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やっと重湯生活から脱出出来たのだ。

まだお粥生活だから痩せてはいる。

食べる意欲が出て来たから、少しずつ元に戻るだろう。

目黒はあの老婆に感謝してもしきれない。

渡辺を生かしてくれて。

叱咤してくれて。

渡辺も気に入っているのだろう。

勝手にゴロリと寝てしまう。

そんな時、目黒は老婆と静かに話をすることが多い。

後何日くらいで八部粥とか熱いお茶が好きとか話す。

目黒も、全幅の信頼を寄せている。

長かった重湯生活。

それがあったからこそ、渡辺はちゃんと元気になっている。


夜、目黒に重なって胸にもたれて足の間に座っている。

目黒が後ろから渡辺のウエストに手を回している。


渡辺ーもうちょっと待って?

目黒ーいいよ、無理しないで。

渡辺ー目黒は俺の大事な人だから。

目黒ーどうしたの?

渡辺ーお婆ちゃんに、大事な人を守るんじゃなく、共に戦えって言われて、これからは何でも言えるようにしたい。

目黒ー俺も一緒に戦うから。

渡辺ーん。


目黒がうなじにキスしてきた。

強く抱きしめられる。

目黒の手を取り優しくキス。

まだここまで。

熱の上がることはしない。

幸せだと思う。

大事にされて。

1人で抱え込まず、目黒には相談出来るようになりたい。

老婆が言うように共に戦えるようになりたい。

渡辺の小さな目標である。




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コメント

8

ユーザー

よき…

ユーザー

しょっぴーを助けてくれたお婆さん その後のエピソードがあればと思っていたので嬉しいです

ユーザー
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