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黒い微睡みの海の中でゆらゆらと船を漕ぐ。肌に触れる感触は温くて心地好かった。それはもう、このまま海の底に沈んでしまいたくなるくらい。
ぱちん、と音が弾けた。
「っぁ゙…っ、ぁ、…?♡」
「ニキくーん?大丈夫?」
「ぁ……ゃ…、むり、っやだ、ぁ゙ッ」
温い海から抜け出されて、全身が燃えるように熱くてクラクラする。
大丈夫なわけないだろう。混濁した意識の中で、強制的に絶頂に引き摺り込まれて。
それなのにニトちゃんはどれだけ嫌と言ってもやめてはくれないし、飄々とした顔で笑うだけだった。
「今日、しつこい…っ゙!」
「…そうだねぇ、笑」
「っひ、ぁ゙あ…ッ、!ぅ゙あ、♡」
ただでさえデカいそれをぐりぐりと押し込まれて、好きなように掻き乱される。
白飛びしかけた視界に楽しそうな彼の顔が映って思わず顔を顰めた。
「ゃだ、…ッ゙にと、ちゃんっ…ッ♡」
「んー?」
「ん、…もっ、おわり…ッ、だめ…♡」
「えー?なんで?」
「もぅ゙、むり、なの、ッ」
「むりかぁーーー笑……そうは見えないけど、っ」
「ッ〜〜〜っ゙!♡♡ぁ゙…っ、ひ……っ…は、ッ゙♡」
ヤバい、これ。
痛いくらいの力で腰を掴まれて、奥の奥まで突き入れられた。
全身がビクビクと震えて、ガンガンと警報音が鳴り響いている。
「っあ゙、ぁあッ゙♡ゃ゙、ん〜〜ッ♡」
「っはは、かわいい」
乾いた声で小さく紡がれる言葉にすら快感を見出して、ナカにある熱を締めつけてしまう。
「やぁ゙ッ、いまいった、から、ぁ゙あッ♡…っや、やだ…!1回待っ、♡」
「んー?なーに?」
「ぁ゙ッ……ぅ、しつこい…っ!」
「えー?」
「いやマジで…ぅ゙あッ♡」
「ふはっ、」
「にとちゃん!💢」
思いきり睨みつけてみるも、目の前の彼は涼しい顔で笑って受け流すだけ。
「…クソが……」
「ニキくん?笑」
「お前バカだろ…」
やけに楽しそうに俺の顔を覗き込むニトちゃんにイラッとして思ってもいない戯言を吐く。
途端。
「なぁに、ひどくされたい?」
さっきより何トーンも低い声で、圧をかけるように囁かれる。
すぅっと細められた目はまるで獲物を捉えた獣のようで、背筋がゾクリと震えた。
「ぃや、大丈夫です…」
「そうだよね?笑 バカじゃないよね?」
「はぃ、」
「ふふ、」
俺よりずっと背が高くて、年上で、いつも俺より1枚上手で。
それなのに優しくて、ひどく調子が狂ってしまう。
「…にとちゃん、」
「ん?」
「…んー……えっと、…」
「なに?笑」
言ってくれないと分かんないよ、なんて。
全部分かっているような顔で言うのだから本当に狡い。勝てないと、つくづく思わされてしまう。
「……ゃ、っぱり、もっと、」
「もっと?なに?」
楽しそうな声色を右から左に流して、自分の欲望に従って口を開いた。
「もっとしてほし、い…」
「…はは、ほんとかわいいねぇ」
加虐欲とか庇護欲とか、そういうものを駆り立てられるんだよね、ニキくん見てたら。
いつか言われた言葉を思い出しながら、溶けた飴のように甘くて重い、綺麗な瞳を見つめる。
俺もおれで脳が溶けたような快楽にさいなまれて、クラクラとした感覚に目眩を覚えながら目の前の彼に手を伸ばす。
身体を侵食する悦楽が痛くて、心地好くて、甘い甘い微睡みに深く沈んだ。