(4章)有戦if前提のホルシディ
シディが有戦にヨーメイと行ってかなりストーリーが進んだあと。ヨーメイが救われて光に帰って行った後、どうすればいいか分からないシディという前提。
割とシディもホルスに依存してるしホルスはシディの事大好き。普通に恋人してるけど別に付き合ってない(当たり前っちゃ当たり前)
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ヨーメイが、今日有情解放戦線を離れた。何もそれは裏切りでは無い。しかし以前のようなスパイでも無い。俺らに認められて、救われて行ったんだ。俺にも、機会は与えられた。二人は優しいから、裏切った俺にも、救われる機会をくれたんだ。でも、断ることも、乗ることもできなかった。どうすればいいか分からなかった。その時になって急に何も、自分が思い出せなくなって、わからなくなった。口を聞けなくなった。
鏡の前に立つと、当たり前のように自分の姿が映る。自分のことながら、ずいぶん酷い顔をしている自覚はある。
俺はもう、自分のことすら自分でわからなくなった。しっかり意識がある時間の方が短い。
誰かに答えを貰いたい。俺じゃ無い誰かが俺を見て判断してくれ、俺は救われるべきなのか、そうで無いのか。目を閉じると、その拍子に涙が頬を伝った。
ーー
「おはよう。シディ」
眠っていたシディが目を開ける。辺りを見回して状況を理解したようだ。
「ホルス…なぜ?」
シディはここにいるのが不思議だと感じているようだ。
「あら、私に聞かないで?私が貴方を呼んだんじゃ無いのよ。貴方に呼ばれたから出て来たの」
「…」
シディが何をいうでもなく私を見つめる。
「どうしたの?そんなに見つめて」
「…お前は、…変わらないな」
シディは安心するでもなく、表情を変えずにそう言った。今までそんなことを言われることはなかったのだが、
「変わる機会なんてなかったわよね?それに、貴方を愛しているのは変わらないわ」
「っ…」
私の言葉を聞いて、シディが突然迷子になったような表情をする。
シディのことはずっと見ていた。けれど、思っていたより精神的に参っているのかもしれない。私が、手を差し伸べるべきかもしれない。
「シディ」
「ッ!」
あくまで優しく、シディの体を抱きしめる。
「貴方は、全て抱える必要はないの。思い出さなくていいのよ」
頭を撫でながらゆっくり、シディがしっかり聞けるように話す。
「ほる、す…」
そうしていると、シディが力を抜いて私に体を委ねた。
「貴方は、私を愛してる?」
唐突にそう聞いても、シディは驚かなかった。
「…分からない。」
「そう、ふふ、分からなくていいのよ。思い出さなくて良い。私だけが貴方をずっと、愛していられるのよ」
「…」
引き寄せた体を離して、シディにキスをする。
「、!」
「貴方は、考えなくて良いわ、分からなくて良い。今まで、いろんなことを考えすぎて、疲れてるのよ」
「ぁ…、」
「悲しむ必要もないわ。苦しまなくても良い。私に、身を委ねて、楽にしていいのよ。ここくらいでは」
そう言ってもう一度口付ける。今度は深く、長く。舌も入れるとシディの体が強ばるが、それも徐々に力が抜けていく。
「ん……っは、ホルス……」
「ふふ、可愛いわね」
耳元で囁くと、シディが震えた。
「っ……ホルス……」
シディが私の服を掴む。その仕草が可愛くて、つい意地悪をしたくなる。
「シディ?」
「いい、のか、俺は…」
「いいの。貴方がどれだけ責任を感じようと、私には及ばないものばかりよ。なにも気にしなくていい。溺れていればいいのよ」
「無理だ、おれ、には…」
