サーが懲罰室に連れて行かれた
僕は授業後 廊下を歩いていた。
幸いにも先程の授業で今日の予定は消え去った
何をしようか。1人なんて久々だ
そんなことを考えていたら
ふと思ってしまった。
何故|《愛人形》《ドール》は
恋をしては行けないのだろう。
何故恋をしたら《自壊人形》になるのだろう
実際 ならなかったのもいるだろう。
だって僕は恋をしている愛人形を知っている
アイツの元に 久々に行こうか。
「たーのもー!!」
「わ…久々だねガー君」
「ガッ君って何回言ったら分かるんだ…」
「ご…ごめんね。覚えるの苦手で…」
すーぐ忘れるんだから…
「久しぶり灰被り姫」
「覚えててくれたんだ…嬉しい」
灰被り姫
童話人形
髪はロングでサラサラなベージュ色
黒色の簪を刺してる
両目は前髪で隠れているが
前髪を上げたら可愛い
まぁ僕ほどでは無いけど!!!!
目の色はガラスの様な透き通った青
服はくすんだ水色にグレーの組み合わせの
ロリィタ系ドレス
本が好きで、恋愛小説をよく読んでいる。
でも不思議。恋をしちゃいけないのに
なんでそんな本があるんだろう。
クラスはC と平凡
「それで。恋の方は順調?」
僕は辺りを見渡して、誰もいない事を確認すると彼女に告げる
彼女は顔を上げ、明るい口調で言った
「うんっ、!彼も本が好きなんだって…!」
それはそれは、いい話だ
「それで…さ、」
空気が重くなった。
灰被り姫は此方をじっと見た
普段見えない瞳が見える程
近距離で
「ど…どうした」
食い気味で彼女は言う
「告白がね…したいの」
「……え」
コメント
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シンデレラちゃん...!!ドールだけれど恋をしている、告白をしようとしている....うわー!続きが気になる〜!!今回もちょー面白かったです!次回も楽しみにしてます!!