テラーノベル
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そんなある日、先輩がいる二年三組へ届け物を僕が届けることになった。先輩がいるわけないじゃん……
でも、違った。そう、先輩がいたんだ。
思わず声が出てしまった。みるみる恥ずかしくなっていく。
恥ずかしくなったけど、無事に届けれた。
恥ずかしくなったから、二年三組へ行かないことにした。でも……
本当は行きたい。緊張しているだけで、緊張というものがなかったら、行けたはずなのに。
誰か、見られてる感じがする。廊下の方を見てみよう。
なんとあの、先輩がいたんだ。来てくれた。うれしい……!
廊下に行ってみると、やっぱり、先輩がいた。間違ってはいなかったんだ。
「どうした、んですか……?」
先輩の久しぶりの声が聞こえた。
「ごめんね。風邪引いちゃって、学校休んじゃった。」
なんだ……よかった!病気とかだったら嫌だったよ。待ってた!
「今は、大丈夫、ですか?」
「うん!大丈夫だよ!」
「それなら、よかった!」
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