「えぇ、そうでしょうね。貴方は優しいから、全てを忘れるなんて、簡単にできないでしょう。だから、私が手伝ってあげるわ」
いつだかのようにシディの頬を舌で舐める。あの頃に比べたら、シディは、随分変わった。
シディの腰を引き寄せて服の中にすっと手を入れる。
「ホルスっ……」
「あら、どうしたの?」
「いや、その……」
シディが口籠もる。
「ふふ、貴方はいつもそうね。」
「大丈夫よ。何も考えなくて良いわ」
そう言ってもう一度口付ける。舌を絡めるとシディから力が抜けていくのがわかる。そのままズボンの中に手を入れる。
「ん……っ、あ……」
そして下着越しにそれを手で包むようにして触ると、シディが声を漏らす。
「ふふ、可愛い」
「ホルスっ……もぅ、いいから……」
「どうして?」
「……恥ずかしいんだ」
そう言って顔を赤くするシディを見て思わず笑みがこぼれる。
「あら、恥ずかしがらないでいいのに。私は貴方の全てが見たいのよ」
そう言って直接手で触れる。
「っ……」
「ほら、もうこんなになってる」
シディのそこは既に硬くなっていて、少し擦るとさらに大きくなった。
「ホルス……っ」
「大丈夫よ。貴方はただ気持ち良くなっていればいいの」
そう言って上下に動かすと、シディが私の肩を掴む手に力が入る。
「ホルスっ…ぅ、あ…やだ、なんか、くる、…」
「えぇ、良いわよ。出しても」
そう言って手を早める。するとすぐに私の手の中で達した。
「っ、ホルス……すまない……」
「謝ることなんてないわ。ほら、まだ元気ね」
そう言ってシディのものを撫でるとまた少し大きくなった。
「ホルス……その、もう……」
「だめよ。貴方が、忘れられるまでするわ」
そう言ってもう一度手を動かすと今度はすぐに達してしまった。
「は、…っ、ほる、す…もう、いいから…」
「そう?なら、」
頭をぶつけないようにシディを押し倒す。
「っ、ホルス……」
「大丈夫よ。痛くしないわ」
そう言ってシディの服を脱がせると、恥ずかしそうに顔を背けた。
「あら、可愛いわね」
「ホルス……その……」
「なぁに?」
「……なんでもない」
そう言うとシディは黙った。私は気にせず行為を続ける。片方の乳首を口に含んで舌で転がす。もう片方は手で優しく揉む。するとすぐに硬くなった。
「ん……っ、ホルス……」
「気持ち良い?」
「ぅ……っあ、」
強く吸い付くとシディが声を漏らした。そのまましばらく続けていると、シディのものがまた大きくなった。
「ホルスっ……もう……」
「あら、まだだめよ」
そう言って今度はそれを口に含む。するとすぐに達してしまったけれど、私は口を離さなかった。そのまま飲み込む。
「ホルスっ……!?なにを、」
「ふふ、美味しかったわ」
「なっ……」
シディが顔を真っ赤にしている。どうしてそんなに可愛い反応が出来るのだろうか。
シディの口に2本の指をいれる。
「ッ!?」
「ほら、舐めて」
「ん……っ、ふ……」
シディが私の指を舐める。少し苦しそうに頑張る姿が可愛い。
「もう良いわよ」
「ッは、ぁ…、ふ…っ」
その指でシディの後ろに挿れる。
「ッなに、!?」
「大丈夫よ。力を抜いて」
そう言ってゆっくり指を動かす。シディは異物感に顔を顰めている。
「ホルスっ……、それ、いやだ……」
「どうして?」
「へんなかんじがする……」
そう言われて思わず笑みがこぼれる。
「ふふ、そうね。でもすぐに慣れるわ」
そう言って指をもう一本増やすとシディの体が跳ねた。そのまま中を広げるように動かすと段々と柔らかくなっていくのがわかる。
「ぁ、♡、ぅ…なんで、ッ」
「男性でも、なかできもち良くなれるのよ」
そう言いながら前立腺に指を当てるとシディの体がビクッと揺れた。
