きりスマです。
なんとなく思いついたのをたまに文にいたします。
ちなみににょた無い。ほのぼの。
とある休日の、日が落ち始めたころ。せっかくだから、とスマイルと2人でソファにてくつろいでいるのだが……
(ずっと本ばっかり。)
そういうやつだって知っているし、いつものことだから今更不安になどならない。問題なのは暇なことだ。
仕方がないしと家事を進めて、終わらせてもいまだに本の虫なもんだから、俺はぼーっとスマイルを眺めることにした。
(こいつ、顔”は”いいんだよなぁ……)
ずっと眺めても気にしない、というか気づいてなさそうなスマイルをいいことに失礼なことを考えているわけだが、こいつは本当に顔が良い。
小さい口も、スッと通った鼻もアメジスト色の綺麗な目もそれを縁取る長いまつ毛も整った位置に配置されている。
この長い前髪がなければよく見えるんだけどな……
視界も悪いだろうに。
そんな具合に眺めていれば流石のスマイルも視線に気づいたようで少しむず痒そうにしている。
その様子がおもしろく、少し笑ってしまった。
「何。」
「いや……」
「前髪、邪魔じゃないのかなって。」
流石にこんな訝しまれたなかで「顔が良いなって。」は恥ずかしいので多少濁しつつ彼の前髪に手を伸ばす。
前髪をどかしてみれば先ほどよりもはっきりとわかるその顔。
「なんだょ……」なんて一層眉を顰められた。
「ねぇ、キスしていい?」
「ほぁあ!?」
急なキス宣言にほほを赤らめている彼に一瞥を投げ、あらわになったおでこにキスをする。
軽いリップ音ののち、沈黙。目の前の彼はゆでたこのように真っ赤。
満足したのと、そろそろご飯を作り始める時間だったので立ち上がる。
すると少し後ろにつんのめったのでふりかえれば相変わらず真っ赤な顔のスマイルが俺の服を引っ掴んでいた。
「スマイル?」
声をかけるも、空いた片手で本を閉じるだけで返事はなし。もう一度声をかけようかと口を開こうとすると急に立ち上がって、
唇に柔らかい感触。
身長差で少し上目遣いのまま、
「口じゃないのか……?」
なんて言われたら顔に熱が集まらないはずもなく。
「ずるいってぇ……」
とりあえずいっぱい抱きしめていっぱいキスしました。まる。
コメント
3件
尊い👍😇
最高です( ´ཫ`)
初コメです!! めちゃめちゃ好きです!