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#ご本人様とは関係ありません
あざらし
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ruri パーカー
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現パロ、ライバーです
恋人
同居してます
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※ご本人さま、及びその関係者さまとは、全く関係のない捏造のお話です。
拡散/スクショ保存などはご遠慮ください。
ru「」
ri『』
《ri side》
『じゃあ今日はここまで!じゃあね〜』
Youtubeで配信を切り、obsも落とす。
その後、
いつもの流れでまたYoutubeを開き、
いつも一番上に出てくるロウの配信をつける。
『お、まだやってる。これは当分終わらなさそうだよな〜…』
ロウがいないと話し相手もいないし、少し暇だ。
あ、今のうちにコンビニ行ってこよっと!
気になってるお菓子があるんだよね〜
スマホだけ引っ掴んで、玄関へ向かう。
流石に夜は肌寒くて、コンビニに行くには上着が一枚欲しいところ。
『……あ』
そういえばリビングのソファーに、ロウが脱ぎ捨ててたパーカーがあったはず。
勝手に借りてこーっと。
元に戻しておけばバレないよね。
ちゃんとハンガーにかけてないロウが悪い、そういうことにしておこう。
リビングへ戻ると、ソファーの端に黒いパーカーが置いてある。
『あったあった』
手に取り、そのまま羽織る。
『……でか』
袖が長くて、手がすっぽり隠れる。
肩も少し落ちるし、裾も長い。
鏡の前に立ってみると、明らかに自分の服じゃないのが丸分かりだ。たった4cmの身長差なのにおかしい…
でも
『……あったか』
萌え袖のようになった袖で顔を覆うように近づける。 ふわっと、ロウの匂いがする。
『…………』
……いや、何考えてんだ俺。
これはただのパーカー。
そう、ただのパーカーだ。
『よし、行こ』
自分に言い聞かせるように呟いて、玄関を出た。
コンビニから戻ってもロウの配信はまだ続いていた。
『ほんっと、いつも一配信が長いよな〜……』
買ってきたグミを片手にリビングへ戻る。
イヤホンから聞こえてくるロウの声を聞きながら、ソファーに座った。
『じゃあ、次これやってみるか』
「まだやんのかよ 笑」
思わずツッコミを入れてしまう。
グミを一つ口に入れて、スマホを眺める。
……なんか、こうしてイヤホンで聞いてると、すぐ隣にいるみたい。
なのに隣を見ても誰も居なくて。
少しだけ寂しい気がして、パーカーの袖をぎゅっと握った。
そのとき。
「……じゃ、今日はこの辺で」
『あ』
配信が終わった。
『お疲れさま』
誰もいない部屋に向かって、小さく呟く。
数分後――
『おかえりー』
ロウの部屋のドアが開く音に向かって声をかける。 振り返ると、リビングの入口にロウが立っていた。
「おう。た…だいま、、」
「……」
『……?』
ロウの視線が、俺の顔から下へゆっくり移っていく。
そして。
俺が着ているパーカーで止まった。
「…………それ。パーカー、」
『ん?』
「俺のじゃね?」
『あ』
終わった。ロウの配信を見ててすっかり忘れ
てた…。
『……借りた』
「勝手に?」
『寒かったから』
『ふーん…』
ロウが近づいてくる。
「返してはくれねぇの」
『えー』
『…やだ』
「なんでだよ 笑」
『……暖かいし、』
「暖かいし?」
『………』
「他にも理由あんだろ」
『………内緒』
「…もう俺配信終わったから一緒に居られるぞ」
内緒にしていたはずの理由がバレており顔がぶわっと熱くなる。
『……なんで気付いてんだよ、恥ずいじゃん//』
ロウは口を噤み、少しだけ顔を逸らした。
