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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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【竜蘭】

*梵天軸

○『不調』のリメイク版です!

旧作とは話が全く違いますが…

詳細はあらすじを読んで頂ければと思います🙇‍♂️


追記.2023/05/24

1話完結にします💦ごめんなさい🙏🏻



(約9000文字)


・病み

・体調不良

・嘔吐表現

・服薬

・浮気(未遂)

・自殺(?)

・キャラ崩壊

・誤字脱字

・自己満


◎一時的な幼児退行


*ほぼセリフしかないです。

*少し竜胆が可哀想。

*でも竜胆が少し酷い。

*蘭が物凄い情緒不安定。

*旧作の途中からそのまま話を書き始めたので書き方を当時と同じようにしています。そのため、現在連載中の話とは書き方が大きく変わります。

*いつも通りのルームシェア的なやつ


⚠️超注意⚠️絶対読んで⚠️

*三途達が蘭を可愛がってます。

*蘭がココにキスします。

*蘭が三途とココに抱かれたいって騒ぎます。

*蘭がいろんな男に「抱いて…?」って色仕掛けします。

○双方恋愛感情は一切ありません。竜蘭です。

もう一度言います。”竜蘭”です!!!!!!!



その他なんでも大丈夫な方のみご覧ください🙇‍♂️





蘭「気持ち悪い…」

春「は?誰が?」

蘭「ちがぅ…」

コ「大丈夫か?もう今日は休んだ方がいいんじゃね?」

蘭「ボー…」

春「あ、そっちか!大丈夫かよ?」

蘭「ボー…」

コ「蘭、…蘭!」

蘭「えぁ…え、?」

春「ほんとに大丈夫かよ…部屋戻ってろ」

蘭「や…」

コ「意地張んなくていいから。自分の体調優先しろ。」

蘭「…わか、た…」

春「竜胆には俺たちから伝えとくから」

蘭「ん…ありがと…」

コ「おう、無理すんな」




竜「つっかれた〜…あれ、兄ちゃんは?」

春「気持ち悪いつってたから部屋戻した。」

竜「マジで?!連絡しろよ!!」

コ「いや、取引中だったろ」

竜「ンなのどうでもいい!兄ちゃん最優先だから!」


バタン!!


春「…ブラコンこわ…」

コ「はは…」



蘭「けほっ…あ”ぇ…」

頭回んねぇ…つーか頭痛い…

なんか腹まで痛くなってきた…まじ最悪…

みんなにも迷惑かけちゃったし…

りんど…

竜「兄ちゃん!」

蘭「あ”ぇ…は…っ」

ついに幻覚まで見えてきやがった…

竜「兄ちゃん大丈夫!?熱は無い?他に痛いとことか無い?」

蘭「あ”ー…りんろぉ…?」

竜「マジで大丈夫?喋れる?」

本物なの…?わかんないけど竜胆だ…

蘭「らいじょーぶ…」

ホントのこと言ったら心配かけちゃうから隠しとこ…

竜「兄ちゃん、熱測るよ」

蘭「んぅ…」


竜「はぁ?!高熱じゃんかよ…兄ちゃん隠してることあるでしょ。痛いとことか全部教えて」

蘭「らいよ…?きもちわるいらけ…」

(無いよ…?気持ち悪いだけ…)

嘘だけど…

竜「嘘つかない!怒んないよ?」

でも心配はするでしょ。

言っちゃダメ、言っちゃダメ…

蘭「あらまいらい…」

(頭痛い…)

竜「他には?」

あれ…?今俺言った…?

蘭「くらくら…」

竜「目眩ね、他」

あれ、口が勝手に動く…

蘭「おらかいらい…」

(お腹痛い…)

竜「あとはない?」

蘭「うゆ…」

あれ、なんか意識が…

竜「よし、病院行こ」

蘭「やらぁ…」

竜「やだじゃない。熱も凄いし夜間なら開いてるから行くよ」

蘭「やぁぁぁぁ!!!」

竜「あぁ…兄ちゃん…大丈夫だから…」

蘭「あ”ぁぁぁぁぁ!!」

春「竜胆〜蘭の調子どうだ、って…蘭…?」

竜「あ〜もう!三途!車出して!」

春「は…、おう…わかった…」

コ「蘭〜?」

春「九井、蘭頼む」

コ「は、?」

竜「兄ちゃん、吐いちゃいな?」

蘭「ぅぷ…や…コホッ…」

竜「ん、大丈夫…」

コ(なんか竜胆慣れてるな…)

