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入学式もすぐ終わった。そりゃあ、ほいほい、事件が起きたらさすがの僕でも困るのだ。
「はい。じゃあー、つぎ。」
吸血鬼になってしまった僕だが。遅ばせながら自己紹介をしようと思う。
「はい、日上正午です。字は、お昼の正午、」
僕の名前は日上正午。吸血鬼として一体どうなのだろうか。そりゃあ吸血鬼になる前提で名をつけた訳では無いが。
挨拶が終わり、先生がなにか取りに出て、周りはどうやら学校が同じ人らで話し始めた。
羨ましい限りだ。
「ねぇ君、」
「え、あ、な、なに?」
急に女の子が声をかけてきた。ひとりで黙るのにも耐えられなくなったのだろうか?
あまり覚えていないが、大した会話はしていないように思う。
やれやれ、と疲れてしまい、そのまま家に帰った。
「やぁ、どうだったかな?」
聞きたいことなんて、言いたいことなんていくらでもあるが、ろくでもないことしか言わないと分かっているから何も言わなかった。
「それにしても、あの女の子には気を付けてね、?」
「な、なんのことですか、?」
「え?だから」
あの時話しかけてきた女か、というかそもそもなぜ知っている。
「わかるさ俺の血が入っているんだよ?」
そういうものなのか、?ずっと閉鎖的な空間に二人でいたから、そんなのを知るタイミングなどなかった。
「まぁとにかくあの女はやめなよ?」
「…うるさいですよ、」
バタンと正午が部屋に入った瞬間
「女と言っていいのかな、?」
次の日。あいつが起きてこないうちにさっさと学校へ向かった。
「あ、おはよ、正午くん」
「お、おはよう」
その子は花に水をやっていた。
「えっと、」
「これね、入学式に使われてたお花なの」
入学式が行われていた体育館に、置かれていた花か、
その子は顔を赤らめながら
「ふ、二人きりだね、」
「あ、そうだね」
「…………来るのはやいね、」
なんといえばいいのか分からなかった。
黙っている間に日が、少し上がり始めた。
まるで真夏のようだ。
「やっと、日が当たったよ。」
植物のツルのようなものがぼくに目掛けて飛んできた
「な、は、ええ?」
「お前が、ハリス・レッドの眷属だろう!?」
ハリス・レッドはあの吸血鬼の名前だ。
そもそもこんな女だったのか?
ガラガラと扉が開いた。まずい、一般生徒が巻き込まれ…
「正午!忘れ物だぞ!」
「あ、」
ニヤリとあいつは笑った
「ご本人登場か!やはり眷属の近くをはるのがいちばんだな!」
まぁ、普通にボコボコにされた。そりゃそうだろう。ハリスは強いのだ。とっとこあいつは逃げていった。
「あいつは、」
「植物のような化け物だ。日が強いと光合成をするのか、なんなのかわからんが強くなる。」
「曖昧……」
「くそぉ!なんなんだ!…女として張り込めば男はイチコロで簡単にーとか言われたからせっかくこの体を用意したってのに…」
「ゼッテェ、ゼッテェ殺してやる!まずは雑魚眷属からだ!一体一なら負けねぇはずだ…待ってろ、待ってろ、ふへへははは」
「あれ結局女ですか?」
「男じゃないかな?」
コメント
1件
うわ、一気に不穏になってきましたね……!第1話での静かな導入から一転、まさか女の子が植物系モンスターだったとは。しかも「女と言っていいのかな?」のハリスの意味深なセリフが効いてます。眷属と元凶の関係のリア充っぷりも、ツッコミどころ満載で笑いました(笑)。次どうなるのか気になります!