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彼がアリスに覆いかぶさってきて、唇を自分の唇に感じた瞬間、アリスは何もかもを忘れた
熱い風に乗ってどこかへ運ばれていく感じ、自分を抑えていた能力や常識も、遠い所へ飛んで行った
今はただ・・・・愛しい彼の口が自分の口に、重ねられていることしかわからず
触れ合ったところから熱と、電流のような刺激が体内に広がっていく
今起きていることのすべてが・・・・新しい
これが正しいのだという気がする
この男性とこうしている自分が、あるがままのアリスのすべてで
彼がアリスにしてくれることのすべてが自然な気がする
まだ数えるほどしかキスをしていないのに、もう千回以上キスをした気分
二人の人間が極限まで親密さを深められるよう、自然が定めた動きだ
アリスの胸は、彼の岩のような胸筋に押しつぶされている
二人の腕が一緒にお互いをもっと傍へ引き寄せる
二人の呼吸が一緒に荒くなる
お互いの心臓がすごく速く脈打っているのを、ピッタリ重なり合っている胸から感じる。どっちがどっちの鼓動なのかもうわからない
彼がものすごく興奮しているのがわかる、彼の大きく誇張したものが、アリスのおへその下にぴったりとひっついている、とても熱い
「北斗さん・・・・来て・・・・私の中に・・・」
アリスは北斗の硬い尻をギュっと掴んで大きく脚を開いた
滑らかで熱い先端がアリスの股間にあたり、愛液が溢れている場所を軽く突いた
北斗は自分のモノに手を添えて、先端で小さく円を描いてからぐいっと突き入れた
彼の腰が動き突然その部分が押し広げられた、その時にピキッと何かが裂ける痛みを感じた
痛っ!
アリスは思わず顔をしかめた
彼の先端部が中へ少し入った。そしてさらに彼は位置を調節して――腰を強くアリスに押し付けると―もうアリスの中にいた
途端にアリスの下半身が強い痛みに襲われた
アリスは声をあげて身を引きそうになった。けれども押し入ってきたモノは、まだアリスの中に侵入しようとしている
パニックを起こしそうだ
アリスはすすり泣きの声を漏らした
ぎゅっと目を閉じる、じわりと目に涙が溢れる
痛いっ・・・痛い・・・・もう・・・いや・・・
自分の内側が押し広げられ脈動している
「ああっ!」
彼はさらに深く入って来た、思わず彼の背中をひっかいた。彼が小さく唸った
ありえないくらい深く、とうとうお互いの腰がぴったり合わさった
アリスの中は完全に満たされた、満たされすぎて、刺すような痛みから逃れる術がなかった
呼吸を止めていた二人が、相手の口から深くお互いの息を吸った
アリスは北斗の息を、北斗はアリスの息を吸った
「痛い?・・・大丈夫? 」
彼も痛いのだろうか、不規則に呼吸している
「う・・・うん・・・・」
アリスは目に涙を溜めて、彼の口に囁いた
「・・・・だろうな・・・・君は恐ろしく狭い・・・ 」
北斗が親指で優しく涙を拭った
ハァ・・・ハァ・・・
「少しでも・・・・動けば・・・俺は終わってしまう・・・」
彼のかすれた声が官能的だが、とまどいも感じ取れる
なんだか彼の目はうっとりと、焦点があっていないようだ
それに大汗をかいている、ポタリ・・・と北斗の汗がアリスの胸の谷間に落ちた
彼はお互いの額をコツンと重ね合わせ、目を閉じた
「ああ・・・長かった・・・ 」
泣きそうな声で言う
「君とパリで連弾した時から、今までずっと俺は君に愛撫されてるようなものだった・・・もしこの思いが遂げられなかったら、きっと俺は死ぬだろうと思っていた・・・」
「北斗さん・・・・ 」
北斗はアリスの頭を抱え込みその瞳をのぞき込んだ
「これで君は俺のものだ・・・」
..:。:.::.*゜:.。:..:*゜
月光に照らされたバラの温室で・・・バラの香りを浴びて
北斗の有言実行通り、彼はアリスの処女を奪った