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ハイキュー夢。地雷注意

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ハイキュー夢。地雷注意

5 - 及川さんと付き合っただけでいじめって、何でですか。】

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2024年07月08日

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【及川さんと付き合っただけでいじめって、何でですか。】①

及川×夢主


(美人度 MAX10)

水ぶっかけババア…7/10

夢主…8/10
















バシャアッ

夏だからか、水からお湯になってしまったぬるま湯が私の頭にぶっかけられた。

かけてきたのは及川先輩の同級生の人。…と取り巻き達。

あぁ…確か水ぶっかけババアはそれなりに美人で有名で、及川先輩とお似合いって声があったような。

…なるほど。多分このババアは及川先輩が好きで、彼女の私が気に入らないのか。

だからといってやりすぎだと思う。夏休み前にこんな事するか?普通。お前ら受験生だろ。勉強しろや。

…まぁそんなことを考えても仕方ないので、とりあえず及川先輩に褒めてもらった自慢の髪をかきあげる。そして睨む。

…あ、後退りした。面白いな。

とか呑気なことを考えてると、取り巻きの1人がこっちにやって来て、私の腕を掴んだ。

「あんたさ、🌼より目立たないでくれる?てか及川に近ずかないでよ。あいつは🌼の物よ」

とか変なこと言い出してきた。

及川先輩がこのババアのもの?私が目立ってる?知るかっての。

てか及川先輩は誰のものでもないし。ばっかじゃねぇの?

そう考えていると私たちのいる空き教室の扉が空いた。

…岩泉先輩?今日は部活のはず。しかもこの空き教室はマジで何にも使われてないから、用はない。なのに何で来たの?と思いつつ話しかける。

「ちわっす。どうしたんですか?」

「いやどうしたんですか?じゃねぇだろ。なんでお前濡れてんだ?」

そう私に聞くと、先輩の1人が私の腕を掴んで、近くにはバケツ、大人数の先輩達がいた事から大体のことを察したのか、誰かに電話をし始めた。

…喋り方的に、及川先輩だろう。

先輩達もそれに気づいたのか、「次会う時までには及川から離れてなさいよ!!」「え?もう次会いたくないんですけど?」…と捨て台詞を吐いて教室を出ていった。

そして今度は岩泉先輩と2人っきり。しかも私びちょ濡れ。何だこの状況は。気まず過ぎる。

「あー…今日部活はどうしたんすか?」

「体育館にでた猫がこっち側に来て追いかけてんだよ。で、その中で声がしたから開けたってことだ。」

「へー…猫なんて珍しいっすね」

「まぁな、あんなの滅多に来ねぇし。だから俺も今苦労してんだ。」

猫。猫かぁ…触りたいなぁ….。とか考えてるとガラガラッと扉が開かれた。

「はっ…はぁっ…い、岩ちゃん…🌸….」

「及川先輩大丈夫っすか?」

「🌸こそ大丈夫なの!?」

と大声で聞かれて耳がキーンとする。急に叫ばないで欲しい。

「私は大丈夫です。この教室は無事じゃないですけど。」

「そんなのいいから!…本当よかったぁ…」

ぎゅうっ…と及川先輩に抱きしめられて安心する。私のために走って来てくれたし、心配もしてくれて。こんな素敵な彼氏、手放すわけないじゃん。と心の中でさっきの先輩に言い返す。

「…じゃ、俺部活に戻るわ。さっさと帰ってこいよクソ川。」

「最後のだけ余計!!」

と、いつも通りの漫才のような会話でほっこりした。


_これが最後の平和な時だと知らずに。

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