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⚠️ 将来軸 日向翔陽、影山飛雄、宮侑
家緒sid
「 あ、あの…!わ、私…み、み、宮侑選手のファ、ファンで…!!あの…サ、サインもらっても良いですか…?! 」
僕の腕にがっちり掴まって震えながら宮選手に声をかけた。
「 んお、俺?俺んこと好きなん?見る目あるやん。ええでええで。書いたろ 」
「 はぁ!!!、私今日死んでも良い…!! 」
サインを書いてくれてる間に寧音はとっても饒舌に語った。
「 私…!!だって、9歳の時から推してるんだよ!!?人生のほぼ半分宮選手に費やしてきたんだよ?! 」
「 す、すごいね…それより寧音、掴んでる力強すぎ… 」
「 み、宮選手はね!?稲荷崎に居る時から凄くてね?!春高見に行った時にホントに惚れちゃって… 」
僕が止めても止まる訳もなく寧音のマシンガントークは続く。
「 私が初めて宮選手見たのは…宮選手が高2の時で、しかも烏野とやってたんだけどね。もうまじでかっこよくって…!!曲止めるんだよ?! 」
「 え、きょ、曲を止める…? 」
「 そう!!こう、手を横にして指揮者みたいにこう…!! 」
「 ちょ、待って。聞いてたらめっちゃ俺んこと推してくれてるやん?!あと高校のそれ禁句!!ちょっと恥ずかしなるから…!! 」
小声で宮選手が寧音に言った。
「 あ、そ、そうなんですね…!! 」
そして手渡されたサインを見て喜んでいた。
「 よ、良かったね… 」
「 え、ちょっと待って…私、今日から一週間、宮選手と一緒に生活するってこと…!? 」
「 ご、語弊はあるけど… 」
「 もう無理~!!私死んじゃう…!! 」
「 あ、名前教えてや。せっかくなら仲良うしたいし 」
「 え、えっと、烏野高校2年のほ、本田寧音です…!! 」
「 あ、同じく烏野高校2年の家緒一花です。 」
「 寧音くんと一花くんな。よろしゅうなぁ 」
「 あ、あの…良ければちゃん付けで呼んで頂けないでしょうか… 」
「 全然ええけど…せやったら寧音ちゃんやな 」
「 あぁ…最高です、ありがとうございます。大好きです。ずっと推します。 」
「 ほんまぁ?せやったらうれしいわぁ 」
…寧音が幸せならいいか。
嘉宮彩葉sid
ん、あの遅刻して来たんってこの前の子やん。
…日向選手と知り合いなんかな。
ま、ええわ。
音駒の連中、なんや仲良さそうやん。
練習試合とかしたんかな。
あ、せや。あとで宮選手のサイン貰お。
「 お前、何考えとんねん。りっちゃん呼んどったで 」
後ろから音葉が声をかける。
「 なんも考えてへんし!てか音葉、お前足を音無さすぎんねん!こわいわ!忍者か! 」
「 お前、ホンマ今日うっさいな。 」
桜芽sid
稔と話してて不意に飛和の方を見ると影山選手に質問攻めしていた。
「 食事で気にしてる事ってありますか 」
「 何歳からバレー始めましたか 」
「 チームメイトとのコミュニケーションってどうすれば上手くできますか 」
でも影山選手は律儀に質問をひとつひとつ答えて行く。
「 食事…とにかくスタミナは切らさない様にタンパク質ちゃんと取って絶対果物とかビタミンを取ること…あと家帰ってちゃんと飯食って寝る…っすかね 」
「 バレーは小2からだから…7歳とか…? 」
「 チームメイトとのコミュニケーション…俺もあんま得意じゃないけど、まぁ…コートには6人居て、俺1人で試合してるんじゃないからその…なんというか… 」
飛和は影山に似てるって言ってた武田先生の言葉か今なんか理解できた。
たしかに似てる。
バレーが大好きで、バレーに関わる事ならなんでも一生懸命になれる…
武田先生ってすげぇ…
そして俺が翔陽の横で稔と話してると翔陽は嬉しそうな顔をした。
「 ん、桜芽の友達?はじめまして 」
翔陽は稔にそう言っていつもみたいな太陽みたいな笑顔を見せた。
「 は、はじめまして…音駒高校2年…七沢稔です… 」
「 2年ってことは桜芽の1個上か…稔くん…でいいかな…稔くんは大人っぽいなぁ 」
「 え、いや…別にそんな事は… 」
さすがにバレーにそんな関心なさそうな稔でもちょっと緊張してるように見えた。
まぁ稔もさすがに選手を前にしたら緊張するよね