「ッなに、♡ぁ、あ、だめ、そこ、おかしい…♡」
「ここ、好きでしょう?」
「ぁ、あ……ッ♡だめ、なんかくる……っ♡」
シディが足を閉じようとするのを手で押さえる。そのまま前立腺を刺激し続けると、シディはまた達した。
「ッは…ほるす、やだ…」
「ふふ、ごめんなさいね」
そう言って指を引き抜くと、それだけでも感じてしまうのか体が震えた。
自分のものを取り出す。それを見たシディが一瞬怯えた表情を見せた。
「大丈夫よ。ゆっくりするから」
そう言ってゆっくりと挿れていくと、シディが苦しそうな声を上げた。
「っ…あ”、…ホルス、くるし……」
「もう少しだから頑張ってね」
全て入りきると一度動きを止める。するとシディは安心したように息を吐いた。落ち着くまでそのまま動かずにいる。
「シディ」
「っ…?」
「動いても良いかしら」
「え、あ……」
「大丈夫よ。優しくするから」
そう言って少しずつ動き始める。最初は苦しそうな声を漏らしていたシディだったが、段々と快感の方が強くなってきたのか声に甘さが混じってきた。
「ホルスっ……ぁ、あ……ッ♡」
「ふふ、可愛いわね」
そう言うと中がきゅっと締まった。本当に可愛らしい反応だ。思わず笑みがこぼれる。
「きもちいい?」
「ッ、ぅ、…♡」
まだ、理性が残ってるみたいだ。
「シディ、素直になって」
「ッ、♡ぅ……ホルスっ……」
「なぁに?」
「……きもちいぃ……ッ♡」
そう言って私に抱きついてくる。可愛い。本当に可愛い。もっと可愛がりたくなる。
「ふふ、そうよね。気持ち良いわよね」
「ほるす……」
シディの額にキスをして頭を撫でると嬉しそうに手に擦り寄ってくる。まるで本当に犬のようだ。その仕草一つ一つが愛おしいと思うと同時に壊したくなる衝動に駆られる。
「…こっちだって我慢しているのだけどね」
「♡…?」
「なんでもないわ。」
そう言って動きを速めるとシディの声も大きくなる。
「ッホルスっ……、だめ、またくる……っ♡」
「えぇ、いいわよ」
そう言って奥を突くとシディが達した。中が締まる感覚に私も中に出したようだ。するとそれにも感じたのか体が震えた。自分には感覚が無いのが少し申し訳なくなる。温度差を感じていないか。
「ぅ……ほるす……」
「ふふ、あぁ、可愛いわね」
「も、でない…」
「そう?なら好都合ね」
もう一度抽挿を始める。
「あ♡ッ!?ぅ、なんで…♡」
「会話できなくなるくらいになるまでしないと、意味がないからね。今度は中だけでイってみましょうか」
「なか、?どういう、ッ」
「こういうことよ」
そう言って前立腺を刺激する。するとすぐにシディが達した。
「ッ、♡ぅ”〜〜〜〜っ♡♡♡」
「ふふ、上手にイけたわね」
そう言って頭を撫でると嬉しそうにする。
「可愛いわね」
そう言いながらまた腰を動かす。
「気絶するまでしたら、精神空間から出られるわ」
「ぁ、…ぇ…?」
シディがこの言葉を聞いて軽く絶望したような表情になる。
「大丈夫。私がちゃんと気持ち良くしてあげるわ」
「ぁ、…いや、だめ、だ…こわれる、」
「いいじゃない。おかしくなって、壊れるくらいが、貴方にはちょうどいいわ」
「やだ、こわい……ほるす……」
「大丈夫よ。怖くないわ」
そう言ってシディに口付けると安心したように舌を絡めてくる。そのまま激しく動かすとすぐに達してしまったようだ。私も中に出す。それでもまだ足りないので何度も繰り返す。
「ッ♡あ”、ッ!」
「ふふ、可愛いわね」
そう言うとまた中が締まった。本当に可愛らしい人だ。こんなに快楽に弱いなんて思わなかったけれど、それもまた愛おしいと思う。
「ぁ♡、ッほるす、なんか、くる、ッやだ♡」
「シディ、我慢しなくていいのよ?」
