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ドットが女子と話している。

ただその現場を見ただけなのだ。

俺はあいつの事を大して知らない。なのに、珍しいな。と思った。

何故だかわからない。むしろ普段から女を誑かしていそうな見た目をしているのに。

思ったのはそれだけじゃない。なにか、苦しいような、壊したくなるような。なんと呼べばいいのかわからないが、マイナスな、どす黒い感情が湧き上がってきた。

これが何か、見当もつかない。


…否、昔、アンナの小説か何かで読んだことがあるな。信じたくはないが。


まさか、な、?






「なー!この女優可愛くね?」

「おっ!マジじゃん可愛い!!!」

せっかくのテスト終わりの休み時間だというのに

馬鹿がデカイ声で低俗な事を話している。

耳に入るだけで吐き気がする。もっと静かに出来ないのか。口を縫い付けてやろうか。

「なー!クラウンも可愛いと思わね?」

…は?

急に自分に話が飛んできて驚いてしまった。

そんな会話に参加した事が無かったから。

指さされた女優の顔を見ると、まぁ、アンナ程ではないが世間的には可愛い、の部類に入るであろう。というくらいの顔立ちをしている。

確かに、アンナを知らなければ可愛いと思っても不思議ではないな。

「まぁ、そうだな。」

そう返すと馬鹿共は急に立ち上がり

「おい!女子ー!!クラウンはこの女優のこと可愛いってよー!!!」

なんて言って騒ぎ出す。

不愉快極まりない。が、ここで口を出してもどうにもならないので場所を移動しようと廊下へ出る。

「…あ、」

「おー、ランス、」

少し、気まずそうな顔をしたドットとばったり。

まさか、あの馬鹿共…

「確かにあの女優可愛いよな!、…あ!そろそろ時間だわ!またな!」

休み時間はあと7分。十分あるじゃないか。

俺は知ってる。あいつのあの反応は空元気だと。

なんで知っているのかは…


頭が痛い。


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