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わんく
🌷× 🍫
可愛い花柄の傘をさしながら私は病院へ向かう
ドアを開ける)
海がよく見える病室に君は気持ちよさそうに眠っている。今にもおはようって言って起きてくれそう、そう思えるくらいだった。
私は病室に来る前に道沿いの花屋で買った白いチューリップを花瓶に入れる。
🍫「気持ちよさそうに寝やがって。今日私の誕生日なんですけど…」
勿論、返事は無い。
病室は点滴が零れ落ちる音だけだった。
私は君が眠っているベッドの横にある椅子を出しちょこっと座る。
🍫「ねぇ!今日、誕生日なんだけどー。誕生日プレゼントよこせよー!」
🍫「ネックレスとか洋服とか?君から貰う指輪だったら私嬉しいよ?」
そういい君の薬指を少し触る。
🍫「君が入院し始めたのいつだっけ…6月、くらいか」
あれは忘れない強い雨が降る日だっだ。
・ ・ ・
ザーー)
🍫「雨やっばぁ…傘持ってないや」
そういい鞄で頭を守りながら走ろうとする。
🌷「ん!えとさん!」
🍫「なおきりさん!ねね!傘持ってたりしない…?」
くすっと君は笑った。
🌷「漢なおきり!天才なのでもちろん持ち歩いています!」
お花柄の可愛い傘だった。
🍫「可愛い傘使ってるんだねw」
🌷「ですよね!このお花とか絶対ゼラニウムですし!これとか!これも…」
🍫「あっははw」
🌷「何笑ってるんですか!w」
🍫「いやwお花のこと語ってるなおきりさん可愛いなってw」
🌷「そ、そーですか?」
そう言いながら照れくさそうに笑っていた。
🍫「うんwそれでですねー、!傘入れさせて貰えませんか…?」
🌷「勿論いいですよ!」
君が傘をバッと広げる。
🌷「〜♪」
なおきりさんと相合傘…恋バナとかしたいけど鼻歌歌ってるし!てか何この曲分かんないし!
🌷「あ、そーいえばえとさんって好きな人いるんですか?」
🍫「えッ?な、なんでそう思うの?」
🌷「だって!肌全然荒れてないですし、今雨降ってて湿気とかあるのに髪の毛ストレートですし!あとなんかいい匂いしますし!」
🌷「あぁ…、!キモかったですよねごめんなさい!!」
🍫「全然!よく気づいたねーw」
🌷「好きな人居るってことですねー?」
🍫「まぁ…うん、」
顔が赤くなってるのを隠すためなおきりさんに顔を見せないようにする
🌷「あ!照れてるー!!」
🍫「うっさい!黙れ!」
くすくすと顔を合わせて笑う。付き合ってたらこれが普通なのかな…
🌷「好きだよ。」
🍫「えっ?」
🌷「告白…しました」
🍫「されました」
あまりにも自然だったからつい固まっちゃった。
🌷「僕は!ずっとえとさんの事…好きでした…。」
🍫「ううん、w私もなおきりさんが好きだよっ!」
なんだろう、恥ずかしい、こんな気持ち初めて
どんどん雨が強くなっていく
🍫「私家こっちだから、ばいばい!そのー…これから?よろしく…」
君は少し下を向きバッと万遍の笑みでこちらを向く
🌷「はい!!よろしくお願いします!!」
・ ・ ・
あの日の後、赤信号なのに走ってきた車に轢かれた。
🍫「起きろよ…おきろよっ..ばかっ!」
🍫「私を待たせんなよ…っ!」
涙が君の手の甲に落ちる。その涙と目が合い、手を握る。
ピトッ
🍫「え…?今、今動いた?」
🍫「ねぇ!なおきりさん分かる?えとだよ!」
彼の綺麗な青色の瞳がばっと開く。
嗚呼、やっと話せる。やっとなおきりさんとまた幸せな日常を贈れる。
🍫「なおきりさん!私…すっごい嬉しいよ!」
🌷「え…ぁ…、」
🍫「ねぇ!私ずっと待ってたんだからね?」
🍫「と、とりあえずナースコール?なのかな、」
🌷「あの!…」
🍫「ん、?」
🌷「その…」
🌷 「‘’誰ですか?”」
久しぶりに聞く君の声はなんだか私には重く、他人の声のように聞こえた。