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T=高野…青リンゴ商会の店長
従業員…若井&涼ちゃん
Tside
「お宅の従業員を私に譲って頂けませんか?」
いかにも高級そうな黒スーツに身を包んだ男は徐にそう言った
「私はこういう者です」
渡された名刺には最近よくテレビで名前を聞く有名企業の名前が書かれていた
「大手企業さんがうちにわざわざ……」
うちは町外れにひっそりと青リンゴ商会という会社を構え、ビルのメンテナンスや清掃作業を行っている。たまに、関内デビルというBARにも赴きそちらでも清掃業も請け負っているが、そこまで有名な会社でもないし、むしろ零細企業といってもいいくらいの小さい会社だ
「そちらにいる、若井君でしたっけ?」
『はいっ!?』
俺の隣に座っていた若井は突然の指名に驚いていた
「彼に私の家の専属清掃員になって欲しいんですよ」
『えっ、・・・ど、どういう事ですか?』
「言葉通りです。私の家で貴方を雇いたいんですよ」
所謂引き抜きというやつ?
でもなんで若井指名?
若井がダメという訳ではないが、他にも出来る清掃員なんて沢山いるのに
怪しすぎる・・・
「若井は我社の大事な従業員です。そんな簡単に譲ることは出来ません」
『高野店長……』
「もちろん、タダとは言いません。…綾華」
その男はパチンっと指を鳴らすと後ろにいた女性がアタッシュケースを取り出し机の上に置いた
「これでいかがでしょう?」
開けたアタッシュケースにはぎゅうぎゅうに現金が詰め込まれていた
「うわぁ…これよくドラマとかで見るやつだぁ…」
後ろで様子をうかがっていた涼ちゃんが思わず感漢の声を出してしまった
「これでも足りないというならまだ有りますよ?」
綾華という女性は再びアタッシュケースを取り出す
「待ってください。我社はお金で大切な従業員を売るような非道な真似なんかしません」
確かにお金がない我が社には喉から手が出る程欲しい大金だが、言葉通り大金に釣られるような愚かな人間ではないしきっぱりと断った
「ふーん……なかなかに強情ですね」
「こちらとしてはあまり手荒な真似はしたくないんですが……」
男の光を持たない眼と視線が合い、思わず唾を飲み込む
男から放たれるどす黒いオーラだろうか…
威圧感がとにかく凄い
「……あ、あのっ」
緊張が漂う雰囲気の中、若井がおずおずと口を開いた
「・・・俺、そちらで働きます」
「若井っ!?お前そんな……っ」
若井の言葉に耳を疑った
こんな怪しげな取引に簡単に承諾してしまうなんてどうかしてる
「これは有難い。自ら希望して頂けるとは」
若井が了承したからか男の纏う空気が少し和らいだ
「但し条件があります」
「良いですよ。貴方が望む事ならなんでも叶えましょう」
「今まで通りこちらでも働かせて下さい。ここは俺にとって大事な職場なので」
「若井っ……」
男のオーラにも怯まず若井ははっきりと言った
「……まぁ、良いでしょう。こちらとしても貴方を縛るつもりはありません。」
男の了承にホッと胸を撫で下ろす若井
「高野店長、涼ちゃん、これなら大丈夫でしょ?」
「お前は良いのか?」
「うん、働く場所が増えたと思って頑張るね」
「若井…、頑張ってね」
涼ちゃんが泣きながら若井に抱きついた
「涼ちゃん、別に辞めるわけじゃないんだから次の仕事の時に会えるでしょ」
よしよしと涼ちゃんを撫でながら若井が慰めてる後ろで、再びあの男からどす黒いオーラを感じゾクリと震える
「さて、お話も纏まったようなので参りましょうか?」
男は涼ちゃんが抱きついていた若井の手を取りドアの方へ歩き出す
「今すぐですか?あ、あの荷物がまだ……」
男の少々強引な行動に戸惑いながら若井も向かう
「後でウチの者が取りに来ますので」
男がそう言うと、3人は颯爽とドアの向こうへ消えて行った
「若井、大丈夫かな…」
涼ちゃんは3人が消えて行ったドアを見ながらポツリと呟く
俺は机に置かれたアタッシュケースを見て、若井の行く末を案じていた
こんだけの短い小説にどれだけ時間かけてるんだっていうね…
途中おかしな文になってたらごめんなさい🥺
本当に待っててくれた人には申し訳ないです。
男の正体は…誰でしょう🤗
一応このお話は❤️💙ベースなんですが、途中リバ有りのモブ❤️表現も有りなので気をつけてお読み下さい🙇♀️
コメント
3件
若さんが右は神ですね。男の正体は大森さんかな?ずっと待ってた作品が更新されて嬉しいです!