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①平均♡50
②オールキャラ出演
③キャラ崩壊しない
もちろん、メインは隊長と学園長、秦中一家ですが、せっかくなら…と。
頑張ります。基本ギャグ…です。
所詮4等兵のギャグです。付き合ってくれる方は楽しんでください。あと、すんごい謎時空です。…4人目前だけど京都修学旅行後って感じかな…?
🧣「…」
☀️「飯綱くぅ〜ん」
🧣「…いや、何も言わないでくれ…」
飯綱の服を掴んで盾にしている晴明。今日は休日出勤である。はっきり言ってしんどい。もうめちゃくちゃしんどいのに、出勤30秒で胃が痛んだ。廊下まで晴明と楽しく話していた。しかし、職員室に入った途端に学園長の部屋から聞こえる怒号。そして、金をせがむ聞き覚えのある声
☀️「えぇ…ここで仕事したくなぁ〜い…」
🧣「それには同感だ…」
☀️「飯綱くん、学園長と仲いいじゃない」
🧣「お前には言われたくない」
現在午前9時半。仕事が終わるまであと5時間ある。もう泣きたかった
🧣「…やるかぁ」
☀️「そうだね…」
トボトボ自分の席向かう2人
🎭「ほんとうっせぇなぁ!!!!別に野垂れ死のうが俺には関係ねーんだよ!!!!!!」
🐦⬛「えー!あっちゃんひどい!!!僕らの仲じゃん!!!!!」
🎭「んな綺麗な関係じゃねぇだろ!!!!!」
🐦⬛「ほんっっっとに、50万くらいでいいから!」
🎭「くらいって額じゃねぇんだよ!!!!!」
全く終わる気配がしない。動物妖怪としての勘がそんなすぐには終わらないと告げていた
☀️「飯綱くん、しりとりしない?」
🧣「…いいぞ」
☀️「じゃあ…セーラー!!」
🧣「あ?ら?」
☀️「どっちでもいいよ 」
🧣「…飴」
☀️「めくじら」
🧣「らっこ」
☀️「コアラ」
しりとりでもして怒号をかき消さねば精神的にきつい。最初は楽しかったが、だんだん飯綱はイライラしてきていた
🧣「ら….?…ラジオ、体操 」
☀️「受け皿」
🧣「だぁ!!ら責めすんな!!!」
☀️「え〜こういうのが楽しいんじゃないか」
🧣「ふざっけんな、何が楽しいんだよ?!」
☀️「いや〜…飯綱くんの勉強にもなるし…?」
🧣「ぐっっ…」
飯綱が底抜けの馬鹿なら晴明は天井を突き破る天才だ。特殊フェチのせいで変態だが、勉強はもうめちゃくちゃできる。晴明にそう言われれば、飯綱は何も返せなくなるのだった。しかし、怒鳴ったのがいけなかったんだろう
🐦⬛「ねーお金ちょうだい🥺?」
🧣☀️「え?!」
🎭「2人ともいたんですか」
いつの間にか喧嘩を辞めていた2人に驚いた
☀️「あ、学園長に戻ってる」
🎭「はい?」
☀️「さっきまで怒った飯綱くんみたいな言葉遣いだったのに」
🧣「クソが…」
☀️「え、ちょ、飯綱くん?!なに!!」
🧣「面倒なこと言いやがって…!」
🎭「おや、何が面倒なんです?」
🧣「おっさんは黙っ…あ」
ゴツンッッッッッッ
🐦⬛「うわぁぁぁ…」
☀️「ひぃぃっっ…」
道満は飯綱の頭に拳骨を落とした。飯綱の頭は、およそ人の頭からなるとは思えない音を出した。ただ引くだけの2人がいた
🧣「いっっっっってぇぇ…」
🎭「教育的指導です」
🧣「くそっっ…」
🎭「減給しないだけ感謝しなさい」
🧣「はい…」
しかし、
🐦⬛「え…ピンピンしすぎじゃない…?」
☀️「飯綱くん、大丈夫?」
あれだけの音をさせておきながら、飯綱は頭をさするだけである
🧣「あーまあな…。慣れた」
🐦⬛☀️「慣れた?!」
🧣「この学校の生徒の時もやられたしな」
🎭「まったく君は手のかかる子でしたからね」
🐦⬛「え、ヤンチャしてたの?」
☀️「飯綱くんは、元ヤンです」
🐦⬛「へ〜」
🧣「おい、勝手にバラすな。今は真面目に生きてんだ」
🎭「貴方達の今月の破壊額だしてあげましょうか?」
🧣「あー…ご勘弁を…」
🎭「さて、では飯綱くん。それ、駆除してくれません?」
それ、といって指を刺されたのは烏だった
🐦⬛「え〜そんな〜酷いよあっちゃん〜!!!!」
🎭「さ、飯綱くん。頑張ってください」
🧣「…」
🐦⬛「待って眼鏡くん!!」
🧣「なんです?」
🐦⬛「50万くれたら帰る」
🧣「あ“…?」
🐦⬛「ぉぉ…いや、僕は屈しないぞ!!!
