「好き」
メッセージに既読が付く。
あーあ…言っちまった
この関係とはもうオサラバかな。
カチ、とボタンを押して、画面を切る。
もう凛とは話せないのかな。
もう凛とサッカーできないのかな。
ピロン、とスマホの通知が鳴る。
チラッと見ると、凛からだった。
メッセージを開く.
「なんで 」
思ってた返事と違ってて驚きながらも、
「なんで、って? 」
と返信する。
「なんで俺なんかが」
なんでってなんだよ.全部好きだよ…
「髪も、顔も、性格も、仕草も全部好きだよ。」
既読がついた。
返事がこない…
ショックだったけど、まぁ…仕方がないかな
男がこんな文章送って、気持ち悪いよな
数分後、またピロンと通知が鳴った。
見ると、凛からマップが送られてきた。
見てみると、鎌倉のどこかだった。
どこだろう。ここ
「行ってみるか…」
_
ついた…
ここ、多分凛の家だよな。
一回深呼吸をし、インターホンを鳴らす。
「…入れ 」
インターホン越しに凛の声が聞こえる.
「お邪魔します、」
「…ん」
緊張する。
というか、気まずい。
二階に上がって、
凛の部屋に入る。
「適当に座っとけ」
凛は、部屋を出てった。
あー…これからどうすればいいのだろう。
としばらく悩んでいると、凛がお茶を持ってきてくれた。
「麦茶でよかったか。」
「あ、、うん。平気」
気まずい…
「…お前は 」
「、ん?」
「お前はなんで俺を選ぶ?」
は?
「どういうこと、?」
「お前は、U20戦で兄貴に選ばれた」
「あぁ…うん、? 」
「お前は兄貴に認められた。」
「俺と顔はそっくり。」
「兄貴でいいだろ」
「俺は!!」
「お前じゃなきゃダメなんだよ!!!」
「冴とお前は違う!!!」
…勢いで言っちまったぁ、、、
_
凛side
「俺は!!」
「お前じゃなきゃダメなんだよ!!! 」
「冴とお前は違う!!!」
潔はそう言った。
どうせ
「どうせお前も捨てるんだろ!!!」
「俺を、いつか捨てるんだろ!!!!!」
「兄貴だってそうだった…」
「ずっと一緒だって言ってた…」
「にいちゃんと一緒にストライカーになるって…」
「そうやって言ってた癖に!!兄貴は…」
「にいちゃんは俺を捨てたんだ!!!」
「どうせお前も俺を捨てるんだろ…」
「もう期待したくない…」
「凛。」
「なんだよ…嫌いになったか!!俺のことを!!」
「初めて見た。」
は、、?
「凛が、そんなに俺のことで全力になってるの。」
「辛かったな、凛」
と潔に言われ、抱きしめられた。
もう、人を信用したくないのに
捨てられたら、きっと自ら命を断つぐらい辛いだろうに。
「俺は、」
「凛を捨てたりしない」
「もし捨てたりなんかしたら、その手で殴っても、殺してもいい。」
「…本当かよ」
「うん。」
「誓える? 」
「誓える。」
「神に誓って?」
「神に誓って。」
「だって、俺は凛を」
「愛してるから」
「凛」
「俺と付き合ってください。」
「…すてたらころす」
fin.
コメント
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ガチめにお前天才、…💕💕👍🏻 俺もないものが勃った、…(((((殴 ほんとに神ッッ!!!🥹💕💕 好きッ、…!!👍🏻💕💕 無理、!💕💕(?)
ちょ頑張ったからいいねくれ