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中太!!
乱歩によりお菓子のお遣いをしていた太宰。
街中を歩いていたら曲がり角で誰かに当たってしまったようだ。橙色に染まる髪、青い瞳、趣味の悪い帽子、太宰は思わず声を漏らす。
太「げっ、中也….!」
それにつられ、
中「げっ、太宰ッ…!」
と一言。それで2人揃って顔をしかめ合う。すると中也が手をふり、
中「やめだ、やめ」
中「こんなしててもきりがねぇ、じゃあ、またな」
と中也が言い放つ。すると太宰が泣きそうな目を見せながら言う。
太「え、もう帰っちゃうの….?」
中也がきょとんした顔をし、
中「え、だ、太宰?」
と問いかけると、太宰が顔全体を真っ赤にする。
太「あ、いや….なんでも..」
太「やっぱ帰る!!じゃあね!!」
太宰が焦りながら帰ろうとすると、中也が太宰の腕を掴み、引っ張る。
中「そうだな、じゃあお別れの挨拶するか」
太「へっ….?」
ちゅっ
太「はッ…..!?///」
太「急に何すんのさッ!!?//」
太宰は目を大きく開き、耳まで赤くし言う。
中也は応え、
中「だってお別れのあいさつだろ?」
太「そ、そうだけどさぁ….///
今の….ファーストなんだけどッ!!?////」
中「そりゃぁ、良かった」
太「良くないッ…///」
太「んもぉ、責任…?取ってよね、?」
中「任せろ!!」
太宰はこれまでに一度もなかった程の胸の高鳴りを感じている横で、中也が脳内で言い残した。
中【ファーストじゃなかったらキレてたわ….】
ファーストを取られてしまった太宰なのであった。
おしまいです!!
初めてなので上手くできたか心配ですが…
ではまた!!