〝 幸せを 選ぼう 〟
瑞 × 桃
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瑞 『らんくんは、 こさめの 事、 ずうっと 好きで 居てくれる よな .ᐣ 笑 』
桃 『 …もちろん 。 大好きだからね 』
瑞 『らんくんは こさめのこと、 大好きやもんな ~ ~ 困って まうわ 笑』
桃 『 彼女の こと好きなのは いいことじゃないの 笑』
瑞 『それは そうやなぁ .ᐣ 笑』
桃 『こさめ、この日記帳、あげる』
瑞 『日記帳 .ᐣ』
桃 『…いつか、見返せるように 、 ね』
瑞 『わかった わ 笑』
〻こさめの日記.ᐟ.ᐟ 見ちゃダメだよ .ᐟ.ᐟ〻
6月23日
この日記帳、こさめの18歳の誕生日にらんくんが くれたの。 ありがとうね、らんくん。
だいすきな、 こさめの らんくん 。
17歳の頃、こさめ達 は 付き合い始めた。ほとんど毎日どっちかの家に 泊まり、友達のすることや、恋人の する事、 沢山してきた。
こさめは 毎日 幸せやで ~ 笑
6月24日
進路懇談が始まった。
たまたま、らんくんの 志望校、見ちゃった。らんくん、東京の 大学行くんやって。こさめは 京都に 戻るから、離れること 確定 なんやけど ー .ᐟ.ᐟ
7月20日
日付が 空いちゃった。明日から、 夏休み。
らんくんが、 倒れた 。
階段から、落ちたらしい。 なにやってんの ~、。早く 目、 覚まして。
こさめに もっかい 大好きって 言ってよ 。
7月31日
らんくん の お母さんとお姉さんに 会った。
別れてくださいって 言われちゃった。
でも、こさめ 諦めんからな 。…らんくん まじで これだけ 愛してくれる 元カノが おって、 幸せ感じろよ !? 笑
早く 起きてね 。 大好き 。
4月4日
今日は 大学の入学式。
拙い文章で書いた、こさめの日記。
見返すだけで辛くなる。あの頃を思い出す みたいで。
後で見返せるようにって らんくん が くれた日記帳は 、もう 見返せない 悲しい 日記帳になっちゃったよ 。今、らんくんは どんな 夢を 見てますか .ᐣ どうせ 、 たくさん 食べる 夢 やろ .ᐟ.ᐟ笑 早く、 起きてね。
まだ 、 沢山 ページ残っとるけど 、とりあえず、 もう これは しまっておくで。
だいすき。 らんくん 。 こさめの 、 らんくん。
さよなら。 愛してた。
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桃 『 …ここ 、 は 、 、』
桃母 『らん 、 、? らん っ ! あ 、 先生 っ .ᐟ.ᐟ』
先生 『らんくん !? 起きたのか !』
いつも 横にいた _____がいない。
なんで、 どうして 。
桃 『母さん、 こさめは 、 !? 』
桃母 『…その子、 だあれ。』
桃母 『そんな事より、…..』
桃 『そんな事じゃないよ、。 こさめは どこに居るの .ᐣ 連絡させて !』
桃母 『 貴方は ! 18歳の 時に 倒れて 、1年半も ずっと 目を覚まさなかったのよ …。』
母さんは 泣き崩れながら 俺の 手を 握る 。
俺は その手を ゆっくりと 外して、 もう一度 聞いた 。
桃 『…ねぇ、 こさめは .ᐣ』
桃姉 『らん っ .ᐟ.ᐟ あんた、 起きたって … .ᐟ.ᐟ 』
そこに どこからともなく 現れた 姉が 来た。
桃 『姉ちゃん、。 こさめは 、 .ᐣ』
桃姉 『…こさめ 、 。。』
桃 『…なんか 知ってるんでしょ。 教えてよ .ᐟ.ᐟ』
桃母 『別れさせたわよ .ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ』
その瞬間、 俺の中で 何かが 崩れた。
桃 『母さん、 が .ᐣ』
桃母 『…だって、 このまま いつ 起きるか 分からない らん を 好きで居続けるより、あの子は あの子の 人生を 楽しむべきだと 思ったのよ 、。』
ああ、確かにそうだ。
自分でもびっくり するくらい、 すっと 頭に入ってきた。
お姉ちゃんが、 俺の頭を 撫でているけれど、 なんの慰めにも ならない。
意識を取り戻すということは、とても喜ぶべき事なのに 、 ただ 俺の頬を 涙が 伝う だけだった。
桃姉 『…らん、 これ。』
母さんが病室を 出ていったあと、お姉ちゃんが1冊の 日記帳を 渡してくれた。
桃 『俺が、18歳の時、 こさめに 渡した、 やつ 。』
交換日記みたいに使おうと 思ったけど、 こさめが あんまり 嬉しそうに するから、 こさめに あげた やつ、
桃 『…これが、 どうしたんだよ。』
桃姉 『母さんが 勝手に らん達別れさせた後、 こさめちゃんが 来て、 これを 起きた時 らんに 見せてって 。 』
