コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
目が覚めた。。
スマホの画面を見ると午前五時…
眠りについたのは三時頃だろうか。。
ふと隣を見ると大きな手があって
ほんの数cmで手が当たって…
ほんの数cmで抱きしめれる…
近くにいるのに遠く感じて…
近くにいるから寂しくて…
離れられるのが裏切られるのが怖い
そんな私においでと
満足感と安心感をくれたあなたに私は何をあげれていただろうか
こんなことをぐるぐると考えている私なんて気にもせず…
スヤスヤと眠っている貴方
そんなあなたのほっぺにそっと口付けをした。
『おはよぉ』
『ごめん。起こしちゃった??』
『んーん。おいでちゅうちよ』
年上なのに甘えたで…僕が居ないとダメな子だと思っていた。
『ねぇどこ触ってんのさ笑』
『僕のお姫様に触ってるだけだよぉぉ♡』
これがいつまでも続くと思ってた。。
この日は久しぶりのお泊まりで色んな思い出ができ…新幹線の前で約束をした
『来月また会いに来るからね…待っててね』と
その来月は来なかった
それからだ…
1ヶ月も経たないうちに
彼のお仕事が忙しくなった。
遠距離ということもあり…
次第に心は離れていった
連絡は返ってこない
寝落ちも無くなって行った
私は寂しさや泣きたい気持ちを踏み潰すかのように友達と遊んだ…
彼から連絡が来ても素直に喜べなくなった
彼を信用出来なくなっていた。
明日。ゲームしよ
明日。寝落ちしよ
明日。明日。
その明日はいつ来るの??
そんな気持ちでいっぱいだった
今思うと待っていれば良かったのかもしれない
そして…その日は突然来た。
【メールのやり取り】
『今日もほとんど連絡無いんだね』
『俺。仕事で帰ってきて疲れてるし』
『そっか』
『中々ムズいっすやりたいこともあるし』
『頑張ってね』
『おやすみ』
私がここで。
素直に寂しいと。今日声聞きたいと。
もうそんなこと考える前に手が動いていた
『別れる。さよなら。』
彼から
『そっか。わかった。今までありがとう』
と返信の後に
【6件のメール】【3件の不在着信】
が入っていた…
私はわざと無視をしていた。
出ていたら。返信したら。
もし。待っていれば。素直になれたら。
彼が私の心の叫びをちゃんと聞いてくれてたら。
別れた後に…色々思ってしまった。
ただ私が真っ先に思ったのは
ここで連絡返しても多分…彼は昔の好きな彼では無いし。彼は最後の最後まで。好きだというたった2文字の愛情表現も無かったのだ。
ただ…彼と過ごした日々は私にとっては
忘れれるものでは無いと思う。
幸せとは一時的に満たされるものであり
それが固形化して永遠そこにあるものでは無い。
一時的に満たされるものを
無くならない程度にお互いに渡せるのが私の中の恋愛だと思う。