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シオンとアリエルは、スパイダーディザスターを倒し、ダンジョンの奥へと進んでいった。ダンジョンの空気はますます不気味になり、冷たさが身にしみる。壁には古びた遺跡のような文字が刻まれ、シオンはその文字を見て不安を覚える。
シオン:「ここ、ちょっと異様な雰囲気だな…。あんな強いモンスターも出てきたし、まだ何かあるんじゃないか?」
アリエルは無言で歩きながら、前方を見据えている。彼女の表情は険しく、明らかに警戒している様子だ。
アリエル:「このダンジョンは、ただのモンスターの巣ではない。かつて、強大な魔法使いが封印を施した場所と言われているの。だから、ここで何か特別な力が目覚めようとしているのかもしれない。」
シオンはその言葉に驚く。
シオン:「封印…?」
アリエル:「はい。かつて、この場所で魔法使いの戦争があった。その結果、破壊的な魔法の力が残り、封印されている。今、それが何かを引き起こそうとしている。」
シオンはその話を聞いて、さらに警戒心を強めた。しかし、後戻りはできない。アリエルの後に続き、さらに進むしかない。
やがて、二人はダンジョンの深層に到達する。広大な空間が広がり、その中央には巨大なクリスタルがそびえ立っている。その周りには、異常なエネルギーが渦巻いており、まるで何かを呼び覚まそうとしているようだった。
アリエル:「これが…封印の源。あのクリスタルが、このダンジョンに残された魔力の源であり、封印されている力の中心です。」
シオン:「あれって、魔力の塊みたいなものか?」
アリエルはしばらく黙ってそのクリスタルを見つめた後、ゆっくりと答える。
アリエル:「そう。あのクリスタルを壊すことができれば、封印が解ける…だが、そのためには強力な魔法か、非常に特別な力が必要です。」
そのとき、突然、ダンジョンの奥から響くような声が二人に届いた。
声:「…来たな。」
その声に反応するように、クリスタルが激しく光り始め、周囲の空間が歪み出す。シオンはその異常な変化に驚き、アリエルに声をかけた。
シオン:「あれ?なんだかヤバいことが起きてるぞ!」
アリエル:「来るわよ、シオンさん。準備して!」
その瞬間、ダンジョンの中から次々にモンスターが現れ始めた。だが、これまでのモンスターとは異なり、彼らはただの野生の存在ではなく、どこか異常な力を持っているように感じた。
シオン:「な、なんだあれは…?」
現れたのは、巨大な「デスウォーカー」と呼ばれるモンスターだった。身体は黒く、骨のような外殻に覆われており、その目は血のように赤く光っている。しかも、数体が一度に現れた。
アリエル:「あれは、封印された魔法の力が作り出した「死の使徒」たち。今、この場所に残された魔力が暴走し、次々と現れているのよ。これを倒さなければ、もっと強力なモンスターが現れるわ。」
シオンは震えながらも、剣をしっかりと握る。
シオン:「くそ…やるしかない!」
アリエルは素早く魔法の詠唱を始める。
アリエル:「ファイアストーム!」
巨大な炎がデスウォーカーの一体を直撃し、そのモンスターは爆発して消え去った。しかし、他のデスウォーカーたちはその攻撃を受けてもほとんどダメージを受けない。
シオン:「うわっ、全然効いてない…!」
アリエル:「死の使徒は、魔法攻撃に強い…!シオンさん、あなたの盾を活かして戦って!」
シオンは盾を構え、前に出る。デスウォーカーたちが一斉に突進してくる中、彼は盾を使って攻撃を防ぎながら、隙を見て剣で反撃する。しかし、数が多いため、攻撃を避けることができない場面が続く。
そのとき、アリエルが再び動いた。
アリエル:「シオンさん、私はあなたを守るから!全力で戦って!」
アリエルは再び呪文を唱え、今度は「氷の壁」を展開してデスウォーカーたちの進行を一時的に止めた。その隙に、シオンは一気に反撃を仕掛ける。
シオン:「えいっ!」
一体、また一体とデスウォーカーを倒していくが、モンスターの数があまりにも多いため、次々と新しい敵が現れる。
シオン:「どんどん増えていく…!」
そのとき、シオンの体に異変が起きる。彼の胸元で、奇妙な光が煌めき、心臓の鼓動が早くなるのを感じた。
アリエル:「シオンさん!?どうしたの?」
シオンはその光に引き寄せられるように、再び前に進んだ。
シオン(心の中で):「これって…!まさか、俺の中に力が?」
その瞬間、シオンの体に強烈なエネルギーが満ち、彼の剣から青い光が放たれる。デスウォーカーたちはその光に触れると、たちまち粉々に砕け散った。
アリエル:「シオンさん!?それは…」
シオンは自分でも信じられない力に圧倒されながらも、そのまま戦い続ける。光を帯びた剣が次々とデスウォーカーを倒していく。