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ねこむすび
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2007.4.16
スタン・フォード船長「It’s hot! It’s hot!(訳:熱い!熱い!)」(大声)(02:14:05.2)
アディソン・ブライニー副操縦士「Open it! Open the hatch! The cockpit—the cockpit’s on fire!(訳:開けろ!ハッチを開けろ!コックピットが─コックピットが燃えてる!)」(焦り声)(02:14:07.0)
ケビン・コナー搭乗運用技術者「I’m opening it now!(訳:今開けてる!)」(焦り声)(02:14:09.5)
スタン・フォード船長「The fire! The fire!(訳:火が!火が!)」(焦り声)(02:14:11.1)
ケビン・コナー搭乗運用技術者「Open it! Open it! Damn it! Fuck!(訳:開けろ!開けろ!クソ!クソッタレ!)」(怒鳴り声)(02:14:13.4)
アディソン・ブライニー副操縦士「Keep your head down!!!!Hurry up! Hurry!!! Hur───(訳:頭を低くしろ!!!急げ!急いで!!急──)」(大声)(02:14:17.8)
(衝突音、続いて爆発音)(02:14:21.3)
─通信終了(02:14:24.0)─
有人国際宇宙飛行「スペースマン計画」はこの飛行事故を持って宇宙船と脱出用射出機の全面見直しを開始
1. 【出火原因】 脱出用射出機(イジェクション・システム)の電気回路ショート
コックピットのすぐ近くに配置されていた脱出用射出機の作動用ブースター(固形燃料ロケット)の点火制御基板で、微小な金属ゴミによるショートが発生
これにより、本来は脱出時にしか流れない高電圧の電流が誤って周囲の配線に流れ込み、コックピット裏の電気配線が一瞬で激しく発火
2. 【パニックの要因】 純酸素(または高濃度酸素)環境による火災の急拡大
当時の宇宙船内の環境(または気圧維持システム)に高濃度の酸素が使用されていたため、通常ではあり得ないほどの速度で火の手が回り、スタン・フォード船長が「熱い!」と叫んでから、わずか数秒でコックピット全体が激しい炎と濃煙に包まれた
3. 【致命的な欠陥】 熱歪みによる「ハッチのロック固着」
副操縦士の指示で技術者のコナー氏がすぐに脱出ハッチ(またはコックピット間を仕切る隔壁ハッチ)を開けようとしましたが、火災の猛烈な熱によってハッチの金属製フレームやロック機構が数秒で熱膨張し、歪み、これによりロックが完全に噛み込んでしまい、人間の力ではレバーがびくともしなくなった
ーーーー
ロケットの打ち上げから数十秒後、まだ大気圏内の比較的低い高度(高度数千メートル)を進んでいる最中に火災が発生し、コックピットの制御システムが完全に焼き切れたため、宇宙船は機首を下げて垂直に近い角度で地表へ落下しました
衝突速度:時速約 540 km(約150m/s)
コメント
6件
流石に其の辺は開発側も想定してないだろうから誰も責められんのよな。 本来指示を出す筈の船長からパニックに陥ってしまったのならもう絶望的よ 可哀想に。
775話まで追ってきて、この通信記録形式のエピソードは特に生々しかったです。「熱い!」という叫びから、ハッチが熱歪みで開かなくなるまでの秒単位の緊張感――後ろで淡々と原因を分析するパートと温度差がありすぎて、読んでるほうも息が止まりました。あの冷静な事故調査報告の無情さが、逆に宇宙の厳しさを物語ってますね…。