桃姉 『ごめん、そん時 私 居なくて、 お母さん止められなかった … 。』
お姉ちゃんは 泣いてた。 お姉ちゃんなりに 責任を 感じてる らしい 。
俺は そっと お姉ちゃんから 日記帳を 取って、 表紙を 見る。
桃 『…涙の 、 跡 。』
桃姉 『沢山、 泣いたんでしょ 。』
桃 『俺、 悪いことしちゃった。』
桃姉 『…そうね 、 馬鹿。』
日記は 5ページしか 埋まって無かった。
きっと、この空白の 日々は、こさめなりに 沢山悩んで、 俺に なんとか 治って欲しい、 目を覚まして欲しいと 考えてくれてるに 違いなかった。
桃 『…こさめ 、 、 ( 泣』
4月4日に 書かれた 。 “ 愛してた ” の 文字。過去形に なってしまった その言葉。でも俺は それを 責める 権利なんて 無い。だから、謝りたかった。
桃 『お姉ちゃん、 こさめの 連絡先、 持ってる .ᐣ』
桃姉 『持ってる、 けど。』
桃 『…謝りたい。 こさめに。』
桃 『今更だけど 、 ごめんね って 。 幸せに してあげられなくて、 ごめんって 、 。』
桃姉 『…あんたが 元気になったら 探しに行きなさいよ 。』
意外な返事だった。
桃姉 『…ひとつだけ 教えてあげるよ』
桃姉 『こさめちゃん、この大学の 大学生だよ 。』
桃 『…医者になる為に、 .ᐣ』
桃姉 『あんたを 1番 傍で 守る為に 、 でしょ。』
桃 『…そんな、だって こさめは 、 京都に 戻るって、。』
桃姉 『あんたが 、 あの子にとって どれだけ でかい存在だったか、 分かる .ᐣ』
桃姉 『自分の 進路を変えてでも、守りたかったのよ 。 こさめちゃんは …。』
俺は、こさめに 会う 権利 が あるのか。
現役で医学生になる為に、こさめが どれだけ 頑張ったか、なんて、俺には計り知れない努力をしたはずだ。
だから …..。 だから ….. 。
桃姉 『…会わないって選択を したら、 私は あんたと 縁を 切るからね。』
桃姉 『ずっと うじうじした あんたを 見たくない。』
桃 『…分かってる。ちゃんと、 会いに行くよ。』
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らんくんの お姉ちゃんから 連絡を貰って、こさめは らんくんの病室の 前から、2人の会話を 聞いていた。
久しぶりに聞くらんくんの 声は、少し掠れてて、低くなってて、行為後の 声に 似ていた。
今すぐ、 この扉を 開けたら、 らんくんに 会える 。 でも、 駄目だと 思った 。
らんくんに 今 必要なのは こさめじゃない。
今まで沢山、愛してくれたから、これからはらんくんの 隣にいるのは 、こさめよりも 沢山愛を 注いでくれる お母さんや 、 お姉ちゃん。
ずっと、君の隣で 笑うより、君 に 笑っていて 欲しい。
今度は あの、ノートを らんくんが 埋めて欲しい。
それが、 こさめの 願い。
瑞 『…でも 、 会いたいよ、 らんくん。』
こっそり呟き、 泪を 流した。
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12月23日
少し 文字を 書けるように なった。病院は クリスマスの 装いに なっていて、 小さい子たちは 病気と闘いながらも クリスマスを 楽しんでいた。
17歳の クリスマスは 、 こさめと 過ごしたのになー。
今 元気で やってる .ᐣ 楽しんでる .ᐣ 笑
俺にはそれを聞く権利は 無いよ。でも、元気で暮らしてね。
1月1日
正月!!!!!俺はやっぱりベッドの 中で年を越しました。歩けるようになりました。
凄くない? 俺 笑
昨日、大学生が 見回りに来たよ。 こさめいるかなって 思ったけど、 居なかった。 残念。
1月24日
しんどい治療が 終わって、 ちゃんと 歩けるように なった。途中から 大学生に なれるように勉強してた。後期日程でどっかの 大学入りたい ! がんばる。
こさめは 、 俺に 会いたくないと 思うけど 、 ありがとう って ごめんねって 言いたいから、 1回だけ 会えると 良いな 、。
毎日日記を 書くことは 出来ないけど、 ちょっと ずつ 日記帳は 埋まっていく。
それが 嬉しかった。
桃姉 『らーん 。 気分はどお .ᐣ』
桃 『姉ちゃんさー、毎日来てくれるのは 嬉しいけど、 仕事は 大丈夫なの ー ?』
桃姉 『職場にも 事情話してあるから 大丈夫ー !』
桃 『なら いいや 笑 勉強教えてくれて ありがとうね 。』
桃姉 『あんたの お願いは 聞かなきゃね。』
桃姉 『…この 日記帳、 借りていい .ᐣ』
