日付は過ぎていき
もう3回目の夏休みに入っていた
1ヶ月半の少し短くて長い夏休み。
ただただ 課題が純情じゃないぐらい
多い。レポート20ページ。
こんなの1ヶ月半でやるものじゃないと、
オールをしてまでやれと言っているもんだ、
ピコン
1人静かな部屋で愚痴愚痴言っていると
私の携帯に一通のメッセージが届いた。
その通知の相手は
○○│きむじゅんぎゅ…。
久しぶりに言った先輩の名前。
メッセージの内容を見てみたら、
「明日空いてる?」
前とは変わらず
たったその1文だけだった。
明日は何も予定は無く、
レポート三昧だと思っていたけど、
明日はチートDayと言うことで
『空いてますよ』
私がそう返信をすると
直ぐに既読がつき。
「なら、○○の家行くね」
「18時に向かう」
そう返信が返ってきて、
「了解です」
と、送り。前と同じように会話が終了した
○○│告白…、とか?
今思えば告白の返事を返していない。
もう半年を経とうとしていた。
もう先輩は目移りしてるだろうと思っていて
謎の余裕を持ちレポートを進める。
ある程度はやったから。
あとはお風呂入ってゆっくり寝ようと思った
その時、
ピーンポーン ピーンポーン ピーンポーン
家のインターホンがしつこく鳴った。
少し腹が立ちイライラしながら玄関へと向かい
ドアアイ を覗くと、
よし│あけてーーーー!
そうしつこく大きい声で言うよしくんがいた。
そして、後ろにも誰かいるように見えた。
ガチャ
仕方なくドアを開けたら
よしくん と おっぱ がいた。
○○│へっ、!?
驚いて声を出した時
2人とも私を見て微笑んだ
じふん│久しぶり、ㅎ
2人とも、去年の冬休み以来だった。
2人の接点は同い年。ただそれだけ。
○○│でも、なんで、?
私が不思議そうにそう聞くと、
おっぱが色々と説明をしてくれた。
よし│○○のおっぱ頼もしいな、笑
そう言いながらまた人の家へと
ズカズカ入って行くよしくん。
それに対して少し注意をするおっぱ。
初めて見る光景にすこし戸惑った。
だけど、微笑ましかった。
じふん│じょんうと連絡とってんの?
おっぱ が リビングにいる私にそう質問してきた。
○○│んー、まぁまぁかな。ㅎ
自分なりには前よりはすごく話せてるし、
心配はいらないと思うんだけど…。
そう思っていると、
おっぱ が近づいてきて、
私のことを抱き寄せた。
じふん│お前も成長したなぁ、ㅎ
そう言って背中をトントンと
優しい手つきでしてくれて。
私なりには頑張ったと、
また改めて実感した。
よし│ずるぅー!!俺もハグする!!
とか、2個上のよしくんが駄々をこね始めて
勢いよく私に抱きついてきた。
○○│くるしいよ、っ。
2人にハグされてる状態。
今年の今日は人一倍暑いと感じられた夏だった
明日は?明後日は?これ以上あるの?
それぐらい、愛と成長そして、友情で溢れた
大学生もこんなに楽しいとか聞いてなかったよ。
誰だっけ、大学はろくな人生にならない とか言った人は、ㅎ
私の頭の中では過去のこと、
そして大嫌いな 義父 が蘇ってきた。
あー。だめじゃん、っ、ㅎ
成長できてないじゃん、ッ。
私は 悔しさ と 申し訳なさ で 涙に溺れて行った。
じふん│おい、っ!!大丈夫か、!
よし│じふなっ。、え、ちょ…、
2人の声は私には届かなかったみたいで
視界が暗くなった。
「 いいじゃん…ㅎㅎ 」
「あー。いい女だよお前、」
「興奮する。っ、ㅎ」
「これ気持ちいいね?♡」
「お父さんって呼んで…?ㅎ」
あぁ。やだやだやだやだやだ。
○○│やだっ!!泣
あれ…?
あいつは…?夢、っ?
私は全ても把握して
胸を撫で下ろし、涙が止まらなかった。
隣には布団をひかずに寝ているおっぱがいた。
嫌な夢だった。
思い出したくない過去が夢になるなんて、ㅎ
馬鹿げたもんだよ。
○○│ちんちゃ。っ、ㅎ
そう呟いて、おっぱの手を握り
もう一度眠りについた。
NEXT >>>