ボソッ「そんな顔するのはずるいって…//」
『……?』
「…何でもねぇ」
ロウが俺の隣に座る。
そして、余っている袖をつまんだ。
「ぶかぶかじゃん」
『そうなんだよね』
「俺のほうが背高いからな」
『たったの4cmでしょ、身長差は。そんなに変わんないって』
『…でも、これ好き』
「……そ」
『ね、もうちょっと借りてていい?』
「いいよ」
『ほんと?』
「……やっぱ…今日ずっと着てて良いよ、そのまま」
ロウが一度言葉を切る。
「…可愛いから」
『…………』
今度は俺が黙る番だった。
『そういうの、ずるいって……//』
「え?」
『だから!そういうこと普通に言うの!』
「別に良いだろ、言っても。恋人なんだし」
『……顔真っ赤じゃん』
「お前もな」
『「…………」』
二人で黙る。
なんとなく気まずくなって、俺はグミを一つ口に入れた。
すると、隣から手が伸びてくる。
「俺にも一つちょうだい」
『ん』
袋ごと渡す。
ロウが一つ取って口に入れる。
「……うま」
『でしょ?』
そのまま、ロウが俺の肩に頭を預けてくる。
「……疲れた」
『配信おつかれさま』
「ん」
『長かったね』
「お前が待ってると思ったから…」
『え?』
「……なんでもない」
そう言って、ロウは目を閉じた。
俺も少しだけ身体を寄せる。
『……ねえ、ロウ』
「んー?」
『これ、明日も借りていい?』
「いいよ」
『んふ、やったぁ』
「…明後日も。確かお前スタジオ行かなきゃだろ。貸すから。着て行っていいよ」
『え!それは流石に… ほら、他の人にも会うし』
「だから着てけって言ってるんだよ。お前誰にでもフレンドリーに接するから心配なんだよ」
『えー、でも…』
「良いから着てけって」
ロウの手が俺の頭に乗る。
ゆっくり撫でられて。
そのまま、俺も目を閉じた。
『分かったよ…ロウがそんなに言うなら着て行ってあげる』
「別にそこまで言ってねぇけど、」
『言ってるようなもんじゃん』
そう返しながら、口元が緩む。
本当は、ロウが、自分のパーカーを俺に着ていてほしいと思ってくれてることが。他の誰かに見られるのを、少し気にしてくれてることが。
なんだか、とても嬉しくて。
『……じゃあ、しばらくこれ借りるね』
「好きにすれば」
『ん』
さっきまでイヤホン越しに聞いていた声が、今はすぐ隣にある。
パーカーも、まだロウの匂いに包まれてる。
少し前まではあんなに寂しかったのに。
今はもう、これだけで十分幸せだった。
その幸せをかみしめるように、俺はもう一度だけ袖を握った。
~ After talk ~
riは恋人らしい事への照れを隠そうと素直じゃなくて。でもruには全部バレてる、みたいな。ruriはそんな雰囲気なんじゃないかなー、なんて思いながら書きました。
riがロウの配信に『長かったね』と言ったことに対してruが「お前が待ってると思ったから」と返したのは、ruは実はriが配信終わったタイミングに気付いていながらも、あえて自身の配信を長めにやることで、寂しかったriが甘えて来るのを期待してます。
次のお話も大体は書き終わっているので、また近いうちに投稿します🌿.∘
rikgです。今回もなんですがriさんの口調が難しくて…。もう少し手直ししてきます( . .)”
コメント
1件
読了しました……! このお話、もう最高に甘やかで可愛かったです🤍 riさんがこっそりパーカーを借りて、袖に顔をうずめて「あったか」って思うところ、すごく好きです。配信中のロウさんの声がすぐ隣にいるみたいなのに、隣を見ると誰もいなくて寂しくなる——その距離感の描き方が本当に繊細で、胸がきゅってなりました。 それでいて、ロウさんが帰ってきてからの「可愛いから」の一言…! あれは反則ですよね、ずるい。 二人の間に流れる、言葉にしない甘やかさと信頼が、パーカーっていう小道具ひとつでこんなに丁寧に描けるんだなあって感動しました。 次回も楽しみにしてます🌷