💙｢あー疲れた…帰ったら何すっかな〜あ、コンビニあるじゃん暑いしアイス買ってこ｣

いつも学校帰りにコンビニに寄り道する俺のルーティーン。でも今日はコンビニ寄ってから別の道を通ってみたくなった

💙｢こっち通ったことないし…遠回りだけどこっち行こー｣

アイスを頬張りながらいつも歩かない道を歩く。なんか特別感があっていいな〜冒険してるって感じで

💙｢んー…ここの通りに出るのか。じゃあ左だな｣

俺が左に曲がろうとすると足元に紙切れが…なにか書いてあるかもしれないと思い拾い上げる。そこに書いてあったのは…

💙｢え…これって電話番号｣

こんなの落とすか？いや、誰かに電話番号教えるのに紙の切れ端に書いて渡そうとしたのかもしれない。だったら警察に届けとくべき？

💙｢いや、持ち帰ろ｣

警察に届けても意味無いもんなこんな紙切れ。持ち帰って細かく破って捨てた方がいいよな

ｶﾞﾁｬ

💙｢ただいまー｣

｢おかえり。あんたテストどうだったの？｣

💙｢あー！後で話す今俺忙しいから｣

｢何で忙しいのよ…｣

母親との会話を適当に済ませ自分の部屋にとじこもる。さっき拾ってきた電話番号の書いてある紙切れをまじまじと見つめてるとなぜか｢これにかけたら誰が出るんだろう｣っていう好奇心にかられた

💙｢…かけるか｣

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

さすがに出ないか…当たり前だよな。いきなり知らない人から電話かかってくるとか怖いもんな

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ……ｶﾞﾁｬ

え、出た。どうしよう…

❤️｢も、もしもし？どちら様ですか｣

あ、男の子かよ。んだよーあわよくばかわいい女の子なんてって思ったのに。しかも声的に学生よな…

💙｢あ、もしもし？初めましてポケカメンです。｣

❤️｢ポケカメンさん…俺まいたけです｣

💙｢いきなりですが…年齢って？｣

❤️｢17です｣

💙｢え？！17！俺と同い年！！｣

❤️｢がち？｣

💙｢がちがち！どこ校なん？｣

❤️｢西校だけど｣

💙｢俺 東校｣

❤️｢え、俺ら学校別…？誰から電話番号聞いたん｣

💙｢あー道にお前の電話番号書いてある紙切れ落ちてて｣

❤️｢あー…俺落としてたんか。拾われたのが優しい人でよかった…｣

💙｢優しくはねぇよww｣

❤️｢せっかくだしさ明日放課後会おうよ｣

💙｢いいよ〜どこ集合にする？｣

❤️｢○○駅で｣

💙｢おっけーあ、俺の事気安くポケって呼んでよ｣

❤️｢うんwわかった 明日楽しみにしてるねポケ｣

💙｢俺も楽しみにしてるwじゃあ明日ね｣

❤️｢うん｣

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同級生の男の子。しかも西校ってめちゃくちゃ頭いいところじゃん…俺の高校から全然遠いところ 明日会うの楽しみやな。