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チシクズ
チシヤ=前作と同じ
九頭龍=K
モブ=M
R表現少しあり
それでは‼️‼️‼️
窓から見える葉は、秋を告げる紅色に変化しようとしている。
とっくに分かり切っている人体についての授業を受けながらボソッとこんな事を呟く。
C|…クズリュー。
とても会いたい。 別にすぐ会えるし 、ラインも取っているけれど。
先週から彼は、国際弁護士立場って事もあり海外に一週間の出張をしている。
今日が丁度一週間で、チシヤが学校に行った後
に帰って来ているそう。と言う事は、今は四時間目だが彼に会う事が出来る。
C|…よし、決めた♩仮病だね!
ダンッ、と音を立てて席を立つ。
C|せんせー、気持ち悪いので帰ります
M|嘘だろう、認めない。
チシヤはここで、医学の授業で学んだ
嗚咽しやすい方法を試してみた。
M|おや、本当の様だな。…すまない、帰って
良い。
C|ありがとうございまーす♩
( チョロいね。 )
教室の扉を開け、小走りで階段を降りる。
C|ふーっ…
ぐんっと背伸びをして、 校庭に出た。
自転車に乗り、自宅に向かって帰る。
スマホを手に取り、ラインを開く。
C|今から帰る〜。
ボイスメッセージを送った。
メッセージより、ボイスメッセージの方が特別
感があったからだ。
ー
家に着き、馴染みのある低い声が聞こえる。
K|チシヤ、おかえり。
C|クズリュー!ただいま♩
嬉々とクズリューに抱き着く。
K|…チ、チシヤ…いつもはこんな積極的じゃないだろう。
C|イイじゃん、そんな事気にしなくて。
今日抱くね?♩
K|…!?
サラッと“ 抱く ”と言われる物だから、
恥ずかしさが生じる。
C|あ、照れてる。カワイー♩
チシヤの声が聞こえる。
ぼうっと先程言われた言葉について考えていたら、口が開いていたのか隙ありと言う様に
深いキスをされた。
( …積極的なのも、たまには悪くないかもな。 )
E N D