どうも、雨樋です。
『相手』
「自分」
『狂った愛』
「海、行ってみたいな…」
『一緒に行こう』
「え?」
『私とじゃ嫌だ?』
「嫌じゃ、ないです。」
『じゃあ決まりね』
「はい…」
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「海、綺麗だな、」
『だね』
「はい…」
『ねぇ約束守ってよ?』
「恥ずかしい…」
『誰も見てないよ』
「だけど、」
『してくれないと帰るから』
「…」
『はやくして?』
私は彼女の手を取り、ほんのり赤い唇に
自分の唇を重ねた。
『好きだよ。』
「はい…」
『はいって何?』
「好き…です」
『かわいいね』
私は彼女のことが好きではない。
でも彼女は私のことが好きらしい。
7か月前に彼女から『好き』と言われた。
私は友達としての意味だと勝手に解釈し、
「私も好きだよ」
と答えてしまった。
その日からだ。
私の人生が狂ったのは。
彼女は私のことを、異常な程に愛していた
時に怖くなる程。
私は彼女が怖くて次第に敬語を使うようになっていた
その変化に彼女は興奮した
『なんで敬語なの?かわいい。』
時には彼女を突き放してみたりもした。
「実はあなたのことなんか好きじゃなかったです。
別れたいです。もう話しかけないでください。」
そう言った私に彼女は、
『誰に言わされてるの?一生別れないよ?あ、
もしかしてもっと構って欲しかったの?それか、私を
試そうとしたとか?本当に愛されてるのか不安になっ
た?かわいいね。大丈夫。世界で一番愛してるから。
私がいないと生きてけないでしょ?ね?』
何をしても無駄だった。
まるで私は、彼女に飼われているようだった。
ハグもキスも全て偽り。
それがあまりにも気持ちよかった。
好きになった瞬間、この関係は終わってしまう。
それが、怖かったんだ。
百合の狂愛です。腐女子だけどこういうの好き。
感想待ってます
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