ワンクを置かせてください
著しいキャラ崩壊が見受けられます。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ」
三途「んで、これからどうすんだよ」
俺たちはオムライスを食べながら今後のことについて思案していた。俺が作ったのだから当然、旨い。そもそも唐突なる芸能人の熱愛報道でさえ驚くのに其れが男同士で3人でノリに乗っている人気俳優だ。俺たちのファンはビックリしすぎて腰抜かしてるかもしれねぇ。
蘭「はい!」
三途「ロクでもねぇのはわかってるが蘭。」
蘭「マジぴえん。でこれからなんだけど春ちゃんを俺らが養えばいいと思いまーす」
竜胆(兄ちゃん三十路でぴえんはキツいぞ)
三途「キッショ…。でもな養われるのだけは勘弁してくれ。俺のプライドが許さねえ」
蘭「えー。良いと思ったのに…」
竜胆「分かったぜ春千夜」
三途「なんだ?竜胆」
竜胆「そのキャラで売ればいいと思う」
三途「詰まるところ?」
竜胆「俺らは付き合ってるよー。結婚したいよーみたいなキャラで売るってこと」
三途「それってゲイ扱いされんのかよ。それはちょっとなぁ…。俺別にゲイじゃねーし」
蘭「ふーん」
とまぁ、こんな感じでまともな案はひとつも出なかった訳だ。テレビを付ければ俺らの話題。SNSでも俺らの話題。ネットって怖えな、なんも見れねえじゃねえか。まあ今のところマネージャーから電話かかってきてねーから大丈夫だと思う。いやそう思いたい。
三途「風呂入ってくるわ」
蘭「えぇ?春ちゃん1人で入んの?」
竜胆「一緒に入ろうぜ。何の為に風呂デカくしたんだよ」
三途「…俺はすぐ出るからな!」
蘭「ん。」
竜胆「おけ」
この時三途春千夜は気が付きもしなかった。灰谷の獣のような瞳で交わされる視線と微笑みがかった表情に。
春千夜「ふぅぅぅぅあったけぇー」
今日の風呂の水はマジで丁度いい。嫌なこともあったがそんな事吹き飛ぶんじゃねーかってぐらいな。そんな感じで平穏を装ってるが本当のことを言うとめっちゃ焦ってる。さっきはいいと言ったが小っ恥ずかしくなってちょっと待ってろと言って先に入らせてもらった。よく考えてみろ。ベットの上じゃ電気消すから見えねえかもしれねえが風呂だぞ!バリバリ灯り付いてるからな!無理だ、絶対無理。耐えらんねえ。逆上せる自信あるわ。
「はーるー?もう入っていい?」
ヤバい遂に痺れ切らしたわ。無理無理無理無理。ああ死にてえ。何で俺さっきいいなんて言ったんだマジでクソッ!こうなったらヤケクソだ。逆にガン見して彼奴らを困らしてやる!
春千夜「あ、ああいいぜ」
やべぇぇぇぇぇ、マジ無理死にそう
ガラガラガラガラガラガラ
竜胆「春千夜はもう髪洗った?」
春千夜「い、いやまだ…」
ヤバいヤバい。筋肉整いすぎじゃね?ガン見とか言ったけど無理だわイケメンすぎるんだが?おかしくね?俺持つか?大丈夫か?
竜胆「んじゃ俺が洗ってやるよ」
春千夜「あ、まじ?…そんじゃ頼むわ」
何だよこれ!乙女ゲー?じゃねーんだから!そんで何で俺も断んねぇんだよ!
蘭「じゃあ俺が体洗ったげる!」
春千夜「はあ?体は自分で洗うわボケ!」
蘭「春ちゃんに拒否権ナーシ。確定事項でーす」
春千夜「はあ?いや無理なんだけど」
竜胆「そんじゃ髪洗うぞ」
春千夜「ちょっ竜胆?!」
竜胆「ほら目ぇ閉じとかねえと入っちまうぞ」
春千夜「お、おう」
まぁいっか。このまま流されてたら髪も体も洗ってくれるんだろ?なんだよ、考えてみたら至れり尽くせりじゃねえか。俺に得しかねえな。よし大丈夫。俺は大丈夫
ガシガシ
竜胆「どう?」
春千夜「ん、ちょうどいい…」
竜胆「痒いところは?」
春千夜「左の耳辺りだな」
竜胆「りょーかい」
くしゃっ
春千夜「んぁっ…て、手前?!何しやがんだ?!」
竜胆「え?春千夜が耳らへん痒いっつうから掻いたんだけど?…もしかしてそれだけで感じたの?」
春千夜「は、はぁぁ?何言ってんだよ?」
蘭「春ちゃんいんら〜ん」
春千夜「あ”ぁ?ちげーよボケ!」
あ”ぁ〜、丁度いいわ。マジサイコー。
竜胆「よし、髪流すぞ」
春千夜「ん、」
そう言えば付き合いたての頃もこんな事してたな。あん時はまだ警戒してて見栄張って目開けてたら泡入りやがったんだよなァ。んでめっちゃ笑われた。ウザくて彼奴らにもかけてやったけど。
春千夜「な、なぁ?マジで洗うのか?」
蘭「え?当たり前じゃん。今更抵抗すんなよ」
春千夜「で、でもさぁ?」
蘭「いつも触ってんだろ、変わんねえよ」
春千夜「そ…うなのか?」
竜胆「そそ」
春千夜「ん!そんじゃ頼むわ!」
春千夜は考えることを放棄した。
こしゅっこしゅっ
春千夜「んっ、あ…ぅ」
こいつ…💢
春千夜「触り方がいやらしいんじゃ!ボケェ!」
蘭「なになに?春ちゃんどうしたの?脇洗ってただけなんだけど?」
春千夜「脇洗う時だぁれがそんな風にやるかよ!やんならガシガシやりゃあいいだろうが!」
蘭「ガシガシやったら春ちゃん傷ついちゃうだろ?」
春千夜「女だとでも思ってんのか?!そんな軟くねえ!」
蘭「春ちゃんに言われてもやめないから。まだ体洗い終わってないし、ちょっとは我慢しろよ」
春千夜「…わーったよ」
蘭「素直で宜しい!」
竜胆(春千夜かわよ)
もしゅもしゅ
クソッタレ!なんで俺は
たしゅったしゅっ
体洗ってるだけで感じてんだ!
春千夜「あぅ…んん、ちょやぁ”っ」
んでコイツら…何黙りこけてんだよ。いつもだったら揶揄ってくるだろ?さっきだって「春千夜こんな事で感じてんの〜?」的なこと言ってきた癖に。
春千夜「う”ぁぅ、おまえ、らなっん”かぃえよっ」
訳 お前らなんか言えよ
2人『エロい』
春千夜「はぁ”っ?」
何言ってんだコイツら????
蘭「春ちゃん。可愛すぎエロすぎ襲っていい?」
竜胆「ああー死にそう。なんでそんなに可愛いの?エロい無理死ぬ」
唐突に喋り出したと思えば「可愛い」「エロい」竜胆に至っては「死ぬ」と連呼している。どこを如何見たらそう思った?
蘭「春ちゃん。ここじゃ腰痛めちゃうよね」
竜胆「ベット行こうぜ。正直限界」
蘭「ゴムあったか?」
竜胆「いやあと10個もねぇ」
蘭「買ってきた方がいいか」
竜胆「はぁ?此処でお預けとか死ぬわ」
目の前で交わされる会話に追いつけなくて。いや黙りは肯定とよく聞く。此処はなにか言わなければ
そうして春千夜の口から出た言葉は
春千夜「な、なぁゴム無しでもいいぜ?」
続く