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ー頭痛い…くらくら、する…

早朝、賢治は頭痛と眩暈と共に目が覚めた。

完全に熱の症状だし、賢治自身、自分の体調不良を自覚していた。だが

「ぃかなきゃ…」


賢治は今、少し大きな事件の捜査の任務に就いていた。

任務の内容は、この街、横浜で通り魔が流行っており、その通り魔はあった人を無差別に暴行、金品を窃盗しており、さらには被害者が多数いる、という事だ。

内容が内容の為、出来るだけ早くこの事件を終わらせたいとの事で探偵社へ依頼が来た。

この任務には賢治の異能<雨ニモ負ケズ>が適任との事で賢治に仕事が回った訳だが…


この事件の裏が意外と面倒で、早く解決するため休まず働いたところ、無理が祟って熱が出た。


「…ぅ、は、ぁ…」

(おち、つけ…おちつけ、落ち着け…)

賢治は少しでも熱を冷まそうと、ゆっくりとした呼吸を繰り返す。

「ふ、はぁ、は、ぁ…よし、」

暫くして息が整ってきた頃、賢治は事務所へ行く為の準備を始める。


(このぐらいなら、きっと、大丈夫ですよね)


後に、賢治はこの判断を後悔することになるのだった。





 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



ーガチャ

扉が開くと共に、元気な声が事務所に響く。


「おはようございます!」

「おはよぉ賢治くん…」

太宰のせいなのか朝から元気のない敦。

「おはよう、賢治。」

きっちりとした鏡花。

「おッおはy」

「おはようございます!賢治さん!」

いつも通り距離が近い谷崎兄妹。

そして当たり前のようにいない太宰。


「太宰さんはどうされたんですか?」

賢治はいつもの笑顔で質問する


「寝坊だ!全くあの阿呆、いつになったらちゃんと出勤するのだ…!!」

「あはは…」

怒る国木田さんに苦笑いする敦さん

やっぱり太宰さんはお寝坊のようです


「そうですか、では任務ついでに太宰さんを探しておきますね。」

「あぁ、頼んだぞ賢治。」

「はい。それでは、行ってきます」

いつもの笑顔でそう言いながら、賢治は事務所を出て行った。

敦「任務って…あの事件のことですよね、賢治君最近ずっとあの事件を追ってますけど、大丈夫ですかね?」


国「彼奴は自らが不調でも事件を投げ出すなんて事はしないだろうしな。少し警戒しておくか。」


鏡「…心配」






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260

コメント

5

ユーザー

絶対尊い..() 続きを楽しみに待ってますッ

ユーザー

続きが楽しみです!

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