたのは、予想外の言葉だった。まさか、「ふざけないで」だと。
トキネは困惑しながら、話を続ける。
「え…?あのこれ、1089円…」
「ペラペラペーラ!」
ガガガッ
「ふざけないでください、警察呼びますよ?」
「警察?!一応わたしも時空警察なんですけど…」
と、スマホンが何かに気づいたように叫んだ。
「あ!わかりましたよ!トキネさん!ここはヨーロッパ、ということは」
「そっか!」
トキネも理解したようだ。
「ヨーロッパは円じゃなくて$(どる)なんだ!」
「はやく払ってください」
店員がお金を要求する。それはそうだ。
このままトキネがお金を払わなければ、食い逃げになってしまう。
「どうしよ、食い逃げしちゃうよ…、」
そういえば、巻戻士は右眼にあるタイムマシン、リトライアイをつかえば…
「巻き戻し(リトライ)!!」
時間を巻き戻せるのだ。
本題に入れてなくてゴメンナサイ(;^ω^)
dy主
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