儚い恋を墓場まで。
これは、僕が高校生の頃のお話。
人生の中で一番ときめいて、哀しいお話。
春と言えば新学期。新しいクラスが楽しみで、ワクワクドキドキだった3年生
☃️「おぉ〜!■もMENもおる!!」
僕は覚えてる、3年間君とクラスが一緒だったことを。
僕と一緒のクラスで笑ってくれてるのかただの笑みなのか…その時はすごく気になった。
この時「僕と同じクラスで嬉しい?」なんて小さい事もこの頃は恥ずかしくて聞けなかった。
今でも思う、もしも聞けてたら…って だって5年経った今もこのこと引きずっちゃうんだもん。
■「おらふくん次移動教室だよー」
☃️「あ、ごめーん!少し遅くなるから先に行ってて!」
いつも僕に移動教室なの教えてくれたのは君だった、 なのに「先に行ってて」これが毎回口癖。 僕には人の心があったのだろうか、?
■「おらふくん休日遊ばない?」
☃️「えっ!遊ぶ遊ぶ!!」
■「どこで遊ぶ…? おらふくんの好きなところでいいよ。」
☃️「いいの!? じゃあ僕は〜〜〜〜!!〜〜!」
■「〜〜〜!〜〜!!」
初めて僕を遊びに誘ってくれた時は1年生の秋だった、
その時その時君は僕に行きたい場所を決めさせてくれて僕はその優しさに気づけなかった。
君は行きたい場所とかなかったの…、、?
今日も僕は出かける、車で10分くらいの君の家に。
君の家に着くなり僕は昔のことを君に語り掛ける。
帰ってくるはずのない返事を涙を流して期待する…、あの時ああしていれば、あの時はこうだったよね、
線香の匂いが鼻を通る、煙たい…けど人生の中で君を唯一感じられる時間でもあるから嫌いでは無い。
ねぇ、今僕どんな顔してる?、、、
勿論僕が君のことが好きだっただなんて君に言える訳もない…それならこの『儚い恋』を墓場まで持っていくよ。