テラーノベル
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「あ、「看守」さん!」
おれは元気な声の聞こえた方を向いた。
部屋の隅に、枝豆シャモが立っていた。
「枝豆シャモか。」
「尋問するのでしょう?お願いします。」
枝豆シャモは何かを決めたような顔でこっちを向いた。
「それでは、始める。」
「….君は、誰の命を奪ったのか。」
「義父と義兄です。」
「義父と義兄、?」
「ええ。ボクはいろいろあってこうなんですよ。」
「えっと__その鼻、は?」
「あぁ、これですか?これは、教育の印ですよ。」
「義父さんたちが教えてくれたんです。完璧を。」
「………………….」
「どうしたんですか?」
おれは何もなかったように返した。
「いや、何もない。」
「ならいいですけど…」
「なぁ、聞いていいか?」
「え、逆に聞いてくださいよ。聞くのが仕事でしょう?」
「君は罪を犯したとき、どんな気持ちだった?」
「………..」
枝豆シャモはしばらく黙り込んだ。
「すごく、嬉しかったです。」
その続きを聞きたかったが、時間が来てしまった。
「時間が来たようだ。」
「ええ。それでは。」
「囚人番号〔02〕番。枝豆シャモ。」
「君の罪を、語れ。」
【看守との面識は?】
なぜか見たことのありそうな顔ですが………..思い出せません。
【将来の夢は?】
完璧な先生になって、子供たちに教育をしっかりする事です。
【囚人で仲がいいのは?】
同じ学校のアユくん、マシラさん、タイマイくんとは仲がいいです。
【後悔は?】
全くありません。
コメント
3件
わあ……第6話、読み終わりました。枝豆シャモの尋問シーン、すごく胸が締め付けられました。「教育の印」という言葉と、「嬉しかった」という告白のギャップが切なくて。あの鼻の傷に込められた背景を思うと、彼女の無表情な口調が逆に痛々しかったです。完全に罪を肯定しているように見えて、どこかで壊れてしまった子どもの姿が透けて見えるようでした。eigetsuさんの描く心理描写、やっぱり繊細で好きです。続きが気になります。
eigetsu
31
#🔞なし
eigetsu
20
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