ね〜可哀想な僕に恩赦とかないの?」
🧣「…あんた、俺の毛刈ろうとしてたよな?」
🐦⬛☀️🎭「あ」
🧣「…その度胸に免じて骨の2、3本で勘弁してやるよ…!」
パキキ
指の関節を鳴らす飯綱。斬るわけではなく、本気で折るようだ
🐦⬛「あっちゃん…?君どんな教育したの…?」
🎭「そういう教育しました 」
🧣「言い残すことは?」
🐦⬛「え…これ絶対骨で終わらないやつじゃん!、ちょ、たん…」
🧣「潔く…。おられろ!!!」
🐦⬛「マージで勘弁ーーーーーーーーーー」
💍「飯綱くん?」
蘭丸の絶叫と同時に職員室に入ってきたのは、荊棘だった
🧣「荊棘ちゃん?なんでここに?」
💍「お弁当…ごめんなぁ」
🧣「…あ、そっか。わざわざありがとう」
💍「元はと言えば忘れたんはウチやし…」
🧣「いや…俺の方こそ気、使えなくてごめんね」
先ほどまでの雰囲気はどこへやら。荊棘の登場により穏やかになった隙に逃げようと試みた蘭丸。しかし、がっちり道満に捕まえられていた。晴明は、先ほど蘭丸が抵抗してことで散らばった書類を片付けていた
💍「学園長、お久しぶりです。…えっと、もしかして…」
🐦⬛「あ、荊棘!!」
🧣「あ”?」
🐦⬛「…覚えてる?」
💍「先生…」
🧣☀️「え」
🎭「そういえば、そうですね」
💍「さっき飯綱くんに詰め寄られてましたけど…何しはったんです?」
🐦⬛「なんも。酷いよね〜」
💍「飯綱くんはやり返しすぎて怒られるタイプです。自分からはやりません」
🐦⬛「えぇ〜…」
🎭「それもどうかと思いますけどね」
🧣「あっっはははは…」
💍「で、何しはったんです?」
🐦⬛「ちょっとお金貸してって言っただけ」
🎭「50万でいいから頂戴ってせがんでただけです」
💍「…へぇ」
🐦⬛「あっちゃんの裏切り者!!…えっと、違う…」
もはや先ほどの飯綱のようだ。やはり、長年一緒にいるとそういうところって似るのかなと1人寂しく考える晴明がいた
🐦⬛「お願い!!助けて!!!!!」
💍「…飯綱くん、先生と一緒に住んでもええ?」
🧣「え…」
💍「1週間一緒に…というか、まあ…その…」
🧣「俺は荊棘ちゃんがいいなら良いよ」
🎭「そこまでしなくていいでしょう、コレに」
🐦⬛「あっちゃん??」
💍「えっと…この際、言わせてもらいますが、学園長」
🎭「なんです?」
💍「飯綱くんは家政婦とちゃいますよ?」
🎭「え」
💍「休日出勤ついでに部屋の片付けさせてるの知ってるんですよ?」
🧣「えっと…それは、」
💍「学生時代分の返済やろ?…にしても、や。人にしっかりしろいうからには自分もいくらオフとはいえ最低限しっかりするとこはするべきとちゃいます?」
🎭「…」
💍「やけん、1週間2人とも面倒見てあげます。3食ちゃんと出します。そのかわり、ちゃんと生活に必要なことを覚えること。頭ええんやから覚えられますよね?」
🎭🐦⬛「はい…」
☀️「お、お強い…」
🧣「じゃ、今日…いや、明日から?」
💍「今日家来てもろて、明日から本格的に開始や!!」
🧣「わかったよ」
💍「あ、ごめん飯綱くん!」
🧣「いいよ。楽しくなりそうだし。…送って行く?」
💍「監視しとるわ」
🧣「わかった。調子悪くなったりしたら、遠慮なく言って。…いいですか、学園長」
🎭「もう好きにしてください…」
蘭丸までもが諦めムードである。こうして、蘭丸と道満のお泊まり会が決定した
☀️「じゃあね、飯綱くん、荊棘さん。…お疲れ様でした…」
ひと足先に職員室を出て行った晴明
💍「ほな、行きますか」
