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私は,大学2年,20歳(はたち)朝日優(あさひゆう)。
ふぁあ。眠い。最近寝不足が続いている。テストのせいか…期末,やだなぁ…空いてる時間には必ず塾…どんな時にも…
はあ…もう夜だし寝よう…
ここからがストーリーの始まり
─────────夢の中へ─────────
私は,ただ席にいるだけで,囲まれやすかった。
静かに過ごしたいのになぁ。
でも,私の隣の席の彼,北井健くんは私の倍,人が集まっていた。
どうでもいい…
次は移動教室…
班は,北井くんと同じだし…
始めはそう思ってたけど,私たち二人が呼ばれるのは当たり前のこと…
あっちへ行けばこっちに来る
そんな毎日だった。
そのせいか,話すことが多くなった。
ある日,北井くんに*学習室に呼ばれた。
何のことか…
また先生からの呼び出しだ…伝言しろと言われたのだろう。
そう思っていた…
健「好きです。付き合ってください。」
と言って,私に手を差し出した。
私は,他の人みたいに見た目や,罰ゲームなどではないことが分かった。とっても真剣な目で見ていたからだ。
優「私のどこが好きなの?」
私がする質問に,1秒もたたず答えた。
健「僕なら,きっと貴女(あなた)を幸せにできると思います。」
と言って再度,手を差し出してきた。
優「分かった。考えさせて。明日またここへ来て。」
私は,その一言を言ってその場から去った。
授業が終わり家に帰った後,私は,ドアを閉めて崩れ落ちた。
あんな真剣な顔見たことがない。私に告白してくる子はへらへら笑っているからか…珍しかった…
やっぱり,付き合って見たほうが楽なのか…
友達に連絡してみた。
『優:北井くんに告白されたの…これってどうすれば良い?
友達1:北井健!?嘘でしょ?
友達2:付き合って見たほうが楽だと思うわ。とても真剣な顔をしてみてきたんでしょ?
優:そうなの…
友達1:うん。付き合ってみなよ!!何かあったら私たちに言って!!
友達2:保証する!!
優:ありがとう🙏』
はぁ…やっぱそうだよね…
明日また学習室か…
次の日になった。朝日が目に染みる。やっぱ寝不足だ…
期末テストの勉強のせいか…最悪…しかも,また塾だ…
そんなことは,良くはないが,良くて,朝一に北井くんを誘った…ちゃんと返事もして,お付き合いしました。
いわゆるカレカノ(?)的な?
そしてデートなども良くするようになった。彼の言った通りとても幸せだ…
ある夏休み*健くんから,
『グアムに行かねぇ?』
とデートに誘われた。
優「でもなんで?行き方わからない…親連れて来るってこと?」
健「はぁあ〜。やだって!!…俺,グアムには,もう十年行ってるし,一人でなんて,高校生になってから行けるようになったし!!」
本当のことだけど,焦って照れてて可愛い。
そうだ…私は,彼のそれが好きなんだ…
そして,時は進み
グアム到着!!
優「やっぱ,一人で行けるんだ!!」
健「グアムならな…」
そしていろいろ観光もした。
最終日…私は,健くんとスーパーに行った。
お会計が終わって,大きな悲鳴が,スーパー内,全体に響いた。
女性「キャー!!help me!!」
その人の一言で,お客さんの動きが止まった。
見ると,男性が,女性の頭に銃を当てている。
男性「You did such a troublesome thing!! Hey! You guys, don’t make a fuss! If you don’t, I’ll set off the bomb I planted in this supermarket.(面倒臭いことしやがって!!おい!!お前ら,騒ぐな!!じゃないとここのスーパーに仕掛けた爆弾を発動させるぞ?)」
すると,健くんが,警察を呼んだ。
どうやら十年もグアムに行ってれば,警察のお友達もできたそう。
健「後は,警察に任せよう。」
優「うん。行きましょう。」
これがグアムの思い出です。
───────────────────────
あぁ…あれから1年が経って…
でも,健くんはグアムに行った後,交通事故にあった…
もうこの世界には居ない。
だから,彼に一言,言いたい。
空に向かって
優「健くん。
私,頑張ってるよ!!健くんの分も!!だから,ちゃんと見守っていてね!!」
そして,立派な大人になりました。