竜「あ、ココ〜タオル取ってきて〜あと胃薬」

コ「おう、」

蘭「ここぉ…むりしちゃらめらよぉ…」

(ココ、無理しちゃダメだよ)

ココ「いや、それは蘭の方だろ…」


竜「特に異常ないって。またストレスだね。」

蘭「スースー…」

コ「また…?」

竜「兄ちゃんすぐ溜め込むからね」

春「蘭はストレスとかすぐ発散するタイプだと思ってたわ。」

竜「それが出来たら良かったんだけどね〜」

蘭「りんど…みず…」

竜「はい、ちょっとずつだかんね。」

蘭「ん…」

コ「ちょっとずつ…」

竜「兄ちゃんすぐこぼすから」

春「子供…?」

竜「今多分兄ちゃん夢の中なんだよね。だから実際はなんも見えてないし聞こえてない。ずっと幻覚見てるみたいな?しかも記憶残らないし。」

コ「大変だな…」

竜「まぁ…俺色々買ってくるから兄ちゃんよろしくね」

春「おう。」

蘭「ふぁ…う〜…!」

コ「かわい…ボソッ」

春「同じこと考えてんじゃねぇw」

コ「仕方ねぇだろ!かわいすぎんだよ…」

春「それは言えてる。」


蘭「しんだららくだよ…?」

春「は?」

蘭「いきてるとね、いっぱいいやなの…」

コ「…?」

蘭「でもしんじゃうとめいわくだからだめ、」

春「おい…大丈夫なのかこれ…?」

蘭「りんどぉがしんぱいしないよぉにがんばる!」

コ「蘭、?」

蘭「はぁ…もぉしんどい…」

春「…」

蘭「あ”ぁ〜…」

コ「おい、蘭…蘭…!」

春「は…え、ちょ…蘭、?」

コ「寝た…?」

蘭「パチッ…」

コ「蘭…!!」

春「大丈夫か…?」

蘭「ふわ〜ぁ…ねっむ…2人ともどしたん?顔怖ぇんだけど。」

コ「記憶ないのか…?」

蘭「え、なんの?」

春「無さそうだな…」

蘭「なんの話?まいいや、竜胆は?」

竜「ただいま、兄ちゃん起きたんだね、おはよ」

蘭「…うん。おはよ…」

コ・春(なんか様子が…)