🎭「繋げてあるので行けますよ」
💍「え…じゃあ、お言葉に甘えて」
🐦⬛「眼鏡くん…?」
🧣「何か?」
🐦⬛「なんかさっきから怖いんだけど…」
🧣「…いえ。ただ、文句言わないでくださね」
🐦⬛「え?」
🎭「ほら、行きますよ」
🐦⬛「うひょー!!ここが荊棘んち?」
💍「そうです」
🎭「貴方頑張りましたね」
🧣「まあ…」
💍「あ、せやった。学園長、子供おるのは知ってます?」
🎭「…ええ。…え、大丈夫ですよね」
ああ、傷のことだろう。道満はいつもの仮面をつけた。が、なにか嫌な予感がするのだ
🧣「問題あるみたいに言わないでくれます?」
自分は問題だらけだったが、子供達に問題はない。そんなふうに言われるのは心外だった
💍「ただいま〜おそうなってごめんなぁ」
🎀「ママ!!おかえり!!パパも!」
🍼👾「おかえりーー!!」
扉を開けると、奥から子供が走ってきた。飯綱の子供達だ
🎀「それが、パパのボス?」
🎭🐦⬛「ボス? 」
🧣「まあ、そんなとこかな」
上司なのであながち間違ってはいないだろう
🎀「年収は?」
🎭「…」
だいぶませたことを聞いてくる。年収?普通この歳で気にするか?
🐦⬛「僕は大体月収3万円かな」
少ねえ。何やってんだと思う道満と、なんか可哀想になってきた飯綱だった
🎀「ああ、だからパパなのね」
🧣「え?」
全くもって意味を理解できない父・秦中飯綱。そんな飯綱を待たずにどんどん話が進んでいった
🎀「パパ弱そうだからたかりにきたんだ」
🧣「咲鬼ちゃん?!」
👾「パパ見た目ナヨナヨしてて馬鹿だし弱そうだけど、すんごい強いんだぞ!、」
🍼「うー!!」
🧣「加前くん?太一くん??」
可愛い子供達から言外に頼りにならない宣言をされ、人知れずライフが0になった飯綱だった
🐦⬛「いや〜たかろうなんて思ってないよ。君たちのお父さんの怖さは十分知ったから」
🎀「ふーん?」
🐦⬛「眼鏡くん?」
🧣「…」
🐦⬛「眼鏡くん?!」
そこにはライフが残っていない飯綱が放心して立っていた
🎭「まったく何やってんですか。ほら、シャキッとしなさい」
🧣「ううぅ…」
まだショックから立ち直れない飯綱の背をさすり、とりあえず慰めることにした
🎭「ほら、リビングどこですか?というか、あがって良いですか?」
🧣「…こっちです 」
いまだにダメージの抜けきらない飯綱だったが、いつまでも玄関で相手、というのは良くないと判断はできるようだった
💍「ここでのルールは2つ、①悪事はしない。パチンコもダメです②…飯綱くんをあんまりいじめんこと。えええですか?」
🎭「…はい」
🐦⬛「あれ、眼鏡くんは?」
💍「…ついてきてください」
🎀「パパーごめんね?」
🧣「いや…馬鹿なのは事実だから」
🍼「あー…」
そこには、部屋の隅で体育座りをして子供達に慰められる飯綱がいた
🧣「このまま風に煽られてどっか消えたい…」
🎀「ママまもらないの?」
🧣「守る…」
🎀「しゃっきとしなさい!めげずにすすめばいいのよ!!」
🧣「うん…」
👾「パパー?明日遊べる??」
🧣「んー…遊べるよ。どこか行きたいところあるの?」
👾「パパかえってくるのひさしぶりだからあれやりたいの!!」
🧣「そういえば最近やってなかったな…よし、じゃあやるか」
👾「わーい!!!」
🍼「うーーー!!」
🎭「立ち直るの早いですね…」
飯綱は打たれ弱いが立ち直るのは早いのだ。注射(対たかはし)は例外として…
明日から、本格的に始まるらしい。今日はゆっくり寝よう。そして蘭丸と道満は早々に寝たのだった