「ちが、ッ♡これ、なんか…ッ♡」
「大丈夫よ。ほら、イッて」
「ぁ、ッだめ、へんだから、ッ♡」
急に必死に止めようとするシディに不思議に思いながらシディのものに触れる。
「ッ♡!?…ッほるす、ぁ♡、だめッ♡♡」
「シディ?」
「、ッく、ぁ♡♡」
プシャーッ♡とシディのものから液体が吹き出る。シディは意味がわからないのか頭にはてなを浮かべている。
「あぁ、…ふふ♡シディ…潮吹きしちゃったのね」
「ッ、ぁ♡……しお?」
シディが肩で息をしながら聞いてくる。
「えぇ、女の子みたいにイッちゃったのよ」
「……っ♡」
羞恥に顔を赤くするシディを見て思わず笑みがこぼれる。本当に可愛らしい人だ。
「ふふ、可愛いわね」
そう言いながらまた動きを再開するとシディは驚いたような声を上げた。まだ中イキの余韻が残っているようだ。
「そんなに気持ちよくなってくれてうれしいわ」
そう言って奥を突くとシディが達した。それと同時に私も中に出す。
「はッ、…ふ、…ぁ…♡」
「ふふ、可愛いわね」
そう言って頭を撫でる。快楽に戸惑って強張ったシディの表情から少し力が抜ける。
その後も何度も繰り返した後、半分気絶しているシディの中から抜いた。するとそこからは大量の白濁液が流れ出てくる。それがあまりにも官能的で思わず見とれてしまった。
「…ホルス…」
「あら、もう正気に戻ったの?」
「あぁ。……その、すまない」
シディが申し訳なさそうにする。私は微笑んで首を振った。
「謝ることではないわ。それにとても可愛かったもの」
そう言うとシディの顔が赤くなる。本当に可愛らしい人だ。思わず抱きしめるとシディも抱きしめ返してくれた。そのまましばらくシディが離れるまでそのまでいた。
「…すまない、」
「いいのよ。私はいつでも貴方を愛しているから」
「…ありがとう。」
「それで、シディ。このままだと貴方が体調崩しちゃうのよ」
シディはさっきシてからそのままの姿だ。それを言われてからハッとしたようにシディは恥ずかしそうにした。
「…わす、れてた。…すまない。」
「ふふ、謝らなくていいのに。ちょっとごめんなさいね」
シディの後ろに指をゆっくり挿れる。
「ッぁ、ホルス!?」
「ちゃんと綺麗にしないとね」
そう言って中のものを掻き出す。私が出したものが出てくるのを見てシディは恥ずかしそうに身を捩った。
「ぁ、♡ぅ、……っ♡」
「あら、どうしたの?出してるだけよ」
「…ふ、ッぅ、なんでも、…ないッ♡」
そう言いながらも少し息が荒くなっていた。本当に可愛らしい人だ。明らか感じているのに誤魔化しているのが可愛くて思わず意地悪したくなってしまう。指を前立腺に掠める。
「ッ♡!?、ぁ、…ホルス…ッ!」
「あら、どうしたの?」
「っ、……いじわるしないでくれ……」
と言ってきた。私は思わず笑ってしまいそうになる。本当に可愛らしい人だ。
「ごめんなさいね。貴方が可愛くてつい」
そう言って頭を撫でると嬉しそうにするからもっと意地悪したくなるけれど我慢することにする。これ以上すると嫌われてしまうかもしれないものね。
「……ホルス?」
「なんでもないわ」
そう言いながら指を引き抜くとシディが名残惜しそうな声を出したのでまた挿れたくなってしまう衝動に駆られるがなんとか抑えて後処理を終える。
「…ホルス、ほんとに、……ごめん」
落ち着いたのかシディが申し訳なさそうに謝る。
「あなたは、……少し休んでいいの」
そう言ってシディを抱き寄せ頭を撫でているとすぐに眠ってしまったようだ。私はしばらくその寝顔を眺めていた。
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