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私のあの雑な1枚からこんな素敵な物語を綴っていただけるとは、、、ほんとにありがとうございます🥰
志摩には高坂ちゃん 伊吹には私……( ゚д゚)ハッ!これ…いいな
TikTok 彼方 @knat_touk_03さんの作品を基に作られています。
幽霊
休憩中の404
on路地
伊吹「暑いねー」
志摩「真っ昼間で蝉も鳴くような時期だしな」
伊吹「ま、蝉が鳴いたほうが夏!!って感じしてスキかなー」
志摩「そうか?」
周りは煩く蝉が鳴いている
伊吹「あ、」
足早に歩きしゃがむ伊吹
伊吹「君迷子ー?」
??「…」
志摩「伊吹…?」
伊吹「ねぇ志摩ぁー、この迷子ちゃんどうする?」
伊吹「交番連れてく?」
志摩「…おい、」
伊吹「休憩終わっちゃうよ?志摩ー?」
志摩「伊吹、」
伊吹「志摩?大丈夫?体調悪い?」
志摩「お前…」
志摩「――誰のことを言ってるんだ?」
伊吹「は…、?」
伊吹「いやいやいや、なにいってんの、」
伊吹「え、ここに、ほら、……、ぇ、」
伊吹が振り向いた先には誰もいない
伊吹「は、はあ…?さっきいたよね?」
志摩「最初っからなにもないぞ」
伊吹「え、じゃあさっきのって…」
志摩「…伊吹、切り替えて呑みにでもいくか」
伊吹「志摩、?」
さっきよりも蝉が煩いように聞こえる
志摩(?)「伊吹、ウイスキーでも飲むか」
伊吹「…お前誰だよ、志摩返せよ!」
志摩(?)〚なんで気づイた?〛
伊吹「ッ…」
背筋に嫌な汗が滲む
志摩(?)「…ちッ、」(舌打ち)
突如倒れ込む志摩(?)
伊吹「志摩ッ!!」
抱える伊吹
伊吹「しまっ、志摩!?」
志摩「、ん゙ッ…ぁ…?」
伊吹「志摩、わかる?」
志摩「あ…、?伊吹…?」
伊吹「よかった…」
志摩を離す伊吹
志摩「さっき、お前がなにか見えてて…、」
志摩「それから、伊吹がいないことに気づいて、…」
志摩「さっきからいないって伝えたときから記憶がないんだが…、? 」
伊吹「志摩とり憑かれてたの!!」
志摩「は?なわけないだろ」
伊吹「ほんとだって!志摩に取り憑くなら俺にとり憑けよな…」
志摩「あー、よくいうよな、自己を蔑ろにしてるやつほどとり憑かれやすいとか、伊吹みたいにポジティブなバカとかはとり憑かれにくいとか 」
伊吹「えーそうなの!?てかさらっと俺のことバカって言った」
伊吹「それに、志摩はもっと自分信じろよーだからとり憑かれんだろ」
志摩「合点承知の助笑」
伊吹「全然合点してないし…」
志摩「ほら行くぞ」
伊吹「あー、もう休憩終わりかー、」
志摩「そうだ」
伊吹「はいはーい 」
後日談
志摩を神社に連れてきた伊吹
伊吹「神主のおっちゃん、この人志摩ってんだけど、この前とり憑かれたの!!大丈夫かな、?」
伊吹「あ、俺は伊吹!」
志摩「大丈夫だって言ってんだろー…」
神主「そうですね、志摩さんには守護霊がついていますので、おおかた大丈夫です」
志摩「守護霊?」
伊吹「えっ、あの神様みたいな!?」
神主「いえ、20代ほどの男性です」
志摩「人?」
伊吹「それ大丈夫なやつ…?」
神主「はい、伊吹さんのことも同時に守っているようですよ」
志摩「…もしかして、オールバックのような髪で二重目の男ですか?」
神主「えぇ、そうですが、…ご友人ですか?」
志摩「…はい」
神主「よほど大切に思われていたのでしょうね」
志摩「そうですか…ありがとうございました」
神主「いえいえ、いつでもまたいらしてください」
伊吹「え、なになに、あ、おっちゃんありがとー! 」
伊吹「え、どういうこと?」
志摩「……香坂だ」
伊吹「…え」
志摩「あいつ…」
伊吹「笑笑、いーじゃん、香坂ちゃん、サンキューな」
志摩「まあ、ありがとな、香坂」
個人的に伊吹と志摩は香坂ちゃんに守られててほしい