竜「はい、これ。兄ちゃん好きでしょ?」

蘭「…ありがと」

竜「…?どうかした?どっか痛い?」

蘭「大丈夫…!!もう回復したし、!」

竜「そっか!良かった。とりあえず兄ちゃんは今日と明日休みになったから休んでていいよ」

蘭「えぇ?明日も?」

竜「うん。その方が疲れもとれるでしょ。でも最近ストレス溜まるようなことなんかあったっけ?」

蘭「…」

竜「兄ちゃん?」

蘭「え、あ、ごめん。ぼーっとしてた笑」

竜「寝ぼけてんの?笑」

蘭「そーかも笑」

竜「あ、それとさ、俺今日と明日どっちも仕事入っちゃってて休めそうにないから隣にいられないんだよね…」

蘭「あ…そうなんだ」

竜「うん…だからさ、三途と九井は今日と明日休みっしょ?たまにでいいから兄ちゃんの様子見に来てくれると助かるんだけど…」

春「それは全然構わねぇけど」

コ「俺も」

春「つーかなんなら一日中いてやるけど」

コ「それな」

竜「まぁ…別に兄ちゃんに問題が起きてないって分かればそれでいいから頻度とか時間は任せるけどさ」

春「りょー。」

コ「ちなみにもし蘭の体調が悪くなった場合は連絡した方がいいのか?」

竜「うん。なんかあればすぐ来るよ。」

コ「分かった」

竜「じゃあ俺そろそろ行かなきゃだからあと頼むわ」

春「いってらー」

コ「気をつけろよ」

竜「はーい。兄ちゃんまたね…」

蘭「うん…」


春「…蘭?」

蘭「んー?なに?」

春「…竜胆となんかあったか…?」

蘭「え?なんもないよ?」

春「そうか…」

蘭「うん。大丈夫だよ。」

コ「あ、三途。首領から連絡きた。」

春「あーすぐ行く。」

蘭「…三途戻ってくる?」

春「?あぁ。」

蘭「そっか…」

コ「…?」

春「できるだけ早く戻る。蘭の事頼んだぞ」

コ「おう。」


コ「蘭、そろそろ薬飲む時間だぞ〜」

蘭「…グスッ」

コ「は…おい、蘭?どうした?」

蘭「…、ら…?って、…の!」

コ「蘭…?おい、しっかりしろ!こっち見ろ!」

蘭「…」

コ「蘭…?大丈夫か…?」

蘭「…ココぉ…」

コ「どうしたんだよ…幻覚でも見えてたのか…?幻聴…?」

蘭「りんどぉが…」

コ「やっぱり竜胆となんかあったのか?」

蘭「りんどぉにあいたくない…ッ」

コ「は…?なんでだよ?」

蘭「やだ…!!きえてよ!!いらない…ッ、!!りんどぉなんていらない…ッ!」

コ「蘭!!落ち着け!!」

蘭「は…ふ、ぁ…?ぅあ”…」

コ「蘭…大丈夫か…?熱上がったのか…?」

蘭「…あはははっ!!」

コ「?!」

蘭「ココ〜♡あはっ♡」

コ「ら、蘭…?ホントにどうしちまったんだよ…?おい…」

蘭「…」

コ「蘭…?」

蘭「ココぉ…」

コ「どうした…?」

蘭「抱いてくんない…?」

コ「は…?」

蘭「ねぇ、お願い。抱いて…?」

コ「お、落ち着け…!俺は竜胆じゃないんだから…それに熱上がるだろ。」

蘭「…じゃあキス。」

コ「ら…んっ、ふ…」

蘭「離れないで。もっとキスして。」

コ「んっ…!!はっ…ん…」

春「蘭、大丈夫か…」

コ「ん…!!はん!!ん〜!!」

春「何、やってんだよ…?!蘭!!」

コ「ぷはっ…はぁっ…はっ…」

蘭「…」

春「お前…竜胆がいるんだろ?なんでコイツとキスしてんだよ!竜胆が知ったら…」

蘭「…」

春「蘭、聞いてるか?」

蘭「…足りない。」

春「は…?」

蘭「三途、抱いて。俺のこと抱いて。」

春「いやいや…お前にはりん…」

蘭「抱いてよ!!俺のこと好きって言って抱いて!!キスもハグも足りない!!早く俺のこと酷く抱いて!全部忘れるくらい酷くしてよ!」

コ「蘭…落ち着けってば…どうしたんだよ…俺たちに言ったってどうにもなんねぇだろ…?竜胆じゃなかったらお前のこと抱いてやれねぇんだから…」

春「そうだよ。後で竜胆来た時に言うしかねぇだろ…俺たちはお前と付き合ってねぇんだから…」

蘭「…なの。…のに。」

コ「え?」

蘭「なんで2人じゃダメなの。俺は誰だっていい。誰でもいいから俺のこと抱いてほしいの。全部忘れるくらい。」

春「なんでって…お前竜胆と付き合ってんだろ…?なのに俺たちと寝たら浮気になっちまうだろ…」

蘭「いいの。それでいい。浮気でもなんでも。」

コ「なぁ、お前は何が目的なの。セックスすること?浮気すること?それとも全部忘れること?」

蘭「…愛されたいの。愛されて、竜胆のことは忘れたい。」