桃 『 構わないけど …ᐣ』
桃姉 『ん、 ありがとう ♡』
桃姉 『そういえば、 もうすぐ 入試& 退院なんだって .ᐣ』
桃 『そ』
桃姉 『そっか、おめでとう !』
桃 『ありがとう、 お姉ちゃん』
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瑞 『いきなり会いたいって どういう事ですか、。』
桃姉 『まあまあ ~ 笑』
桃姉 『連絡した 通り。らんは こさめちゃんより 1つか 2つ 下で 大学生 に なるっぽいよ 。』
瑞 『…らんくん、 受験 するん .ᐣ』
桃姉 『うん。ここから近いとこ。』
瑞 『…元気なんや、 よかった …。』
桃姉 『まだ らんの 事 好きなの 、 .ᐣ』
瑞 『…らんくん 以外 、 好きになれませんよ。 好きとか じゃないです 。 未だに、 愛してますから 笑』
桃姉 『そっか 笑 この日記帳、 見てみて』
瑞 『…こさめの .ᐣ』
桃姉 『らんにも 書かせてるの』
私は こさめちゃんに らんの 日記を 見せた。
1度見れば、 こさめちゃんは らんと 同じ反応を して、 泣いていた。
あー、もういいや焦れったい。
姉の お節介、 しちゃいましょうかね。
✉️
桃姉 『カフェテリアに 来なさい。至急』
桃 『は ?なんで』
桃姉 『はやく』
桃 『はい』
よし、これで大丈夫。
瑞 『…らんくん、 大学で 絶対もてもて ですよね ー 笑』
桃姉 『あの 馬鹿弟が ー ? 笑 』
瑞 『めっちゃ 顔かっこ いいっすよ 笑』
桃姉 『ええー ? 笑』
桃姉 『もし、 らんに 会えたら、何すんの ? 笑』
瑞 『…ビンタっすかね。 こさめの 事 寂しくさせて 心配掛けた 罪は 大きいので .ᐟ.ᐟ』
桃姉 『おー すごい笑』
瑞 『でもやっぱり、 好きって 言います。』
瑞 『馬鹿だけど、 好きだって。』
瑞 『今度は、こさめからね 笑』
桃姉 『…そっか 。』
桃姉 『純愛だね。』
瑞 『うん、そうかもです 笑』
桃 『…姉ちゃん。』
桃姉 『…遅い。』
瑞 『ら、らんくん っ 、 … ( 泣』
こさめちゃんは らんを 見た途端、 椅子から立ち、らんの 方へ 走っていった 。
桃姉 『…あんたは 、 こさめちゃん 諦めちゃ だめだよ 。』
私は 弟 に そう言って、こっそり 帰った 。
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瑞 『ばか ぁ っ 、 なんで っ、 こさめを 置いて 1年半も 居なく なっちゃっ たん 、 …泪』
こさめは 沢山泣いていた。俺も、泣いていた。
桃 『…ごめん、ごめんね …。』
桃 『…ありがとう、俺の 事 忘れないで 居てくれて、。』
瑞 『ほんまに ッ、 一生 許さへん からな ぁ ッ .ᐟ.ᐟ ) 泣』
瑞 『もう 、 会えへんと 思っとった 、』
瑞 『らんくんの お姉ちゃんから 連絡来て 、 らんくん 目 覚まさへん 言うから、病院 こ ー へん ? 言われて。いつまで経ったってらんくん 目覚ましてくれへん。 』
瑞 『何回だって らんくんの 事 忘れようと したで ? 早く別の好きな人探さな あかんと 思っとって、』
瑞 『…でも、 出来ひんかった。』
ちゅっ ❤︎
瑞 『らんくんが 、 好きだから 、まだ、 愛してるから 、。⸝⸝⸝ 』
顔を真っ赤にして、プロポーズまがいのことを言うこさめ。気づいたら、俺は こさめの 事を 抱きしめながら、こさめに キスを していた。
桃 『…俺も、 好き 。愛してる 。』
瑞 『らんくんは こさめの 事 大好き やもんな 。』
桃 『…うん、そう。』
瑞 『早く 退院して、大学生なって ね』
桃 『もう 心配しないでな .ᐣ笑』
瑞 『はぁ 、 .ᐣ』
瑞 『まぁ、あとでこさめを イかせられるか ゲーム しよな .ᐟ.ᐟ 』
桃 『俺絶対 勝てるわ 〜 笑』
瑞 『こさめも 負けへんで .ᐟ.ᐟ笑』
桃 『…あとで 俺も しよっかな 』
瑞 『…こさめ 喜んで 咥えるで .ᐣ』
桃 『 …やっぱやだ 。』
瑞 『またまた 〜 笑』
桃 『…こさめ』
桃 『もう一度、俺と 付き合って くれませんか。』
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1話で6140文字越え
第2話出します✋
あとで書き直す !
コメント
6件
超好きです🥹 2人ともお互いを思ってるのに離れちゃうの寂しいけどすき 続き楽しみです.ᐟ
お母さんただの最低かと思ったら🦈ちゃんのこと考えてたのね。 お姉様ナイスすぎる
ま っ て め っ ち ゃ す き ― 😭😭 続 き が た の し み > ·̫ <♩️