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前置き 、キャラ設定 などは前ページをご覧 ください。
・日帝 × イタ王 。シリアスです 。( 少し史実あります )
それと 、今まで漢字一字表記にしてきたんですけど、普通に国名の方がいいですかね… ?
良かったらご意見お願いします …
・ナチス・ドイツ→卍 表記です。(これももしご意見があれば 表記の仕方変えるかもです… )
それではどうぞ~
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畳の上に敷かれた布団 。
その中で熟睡しているのは 、2つの国であった 。
そのうちの一つが 、ぱちっと目を開いた 。
イタ王「… ん~ …もう朝 ?」
壁にかかった時計にちらりと目をやる 。
どうやらもう朝の6時らしい 。
イタ王「あー早いなぁ… 、もうちょっと寝たかったんね~… 」
いつもイタ王はこの時間になると起床して 、台所に向かう 。
そして朝ごはんを作る。これが彼のルーティーン だった。
イタ王「… 日帝はまだ眠ってるんね」
イタ王は 隣で寝ている日帝をちらりと見ると、そっとキスをした 。
軽いリップ音が響く 。
イタ王「… さ〜てとっ! 今日も頑張りますかぁ~ 」
イタ王は眠い目を擦りながら 、台所へと向かうのだった____ 。
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ジュージュー 、と美味しそうな音と香りが台所から漂う 。
すると 、階段の方から足音が聞こえてくる 。
日帝「ん~… 、おはよう」
イタ王「あ 、おはようなんね~ !!」
眠い目を擦りながら 、イタ王に挨拶を言うのは恋人の日帝だ 。
日帝「美味しそうな匂いだな」
イタ王「でしょ !! ioの特製目玉焼きなんね~ 」
イタ王の目玉焼きを見ると 、日帝は目を輝かせた。
日帝「… うまそ」
えっへへ~ 、と照れ笑いするイタ王と 、そんなイタ王と一緒に 料理を運ぶ日帝。
これが日常だった 。
おそらく はたから見れば、如何にも仲睦まじい カップルだろう。
たが 、実際は________ 。
⋈⋆⋅⋆⋅⋆⋈⋆⋅⋆⋅⋆⋈⋆⋅⋆⋅⋆⋈
ある日のこと 。
イタ王は プレゼントを企画していた 。
イタ王「ね~ね~!日帝!!」
日帝「ん? どうした… ?」
イタ王「じゃっじゃーん !!」
そう言ってイタ王が日帝の目の前に差し出したのは 、たくさんの花が織り込まれた 綺麗な花束だった 。
日帝「おお… !これ、イタ王が作ったのか ?」
イタ王「うん !丹精込めて作ったんね !!」
日帝「ありがとう 、すごく嬉しいぞ」
日帝は穏やかな笑みを浮かべる 。
これがイタ王にはとてつもなく 輝いて見えるのだから 、イタ王はやはり 日帝にゾッコンだった。
日帝「これ 、何の花なんだ?」
その花束の中でも大部分を占める 白い花を指さして 、日帝は尋ねた 。
イタ王「えっとねー… マトリカリアっていう花 !」
日帝「へぇ 、知らなかったな」
マトリカリア 、別名 ナツシロギクはキク科の多年草で 、デイジーやカモミールに似た 白い花が特徴的だ 。
イタ王「実はその花は 、見た目だけじゃなくて 、花言葉の意味で 選んだんね!」
日帝「花言葉 、か… 詳しく知らないが、どんな意味なんだ ?」
イタ王「うーん… 内緒!」
日帝「えぇ… ケチだなぁ」
イタ王「知らない日帝が悪い んね~」
日帝「そういうものなのか… 、とりあえず 、この花束は大切に飾って おくぞ 」
日帝はそう言って 、共同スペースの 棚のところに花束を飾った 。
イタ王は 、その途端とんでもなく 幸せな気持ちになった気がした 。
ここまでは 、平和だった 。
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日帝が仕事の間 、イタ王は少し遠くの街に出て 買い物をしていた。
イタ王「~~~~~~~ ♪」
鼻歌を歌っている最中 、イタ王の目に飛び込んだのはとんでもない光景だった 。
イタ王「… ?」
イタ王「( あの後ろ姿は 日帝… と、誰… ? )」