春「は…?お前のこと1番愛してんのは竜胆だろ…?だったらなんで…」

蘭「竜胆はやだ!!竜胆は…竜胆は嫌だ…ッ」

コ「分かったから…なぁ、1回落ち着けって。急がなくていいよ。大丈夫だから。」

蘭「…あ”ぁ〜ッ!!あ”ぁあぁああ”!!!やだ消えてどっか行って!!来ないで!!」

春「蘭…?!おい!聞こえてるか?!蘭!!」

コ「さっきからずっとこの調子なんだよ…!!竜胆呼ぶか…?そろそろ俺らじゃ手に負えないぞ…」

蘭「え…?」

春「今度はどうした…?」

蘭「りんど…来るの…?」

コ「そろそろ呼ぼうかと思っ…」

春「は?!おい、蘭!!どこ行くんだよ!!」

コ「蘭!!」

春「仕方ねぇ…とにかく急いで探すぞ!」

コ「しかしこの広い場所を探すなんていくら時間があっても足りねぇぞ…」

春「一応竜胆に連絡いれたから1時間しないうちに来るとは思うが…」

コ「変に俺ら2人で手分けして探そうとすると竜胆と合流するのにも時間かかっちまうし…」

春「最悪の場合この施設内にいる部下が蘭を止めてくれる可能性もあんだろ」

コ「いやいや、考えてもみろよ。あの灰谷蘭を引き止めれる部下がいると思うか?」

春「…確かに。でも非常事態だしNo.2からの命令だぞ?流石に聞くだろ…」

コ「俺なら相当悩むな。命令を聞いても無視しても地獄じゃねぇか。」

春「…とにかく俺らで蘭を見つければ1番っつーことだ!」

コ「それもそうだな」


蘭「ぅ…ひゅッ、あ”…?」

部下「蘭さん…!すみません…病室戻って頂きたいのですが…」

蘭「…」

部「あの…蘭さん…?」

蘭「…あそぼ」

部「え…?」

蘭「あそぼ!ね、おれとあそぼ?」

部「ちょ、蘭さ…」

竜「は?何してんの?」

部「竜胆さん…!!」

春「竜胆!良かった、先に見つけてくれたんだな」

コ「竜胆?どうしたんだよ」

蘭「ねーあそぼー!」

部「竜胆さん違うんです…!蘭さんが…」

竜「…ンなの見ればわかるけどさァ…」

春「り、竜胆、落ち着けって…」

部「申し訳ございせんでした…!!どうか、どうか命だけは…!!」

竜「…別いーよ。でも目障りだから早く事務所戻って。」

部「ありがとうございます…!!」

コ「おい竜胆、さっきから蘭の様子おかしくて…」

竜「邪魔。」

蘭「…?部下なんで帰っちゃうの…さみしい…」

竜「ねぇ。」

蘭「…?」

竜「何してんの?俺の前で堂々と浮気?」

コ「竜胆!とりあえず部屋戻ってからにしろ!」

竜「…うっさいなぁ…」

蘭「ぁ…」

春「蘭…?」

竜「早く行くよ。」

春「お、おう…蘭、行くぞ?」

蘭「ぁ、はぃ…」


コ「竜胆、落ち着けよ。先に俺と2人で話しようぜ?」

竜「…いいけど。」

春「蘭は俺が見てる」

竜「…」

蘭「ひゅっ…」

春「らーん?」

蘭「あ”ぁぁぁあ…」

春「蘭?どうした?」

蘭「やだぁ…ヤだ、こわぃ…」

春「蘭…なにが怖い?俺に教えて」

蘭「殴らない、で…おねがぃ…」

春「…蘭?竜胆が怖いの?」

蘭「わかんな…ッ」

春「わかんない?…竜胆に殴られるの?」

蘭「ちが…ぅ、?」

春「竜胆こわい?」

蘭「こわぃ…?」

春「…お前今何歳?」

蘭「ぇ…、?8歳…」

春「は?」

蘭「ごめ…っ!!」

春「あ〜…大丈夫だよ…」

蘭「…こわぃ…」

春「大丈夫、大丈夫…」

コ「蘭、竜胆と話せるか?」

春「らーん、」

蘭「りん、ど…?」

竜「…」

蘭「ぁ…はなし、ます…ごめんなさぃ…」

コ「蘭…?」

春「大丈夫かな…」


竜「…ねぇ、お前体調悪いんじゃなかったの?」

蘭「ぁ…えと…はい…」

竜「じゃあさァ、なんで部下と遊ぼうとしてたワケ?何がしたいの?おちょくってんの?」

蘭「ちがぃます…あの…おれ…」

竜「わざわざ仕事抜けてきたのにさァ、来てみたら男に抱きついて誘惑。意味わかんねぇんだけど。何でもかんでも許されると思うなよ?」

蘭「ごめ、なさぃ…でも、ほんとに…おれ…」

竜「…あ〜ウザい。言いたいことあんなら早く言ってくんね?」

蘭「ぁ…ぇっと…その…」

竜「…」

蘭「ごめんなさい…ごめんなさい…」

竜「何が?ちゃんと喋って」

蘭「おれ…迷惑かけちゃっ、て…ごめん、なさ…」

竜「…前から思ってたけどさァ、正直、昔の兄ちゃんの方が良かった。」

蘭「え…」

竜「俺もごめんね。言い過ぎた。怒ってないよ。部屋戻って寝よ?俺も休みにしてもらったから一緒に寝よっか。」

蘭「…」

竜「兄ちゃん?」

