「フロリジナル」
〜歌詞物語〜
大)はぁ”はぁ”痛ったッ。
緑が深いこの森。
一体どれくらい歩いたのだろう。
もう、疲れた。
大)もぉ”、疲れた”。
だけど、この森のその先にある町へ。
怪我は結構してるけど。
大)けど、絶対に諦めたく無いや。
譲れないものなんて沢山あるけど、もう、後戻りは出来ない。
大)はぁ、独りで来るんじゃ無かった。
夜は怖いよ。
独りが怖いのは僕だけじゃ無いよね、、、。
誰かと、共通項が有ったら良いな。
そう思いながら僕は踞った。
大)僕の為に明日が来ます様に。
僕以外の誰かの為に明日が来るなら、そのひとが嫌いになるかも。
そう思いながら、僕は願った。
広い世界だし、僕のこの悩みは、誰かに比べたら唯ぽけだよね、、、。
大)唯ぽけだもんね、、、。慰めてくれないよ
ね。愛してくれないよね。
大)もう、 「愛してる」なんて言葉はもう要ら
ないかも。
そんなことを言う暇が有るなら、その時は
唯々抱きしめて欲しい。
愛してるなんて言葉じゃ信じられない。
本当に愛しているなら行動で示してよ。
大)あれ、滉斗が見える。幻想かな、、?
僕もう駄目かも。可笑しいかも。
若)元貴、。もう大丈夫だよ。ほら、おいで。
大)ありがとう。若井。
若井みたいな人に大切にされたい。
その人に、
若)側に居て良いよ。
言われたい。時間を忘れられるそんな時間を過ごしたい。
誰にも憧れられなかった僕は、色んなことを求めてしまう。
ずっと孤独でも、いつかは、今迄の事全部、全部報われると思ってた。
頭の中ではね、解ってるのこの寂しさの正体が。だけど今日もそんな事は無いって自分に嘘ついてる。
大)ねぇ、若井って僕のこと愛してる?
なんて、もう聞かないよ。
若)ごめんね、、、。
大)え、。
そう言った瞬間若井の声が段々聴こえなくなった。
若)元貴、ごめんね、、、。あぃ、、、。
大)若井?何言ってるの、?聴こえないよ?
ねぇ、何?愛してるって言ってくれたの?
なら僕も愛してる。ねぇ、返事して。
僕の頭は矜羯羅がってしまった。だって、聴こえなくなったかと思うと次は段々見えなくなってきたんだから。
大)ねぇ、若井。どこに居るの?見えないよ。
聴こえないよ。ねぇ。
どうせ、何処か解らなくなってしまうなら、感じられなくなるのなら、始めから触れないでよ。
大)若井。良い匂い。
僕は、若井の匂いを忘れない様に、感じられるうちに嗅いでおいた。
思い出に残して欲しかったから、空の匂いも嗅いでおいた。
最、外へ冒険しに行ったり、沢山の景色を目で見ておけば良かった。
外に出ないから、外の良さなんか忘れてた。
いつも、部屋の中で壮大な景色を想像して、夜になると、消えたくなる。そんな毎日だった。
これがこの僕の導火線。
大)愛してる。
なんてもう言わないで。聴こえなくなった時
その時が一番辛いから。
だから、抱きしめて居て。唯々抱きしめて。
居ないかもしれない、妄想かもしれない若井に向かってそう言った。
大)なんか、感じる気がする。
僕の直感がそう悟った。大丈夫。そう信じて。
嗚呼、最後まで、若井に側に居て欲しかったな。
大)嗚呼、今生きてるんだな。
でも、感じられないから、生きているのか、
分かんないや。
僕は、自分を自分で抱きしめた。独りじゃ無いと信じて。自分を抱きしめた。
けど、僕は悟った。
もう僕は、死ぬんだ。
嗚呼、独り寂しく死ぬのか。嫌だなぁ。
もう駄目だ。
最後までずっと独りだったや。
若井、有り難う。
ばいばい。さようなら。愛してる。
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どうでしたか?書き方を変えて見ました。コメント欄でどっちが良いか、良かったら教えて下さい。リクエストも受け付けています!
それでは、ばいちゃ!
コメント
2件
じゃむちゃんの歌詞物語の中で1番好きかも。 フロリジナル。大好き。 ありがと。