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📍 紫桃 . ( BL表現あり
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雨がしんしんと降る昼下がり。傘を持っていなかった俺は自宅に帰ることも出来ず、屋根のあるところでベンチに座り少し雨宿りをすることにした。
🌸( 予報はずれたな… )
そんなことを考えながら傍にあって植木に咲いている紫陽花を見つめる。淡い紫色の綺麗な紫陽花。水滴が滴り美しく咲いている。
🌸「 …ん? 」
ふとスマホからメッセージの通知音が鳴った。スマホを取り出そうとポケットに手を入れた、
📢「 すみません、お隣いいですか? 」
紫陽花のような紫色の髪色をした、ロングコートの似合う男性に声をかけられた。黄金色の映える整った顔をしている。
🌸「 ええ、大丈夫ですよ 」
俺は咄嗟にポケットに入れかけていた手を引っ込め返事をする。
📢「 ありがとうございます 」
男性は細く長い脚を組み、俺の隣に腰掛けた。流石のイケメンでそんな姿がすごく様になっている。
🌸「 ……お兄さん、かっこいいですね 」
📢「 …え? 」
あっ、と思ってしまったときにはもう遅く声に出してしまっていた 。
男性は素っ頓狂な声をあげ、驚いたようにこちらを見た。そりゃそうだ。今知り合ったばかりの人にそんなことを言われたら誰でもそうなるだろう。
🌸「 …ぁ、すみません急に… 」
📢「 …いえ、大丈夫ですよ 」
📢「 よく言われるんで( 笑 」
男性は目を細め優しく微笑み、冗談めかしたことを言った。
その笑顔を見た瞬間…
🌸「 …ぁ…そ、そうなんですねっ… 」
心臓がドクっと脈打った。顔が熱い。声も裏返ってしまった。何だか恥ずかしくなって男性から顔を背け俯く。
📢「 …?…大丈夫ですか? 」
🌸「 …っ、 」
急に黙りこくってしまった俺を心配してなのか男性は俺の顔を覗き込む。
その気遣いは嬉しいが今それをされると心臓がどうにかなってしまいそうだ。
🌸「 だ、大丈夫です…! 」
📢「 …ならいいんですけど、 」
男性は不思議そうな顔を浮かべながらも少し距離をとってくれた。無理やりさせたみたいで申し訳なく、罪悪感が湧いてしまう。
謝った方がいいかな…?軽くパニクってしまい色んな思考が駆け巡る。
🌸( …っ、// )
…でも今は、熱く火照ってしまった頬をどうにかすることを考えようと思う。
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どうだったでしょうか!
テラーノベルで書くのは初めてなので
何か改善点等があれば教えて下さい🥲