蘭「…が……く……」

竜「兄ちゃん、行こ?」

蘭「ぁ…」

ドサッ

竜「兄ちゃん!?」


春「竜胆、話終わったか?」

竜「三途…看護師でもなんでもいいから呼んで」

春「蘭…またかよ…」

蘭「…」

竜「兄ちゃん、意識ある?聞こえる?」

蘭「…ぃ」

竜「…?」

コ「蘭大丈夫かよ…これもストレスが原因か?」

竜「うん、多分そのハズ…」

春「おい、飲み物買ってきたぞ」

コ「おーサンキュな」

竜「ありがと。」

看「点滴失礼致します」


コ「お、蘭目覚ましたぞ!」

春「蘭!」

竜「兄ちゃん…大丈夫?どっか痛いとこない?」

蘭「…ごめんなさい…」

コ「何がだよ…」

蘭「も…いいよ…1人でも…」

春「蘭…?」

蘭「構わなくていいから…」

竜「…何言ってんの」

蘭「…」

竜「…1人じゃ何も出来ないくせに。」

春「は?」

竜「構って欲しくて必死になってるくせに。」

コ「竜胆」

竜「…今の兄ちゃん、なんかヤダ」

春「おい竜胆!どこ行くんだよ!」

竜「ちょっと外の空気吸いに。」


コ「…蘭」

蘭「…」

春「大丈夫か?」

蘭「…りんど」

コ「お前は竜胆のこと好き?」

蘭「…うん」

春「じゃあまた落ち着いたら喋ってみるしかねぇな。竜胆だってお前のこと好きなんだから心配すんな」

蘭「…うそ」

コ「嘘?」

蘭「りんどーはもうおれのことすきじゃない…」

春「なんで?」

蘭「…昔の俺の方が良かったって。…今の俺はイヤだって。」

コ「…理由があって言ったことかもしんねぇだろ?そう落ち込むなよ…」

蘭「…なんでいきてるんだろ。」

春「は?」

蘭「…」

春「…蘭、今何歳?」

蘭「は?30だけど」

コ「どうした?」

春「いや…」

蘭「…ごめん。俺も外行ってくる。2人は帰ってもいいよ。」

春「…わかった、けど…なんかあったらすぐ連絡しろ。わかったな?」

蘭「はいはい。」

コ「また明日な。」

蘭「ばいばい。」



《竜胆side》


何が兄ちゃんにとってストレスなんだろ。

さっきは確実に俺が言い過ぎたのが悪いけど、前から体調は頻繁に崩してたからそれだけが原因じゃないのは分かってる。

じゃあ何がそんなに苦しめてるの?

教えてくれないと分からない。

どうしたらいいの?

できることならなんだってしてあげたい。

「はぁ…なんでこんなことになっちゃったんだろ…」

少しづつ兄ちゃんの体調の悪い日が増えていって、夏風邪かななんて話していた。

でも段々と過呼吸だったり、短い間だけ幼児退行したりするようになって…

何回か病院に行ったらストレスを溜め込んでいるせいだって言われて、気を付けるようにしてたのに兄ちゃんは俺が見てないところで溜め込んでるから何も変わらない。

まずはストレス源を見つけることが大事だって言われたけど、本人に聞いても教えてくれないし、大丈夫だって言って聞いてくれなかった。

どんなに心配してても笑って誤魔化すし、干渉し過ぎれば少し距離を置かれる。

だから結局、兄ちゃんの体調は良くなるどころか悪化し続けて今に至る。

それほど大きなストレスなら、俺だって近くにいれば気付けるはずなのに全くそれらしいものはなかった。

仕事が多いとか、部下との関係とかそういう小さい事が積み重なって…って事も考えられるけど、それだけなら隠す必要もあまり無い気がする。

それに、それだけでここまで大きなストレスにはならないように思う。

「…無理やり吐かせてればよかったのかなぁ…」

いい加減兄ちゃんを救ってあげなければあまりに可哀想すぎる。

そろそろ限界も近いはず。

もしかしたらもうとっくに限界なんて超えてしまってるのかもしれないけれど。

とにかく今は俺ができることをやるしかない。

でも、兄ちゃんは最近、なんだか俺に怯えているような気がする…



《蘭side》


__あ〜ウザい。


__前から思ってたけどさァ、正直、昔の兄ちゃんの方が良かった。


__1人じゃ何も出来ないくせに。


__構って欲しくて必死になってるくせに。


__今の兄ちゃん、なんかヤダ。


「…昔の俺ってどんなんだったっけ…」

少なくとも昔は今みたいに体調を崩して竜胆に迷惑をかけることは少なかった。

竜胆の前で泣いたり過呼吸を起こしたりなんてしなかった。

1度バレてしまった時から隠すのが困難になって、それから頻繁に泣いたり過呼吸を起こしたりするようになった。

それがいけなかった?

