1. 不穏な匂い
ジリリリ!
目覚まし時計が鳴り響く。
私は立花彩。中学1年生の女子学生。今日も黒木くんと朝からランニングをしに行くところ。
ガチャ
彩「行ってきまーす」
黒木くんとランニングをする。
黒木「あ、アーヤ、おはよう。」
アーヤは私のあだ名。
黒木「今日は、若武から重大発表があるって行ってたぜ。いかにも嬉しそうだったよ。午後一時に若武の書斎で集合だって。」
げっ!、また若武が目立ちたがってる。この性格でまた危険を招かなければいいんだけど・・・
彩「じゃ、黒木くん、またね。」
ガチャ
彩「ただいま〜」
母「おかえり。早く準備して行きなさいよ。」
1分後
彩「いってきまーす。」
中学校についた。
今日はなんだか時間がすぎるのが早く感じた。
みんな「さようならー。」
ちょっと若武が嬉しそうだったって・・・今日はなんだかすごく重大事件だと思う。
若武の書斎についた。
若武「よお、諸君。今日は嬉しいことがあるぜ。」
上杉くんがゲッ、と言わんばかりの顔をしていた。みんなの反応は、いつもこんな感じ。私も、いつもこう。
小塚「嬉しいことって、何?」
小塚くんがいつものようにおっとりした感じで言った。いつも、若武の目立ちたがりに耐えれるのって、すごいことだと思う。
若武「それはな、俺の学校の通学路で不発弾が見つかったんだ。」
上杉、彩、黒木、小塚「え〜〜〜〜っ!」
若武「触って見たところ・・・ちょっと軽かったぜ。」
ばかっ!何してんだ!いつもいつもお前のせいで危険な事になってんだろっ!もうそろそろ反省しろっ!このバカ武
っ!
上杉くんが若武の頭をごついた。
上杉「ばか!さわるなっ!爆発したらどうするんだっ!いつ爆発してもわからないんだぞっ!」
若武「わりぃわりぃ。わかったわかった。」
上杉くんって、怒ったらすごく怖い。若武もいつもあんな感じだ。ほんとに反省してんのかな?
小塚「でも、まだそれを見ないと不発弾だと断定できないよ。また次にそこに行こう。」
さっすが!社理の小塚っ!あっ、社理の小塚は、社会と理科が得意だから、それを略して、社理科の小塚だよ。
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