【注意】
・ホラー内容となっております
・流血表現、怪我表現あり
・捏造
・ご本人様とは関係ありませんので迷惑をかけることのないようお願いいたします
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皆さんは、「祠」という物を知っていますか?簡単に言えば神様を祀る小さな建物のことを言いますが……。
……お供え物はしっかりしていますよね?
そうですよね、神様にはお供え物をしないといけませんよね。
もししていなかったらどうなるか……おわかりですよね?
♢ side Meguro Ren
Koji「なんでこんなに買わなアカンのやぁぁ……。」
「しょうがないよ笑、皆が欲しいもの買ったら予定よりこんなに増えちゃったから。」
Koji「はぁ……あの酔っ払い達はホンマに……。」
今日はSnow Man全員で阿部ちゃんの家に泊まっていた。お酒が切らしていたので俺と康二が買いに来て、現在帰り道。
「……ん?」
Koji「何やあれ、扉?」
「……あそこって祠だったっけ。行き道開いてた?」
Koji「祠なんて気にせぇへんから分からんな。」
「とりあえず、通り道の邪魔になるし閉めとこうか。」
Koji「やな。」
俺たちは小さな祠へ通じる扉を閉めて、阿部ちゃんの家へと向かった。
♢
Koji「ただいまー!っておい!寝とるやないか!」
Abe「さっき酔い潰れて寝ちゃった。」
家に着くと、酒やつまみやらを頼んだ張本人達が酒に酔って眠っている。
Hika「とりあえずありがとう2人とも。」
Abe「俺たちだけで飲み直しちゃおうか。」
Date「だね。」
・
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Koji「でなぁ〜?そんときにあべちゃんがさぁ、」
「康二酔すぎ……。」
あれから1時間、次は康二と舘さんが酔ってきていた。
Hika「ほら舘さん、しっかり。」
Date「ん〜ひかるぅ……、」
舘さんは酔うと甘えるようになるし、康二はいつもより引っ付いてくる。
Koji「えへへ〜……れぇん〜、」
「もー……。」
Abe「水持ってくるね。」
と、阿部ちゃんが台所へ行き、高い棚からコップを2つ取り出した。
……その時だった。
Abe「わっ、」
パリーンッ!!
コップが落下し、床で割れてしまった。
Abe「痛っ、!」
Hika「阿部!?」
「だ、大丈夫!?」
急いで見に行くと、床にはコップの破片が散らばり光っている。阿部ちゃんの足からはその破片により出血してしまっていた。
Date「箒と掃除機持ってくるね。」
突然の事でビックリして起きたメンバーも居れば、酔いが覚めたメンバーも居た。
Rau「どうしたの……って、阿部ちゃん血出てる!」
Abe「破片が飛んできて怪我しちゃった……笑」
Hika「いや笑い事じゃないって、とりあえずそこから動くなよ?」
Abe「うん、ありがとう。」
Date「持ってきた。」
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・
Hika「痛くない?」
Abe「うん、歩いても痛くないしちゃんとダンスも出来るよ。」
Rau「明日はダンプラのステージで構成チェックだからね、怪我しないようにしないと。」
「良かったぁ……。」
Rau「……それにしても、この騒動あったのにこの4人起きないね。」
Hika「だな。舘さんに至っては酔い覚めてるし。」
Date「そりゃあんな事あったら覚めるよ。」
Abe「夢の中で楽しんでるね笑」
「気持ち良さそうな顔して……メンバーが怪我したってのにこの人らは……。」
Hika「……まぁ、とりあえずまた飲むか。明日のダンプラは遅い時間だし。」
Rau「だね!」
♢ 【楽屋にて】
Koji「あれ?阿部ちゃんその怪我どしたん?」
Abe「昨日康二達が酔っぱらっちゃったから水あげようと思ってコップ出したら落としちゃって。」
Rau「そうだよ?コップ割れて俺らギャーギャー騒いでたのに4人とも全然起きないんだから!」
Shot「そーなの?」
Date「そうだよ。」
Saku「俺らその間めっちゃ寝てたんだ……。」
Fuka「死んでた説ある。」
Hika「無いわ。」
Fuka「ボケに対して冷たい!!」
「はは……笑」
『皆さーん、準備が出来ましたのでチェックお願いします!』
スタッフさんからの声かけにより、俺達は構成チェックへ向かった。
・
・
・
Hika「阿部はここで、康二はここね。」
Abe「了解。」
Koji「おっけーカフ!」
順調に各自の場所を確認していく。
Hika「で、この振付が終わったら全員こう移動して、入れ替わる感じ。センターの翔太だけは動かずに、いつも通りアドリブで踊ってて欲しい。」
Shot「ん。」
Fuka「ねー照?」
Hika「何?」
Fuka「そこの移動なんだけどさ〜。」
と照君とふっかさんが何やら構成について喋っている。
Saku「今回のダンプラちょー楽しみ!」
Rau「だよね!激しめだけどカッコよくて照君の振付って感じ!」
Date「阿部、足は大丈夫?」
Abe「全然!擦り傷だから支障は無いよ。」
Date「良かった。」
皆が各々雑談をしている中、俺は1人で振付の振り返りをしていた。
「(んー……ここの振付不安だな……でも照君はふっかさんと話してるし……翔太君にでも聞いてみようかな。)」
と、センターで同じく振付の確認をしているであろう翔太君に話しかけようとした時だった。
「しょーたく、」
……シ……ギシ……
「……ん?」
Shot「んあ、何?めめ。」
「(何の音だろう……?)」
Shot「めめ?」
「あ、ごめん。えっと振付の事で……、」
……ギシ、ギシ……
「(大きくなってる……これ、上から?)」
と、大きくなる何か分からない音が上から鳴り響いてる事に気が付き、上を見てみると。
「……は、」
ライトが宙ぶらりんになって揺れている。ギシギシ鳴っていたのはワイヤーが切れている音で、その真下にはちょうど翔太君が居る。
Shot「だからめめってば、」
そう喋りかけた時、ブチッとワイヤーが切れた。
「翔太君っ、!!!」
Shot「え?」
俺は咄嗟に翔太君へ突っ込んだ。
Shot「いっ、!?」
俺達2人は床に倒れ込んだ。その瞬間、ライトが大きな音を立てて床へ落ちる。
Hika「!?、」
Saku「蓮!!?」
Date「翔太、!!!」
Fuka「大丈夫か、!?」
一瞬死んだかと思ったが、目を開けると場は騒然としていた。
……ああ、生きてる。翔太君の鼓動も感じる。
「っ翔太君、大丈夫?」
Shot「あ、ぁ……ありが、と……?」
Hika「怪我無いか?」
「俺達は大丈夫。」
Shot「な、何が起こって……、」
Fuka「ステージ上のスポットライトを吊るしてるワイヤーが老朽化で切れて落ちてきた。」
『皆さんお怪我はありませんか!?特に渡辺さんと目黒さん、!』
「俺らは大丈夫っす。」
『良かった……照明スタッフに問い合せますね。』
Abe「でもめめ凄いね……あの一瞬で翔太に駆け付けたんだ。」
「上から変な音がしてたから、もしかしてって思っただけ。とりあえず翔太君に怪我無くて良かった。」
Shot「助かった、ありがとう。」
Koji「ホンマに良かった……。」
Rau「昨日から不幸続きだね……厄年かなぁ……。」
コメント
1件
すごい好きです!続き楽しみにしてます!