イタ王「… ナチっ !?」
イタ王は いきなり大きい声で言葉を発する 。
驚いた周りの人たちが こちらを凝視してくるが 、そんなのどうでもいい 。
イタ王は 、日帝と卍に飛び掛かる____
寸前のところで 、足を止めた。
イタ王「( いや、もしかしたら仕事の付き合いかもしれない … うん、そうなんね!! )」
あの日帝が浮気なんかする筈ない____ という希望を込めて 、イタ王は2人の視察を続ける ことにした。
日帝と卍を追う 。
やがて2人は 、人の少ない小道に入った 。
イタ王「( ッ … イヤな予感… )」
日帝「なぁ 、ナチス」
イタ王「( 日帝がなんか言ってるんね… )」
卍「… 、どうした?」
日帝「俺さ 、もう…の…… が ………たいんだよね」
イタ王「( なんて… ? )」
卍「あー 、それずっと言ってるよな ?もう____ ればいいじゃん 」
日帝「でもさ 、なんか色々言ってきそうだし… めんどくさいんだよな 」
イタ王「( 仕事の愚痴とか … ? )」
卍「… ホントさ 、なんで 付き合ったんだよ 」
卍「” イタ王 “なんかと」
イタ王「…っ !?」
日帝「いや 、ノリだって… もっと短く切り上げようと 思ったんだけどな… ( 笑 )」
イタ王の胸に込み上げたのは 、怒りでも悲しみでもない 。
ただの” 虚無 “だった 。
イタ王は 、かつて様々な人に裏切られてきた 。
『 敗戦国 』だからという理由で 、どれだけの奴らに 仲間はずれにされたかは 定かでない 。
そんな中で 、手を差し伸べてくれたのは 、同じく敗戦国である 日帝だった 。
イタ王「なのに 、なのに… 」
今まで散々の人に 裏切られてきた 。
もう慣れたのに 。
慣れたのに 。
肋骨の中の赤い塊は 留まるところを 知らず 、どんどんと鼓動が速くなる 。
胸が張り裂けそうだ 。
イタ王「 …もういいや 」
イタ王の中で 、何かがプツンと切れる音がした 。
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次の日 、イタ王はまた 昨日と同じように目覚める 。
隣にいるのは日帝 。
変わらない毎日 、どんなに辛いことがあっても 、それは『 明日 』という存在に塗り替えられる ものだ 。
イタ王「ちょっとぉ〜 日帝!」
日帝「ん? どうした… ?」
イタ王「じゃんっ !!」
そう言ってイタ王が日帝の目の前に差し出したのは 、一本の花だった 。
日帝「ありがとう 、すごく嬉しいぞ」
日帝は、あの日と変わらない 、穏やかな笑みを浮かべる 。
これがイタ王にはとてつもなくどす黒く見えるのだから 、人間とは不思議なものだ 。
日帝「これ 、何の花なんだ?」
その花を指さして 、日帝は尋ねた。
イタ王「…スグリっていう 花なんね!」
スグリはスグリ科の多年生植物で 、黄色〜 淡いピンク色の小さな花と 、強い酸味が 特徴だ。
イタ王「実はその花は、花言葉の意味で 選んだんね!」
日帝「花言葉 、か… 詳しく知らないが、どんな意味なんだ ?」
イタ王「え〜… 秘密 !」
日帝「えぇ… ケチだなぁ」
イタ王「知らない日帝が悪い っ!」
日帝「そういうものなのか… 、とりあえず 、この花束は大切に飾って おくぞ 」
だんだん日帝の声が遠ざかっていく 。
驚くくらい あの日と同じだった 。
イタ王「(あの何も知らない頃に戻れたら いいのに、なーんて … )」
日帝はきっと 、頭の中では卍のことを考えているんだろう 。
そう考えるとどうにも苦しいが 、もうイタ王はもう囚われないと決めた 。
イタ王「( 過ぎたことを悔やんでも 、仕方ないんね)」
夜 。辺りは暗い 。
イタ王は窓の外の景色を眺める 。
それは 、今まで見たどんな景色よりも 綺麗だった 。
~ end ~
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読んでいただき有難うございます。
締まらない終わり方だとは思うのですが …
最後に マトリカリアとスグリの花言葉を お教えしておきます 。
マトリカリア 『 集う喜び 』 『 深い愛情 』など
スグリ 『 あなたに嫌われたら私は死にます 』など