コメント
4件
泣きます〜(T ^ T)これで、泣かない人居ません〜😭
⚠️attention⚠️
BL表現あり
nmmn注意
ご本人様には一切関係ありません
紫桃
R18
オメガバース(初めてなので、少し設定がおかしい所があるかもしれません)
モブと恋愛関係の描写あり
俺は意を決して、大きく息を吸い、真剣にパソコンとにらめっこをしているその背中に、言葉をかけた。
🌸「ねぇ、いるま…」
緊張のせいで、吸った息の多さの割に声が小さい。
📢「ん…?」
俺の恋人は、俺が名前を呼ぶと、いつも通りの優しい声で返事をする。
🌸「俺たちさ…もう、終わりにしよ…」
ゆるゆるとこちらを向いたいるまは、驚きもせず、少しだけ悲しそうな顔をして、
📢「…そう、だな…」
とだけ呟いて、俺の提案を受け入れた。
俺たちは数日前に浮気をした。
俺は取引先の人と。
いるまは新しいスタッフと。
俺は先方と会った瞬間、“運命の番”だと確信して、身体が勝手に発情した。
イケナイコトだと分かっていても、本能には、
“運命”には、逆らえなかった。
それは、いるまも同じだったようで、本能に抗えず、体を重ねてしまったことを、俺に報告してきた。
もちろん、このまま俺たちが恋人で居続ける、という選択肢も無かった訳では無い。
しかし、またいつ、こうなることか分からない状況だと、お互い不安定になってしまうから。
もう、他人と行為をしてしまったから。
どちらも、幸せには、なれないから。
きっと、別れて、忘れるのが、一番良いのだと、ケジメをつけるべきだと、俺たちは自分自身に言い聞かせた。
全ては、俺たちが…“運命”ではなかったから。
📢「らん…いいか?」
🌸「…うん、いるま…」
いるまの端正な顔が迫って来て、俺をソファに押し倒す。
押し倒されながら見た、机の上に置いてあった、いるまのパソコンの画面には、
「運命の番 変更方法」などと言った、馬鹿らしい文字列が検索欄に映し出されていた。
🌸「ぅ゙ッ、あッ…//♡」
📢「んッ…はッ、♡」
部屋には、らんの喘ぎ声と俺の吐息、肉と肉がぶつかる鈍い音で満たされていた。
🌸「ぃるま゙ッ…//」
俺の体の下に居るらんが、今にも泣きそうな声で名前を呼ぶから、
いつもは「カワイイ」とか、「キモチイ」としか思わないのに、どうしても悲しさが横入りしてくる。
これで最後なのにな、
そう考えながら、俺はらんの腰を持って、力いっぱい打ち付ける。
🌸「ん゙ッ、やぁ゙ッ…//♡」
📢「らんッ…♡」
🌸「ッいるまぁ…んッ//」
名前を呼ぶ度に、名前を呼ばれる度に、鼻の奥がツンとする。
行為に集中したいのに、
これで体を重ねるのは最後、だとか、
こうやって、らんの名前を呼べるのは、あと何回なんだろうか、とか。
余計なことばっか心に浮かんで、脳を支配する。
📢「ごめんなッ…」
罪悪感から、自然と謝罪の言葉を紡ぐ。
🌸「ん゙、あッ〜〜//♡」
らんを上擦った声で鳴かせて、俺の脳内を満たしたい。
🌸「いるまッ♡もっとッ…//♡」
とろけた顔でこちらを見つめ、俺を求めるその瞳は、今までで一番愛おしい。
📢「らんッ、くたばんなよッ…♡」
🌸「ぁ゙ッ〜〜♡」
何度、うなじを噛もうと思ったか。
何度、ナカに出してしまおうと思ったか。
どちらも叶わぬまま、この関係を終えることになる。
俺たちは番にはならなかった。
それぞれの活動・生活を大事にして、とのことであったから。
それでも、恋人ではあったし、らんがヒートの時には、俺が相手だった。
🌸「ぁッ…//ぃるまッ、いきそッ…///♡」
📢「んッ♡、いいよ//」
🌸「いっしょにッ、♡」
ギュッ、とらんが俺の手を握ってくる。
それに応えるように、俺も強く握り返し、ピストンを速くする。
俺より大きくて、案外男らしくゴツゴツしたこの手が大好きだった。
うなじは噛めないから、代わりに首元を舐める。
🌸「んッ…ぁ゙〜〜ッッッ///♡」
📢「ん゙ッ〜〜ッッ//♡」
らんの白濁液が俺の顔にかかり、それを見たらんが満足そうにして、頬にキスを落とす。
そして、いつものように、愛おしそうに目を細めて、名前を呼んでくれる。
🌸「いるま…//♡」
この表情も、仕草も、もう、俺だけのものでは、無くなってしまうのだろうか。
📢「荷物、ダンボールに入れ忘れないか?」
🌸「うん、大丈夫だと思う」
今日で俺たちの愛の巣は売り払うことになっている。
既に、部屋は空っぽで、あとは俺たちが出て行くだけ。
別々の場所で暮らすのだ。
これから、「ただいま」を言っても、いるまの返事は帰ってこないし、
たまに作ってくれる、あまり上手とは言い難いけど、愛情深くて、世界一美味しい晩御飯が並んでることもない。
寝る前にベッドで一緒にドラマを観ることもないし、
結局いるまが先に寝て、俺が布団を掛けてやることもない。
朝起きた時、腰にいるまが抱き着いていることだって、もう二度とない。
📢「これから、らんの居ない家に帰んのか…」
きっと、似たようなことを考えている。
涙が零れてしまうから、今のはいるまの独り言ということにして、返事はしなかった。
📢「らん、」
前を向くと、目の縁いっぱいに涙を溜めている、いるまが居た。
📢「愛してるっ…」
耐えられなくなったのか、ポロポロと涙を溢れさせて俺を抱きしめながら愛の言葉を吐く。
📢「愛してるからっ…!」
そう言って、また、力を強くして抱きしめる。
🌸「っ俺もッ…愛してる、!」
気付いたら、俺の頬にも涙が伝っていた。
🌸「ぅあ゙ッ…ぃるまぁ゙ッ…」
“運命”とは何だろうか。
きっと、最初から神様が決めてたことで、言わば“必然”。
では、俺たちの出会いは?
きっと、奇跡的に出会い、恋をし、愛し合った、人生のイレギュラーである“偶然”だろう。
そうでなければ、“運命の番”がいるまではないことに、説明がつかない。
おかしいだろ。
こんなに愛し合ってるのに。
こんなにも、一緒に居たいと心から思ってるのに。
俺たちだって、出来るなら、運命に抗いたかった。
でも、俺たちはお互いその提案は出来なかった。
“運命”と言うものが、どれ程強力かが分かったからだ。
俺たちの愛では、“運命”は動かせなかった。
📢「“運命”って、残酷だな…ッ」
本当にその通りだと思う。
📢「らん、」
🌸「いるま…」
その言葉を合図に、口付けをする。
君と、最後の___