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雪兎side
梅雨の時期に入りじめじめとした湿気に鬱陶しさを感じ始めた頃、両親から衝撃的な一言が。
母「雪兎〜突然なんだけど…」
母「私たち海外に移住することになったの、笑」
『…はぁっ!?!?』
父「すまないね、俺の仕事のこともあって海外に行かないと行けなくなってな。」
『仕事ならお父さんだけど海外に行けば良いんじゃないの?何でお母さんまで…笑』
母「だって〜、お父さんと離れるなんて考えられないんだもの♡」
父「まぁそういうことだから、雪兎は頑張って生きて行くんだぞ?」
『これからここで1人で住むってこと…?』
母「あ、ちなみにこの家もう古い建物だし解約しちゃったのよ…笑」
『解約!?!?』
『え、じゃあ私の住む所なくなるじゃん!?』
父「雪兎には同じ大学の小島くんや幼馴染のリチャードくんがいるじゃないか!」
父「雪兎なら大丈夫だ、周りの人を頼りなさい」
…とまぁこんな感じで色々問題を残して両親は次の日フランスへと旅立ってしまった。
〜次の日大学にて〜
『…っていうことがあったんだよ〜助けて小島ぁ…』
小「助けてって言われてもどうしようも出来ひんわ、笑」
小「もう大学生なんやし一人暮らしでもしたらええやん。」
『一人暮らし出来るようなお金無いんだもん…』
小「親から資金とか貰ってへんの?」
『いや、何もなくフランス行っちゃった…笑』
小「なら最近仲良くしてる佐野くん?とやらを頼ったら?」
小「雪兎に頼られたらめちゃくちゃ喜びそうやけど、笑」
『いやいや、それは佐野くんに申し訳ないよ…笑』
小「ならこれからどうするん?」
『幼馴染のリチャくんいるしちょっと頼ってみよっかなぁ、』
小「そーですか、まぁ頑張れよ笑」
『小島は相変わらず素っ気ないなぁ、笑』
『まぁいいや、じゃあまたね!これからバイトだから!』
小「おう、またなー!」
大学が終わって私はバイト先のカフェに向かった。
大学からバイト先のカフェは数十分の距離の為徒歩で向かっていたその途中…
男「お姉さん可愛いっすね、今から時間ある?」
『え?いや、これからバイトなんで…』
男「バイト?そんなん行かなくて良いって!それより俺と楽しいことしない?笑」
『ちょっと、本当に辞めてください、!』
知らない男に声を掛けられ、すぐにその場を離れようとしたが中々諦めてくれずどうしようかと困っていたら…
?「お兄さん何やってるん?」
男「あ?あんた誰だよ、笑」
?「俺この子の彼氏なんやけど?俺の大事なお嬢さんになんか用?」
男「んだよ、彼氏いたのかよ…」
私に彼氏がいると勘違いした男は諦めて帰って行った。
?「お姉さん大丈夫やった、?」
『あ、ありがとうございました!見ず知らずの私を助けてくださって…』
『お兄さんのお名前は…?』
正「あぁ、名乗るほどの者でもないですけど、正門良規って言います笑」
『正門さん!私は如月雪兎って言います!』
正「雪兎さん、素敵なお名前ですね笑」
『いやぁ、えへへ、笑』
『…あ、これからバイト行かないと、!』
正「ならバイト先まで送って行きますよ?」
『え、!いやそれは流石にあれなんで大丈夫ですよ!助けて貰ったのに送って貰うなんて…』
正「でも雪兎さん可愛いしまたナンパされたら困るでしょ?遠慮せず甘えてください笑」
『かっ、可愛い…?//』
正「俺もっと雪兎さんと仲良くなれたらなぁって思ってるし、ね?行きましょ?笑」
正門さんの笑顔とその優しさにキュンとしちゃって、結局バイト先まで送って貰うことになった。
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