でも俺だって好きで竜胆に迷惑をかけていたわけじゃない。

竜胆がすぐに察して駆けつけてくるから…

いや、竜胆が悪いんじゃない。

全て俺が悪いことだけれど。

あと何か変わったことはあるだろうか。

特に思い当たることはないような気がするのだが…

きっと分からないのがいけないんだろう。

自分で気付けない何かに竜胆は腹を立てているのだろう。

「…今の俺じゃ愛して貰えない…価値がない…」

今の俺では竜胆に迷惑をかけるだけ。

面倒な人間だから。

確かに考えてみれば、俺にいい所なんて1つもないし、好かれる方がおかしい。

昔から隣にいてくれた竜胆が優しすぎただけ。

そんな俺が愛されたいだなんて、おこがましいにも程がある。

「…生まれてこなければよかった。」

きっと、竜胆もそう思ってる。

俺が生まれてきたことに価値なんてものは無い。

生まれた瞬間から竜胆のそばにいたけど、それは竜胆にとって迷惑だったのかもしれない。

嫌だって気持ちを必死に隠していたのかもしれない。

もしそうならしっかり謝らなければ。

ちゃんと謝って、少しでも罪滅ぼしをしてからいなくならなければ。

ただ、直接謝るなんてきっと無理だから、メールで許してはくれないだろうか。

「…大好き。」

屋上の柵に掛けていた足を下ろそうとした瞬間だった。

背後から、いるはずのない竜胆の声が聞こえた。

思わず体は静止して、飛び降りる瞬間を逃してしまった。

なにか用事があったのだろうか。

竜胆がこの場を去ってからもう一度実行しよう。

竜「兄ちゃん…!」

蘭「…竜胆。どうしたの。」

竜「どうしたのじゃない!危ないから早くこっち戻ってきて!」

蘭「…なんで。」

竜「なんでって…なに?」

蘭「…用事があるから来たんじゃないの?」

竜「外いたら兄ちゃんがここにいるの見えたから走ってきたの!何しようとしてんの…やめてよ…」

蘭「…ちょうどいいや。竜胆、ごめんね。」

竜「なにが?なんですぐ謝んの…」

蘭「今までの分。全部まとめて謝らせて。」

竜「何だよ今までの分って…」

蘭「…生まれた時から今までずっと、迷惑ばっかかけてきたから。俺なんかが竜胆の兄ちゃんでごめんね。」

竜「…勝手なこと言わないでよ。迷惑なんかかけて当たり前じゃん。なんで謝る必要があんの。それに俺は兄ちゃん以外の兄弟なんていらない。」

蘭「…そう。なんでもいいよ。竜胆がそう思うならそうでいいんじゃない。」

竜「意味わかんない…てか早くこっち戻ってきてってば。」

蘭「なんで?今からどうせここから落ちるのに。」

竜「は…?おい、ふざけんな」

蘭「ごめんね。ばいばい。」


竜「蘭!!」

蘭「…え…?」





ここで切ります💦🙏


全然投稿できてないのでちまちま書いてたやつ上げとこうの精神です…

これの続き書くか悩んでます…


明日修了式なので明日から3~4日は多分投稿できないです🥲🙏

ただその間に課題全部終わらせちゃうのでその後はひたすら殴り書きでもなんでも書いて貯めときます…💪



ちなみにこの話の続き書くとしたら

・竜胆が蘭と一緒に飛び降りて竜胆だけ生きててて蘭が死ぬバドエン

or

・2人とも生きてるハピエン

のどちらかにして、蘭の回想いれつつ後日談に入る…って形になるかと思います。


蘭が致命傷で生死をさまよってる感じでもなかなか良いですかね…🤔

竜胆だけが死ぬことは絶対ないです。地雷なので…


続き希望あればぼちぼち書き進めていきますので希望の方はコメ頂ければと思います🙌💕


近いうち私が竜蘭病みの話をメモに書いてたやつそのまま投稿するかもです〜

20個くらいあって全部長さバラバラですが…



この話に限らずですが、タイトル変更する予定のものが多いので再度閲覧したいという場合には頑張って探して頂く形になります💦🙇‍♂️


そろそろ創作も書きたいなーと思ってるのでもしかしたらサブ垢作るかもです!


殴り書きなので文脈変なところ多いかと思いますがお許しを〜!


ばいばい🙌💕

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