2話です。
吹部は定演シーズンで忙しすぎました。やっと更新できる嬉しさ。この期間、書く時間はなかったけどfwak成分は摂取したかったので時間が空いた時に他の方の神作品を読み漁ってました。全ての作品に感謝。
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fw視点
受かった、という明那からの報告を聞いて、一安心した。まあ明那が落ちるとは一切思ってなかったけどな。
肩から重りが外れたような開放感がある。なぜなら合格発表のページには、俺の番号もあったから。
これで高校3年間、一緒にいられる。
『……っっっはぁぁ〜…良かったわ、まじで』
LINEで2人に合格したことを伝えていく。1人はもちろん明那。もう1人は、高瀬。
2人には勉強の面で、それはもうありえんくらい迷惑をかけた。明那と同じ高校を受ける、と言った時の2人の顔。明那は嬉しそうな顔したものの、俺の頭の悪さ及びやる気のなさを知っていたため、「決めたんならやりきろう」と、鬼のように勉強させられた。
高瀬は俺の成績とか知らんかった(興味なかった)から、
《あ、うん。だろうね。愛重いねやっぱ。でもそんな難しいとこじゃないし、いけるんじゃない?》
とか言っとった。後々成績ばれた。
《ん、??これ人間が取っていい点数?やばくない?…無理でしょ、いや無理とか言ったらダメか。……え、あー………まあ頑張れ?? 》
こんなん言われたらやる気しか出らんわ逆に。
そーよなぁ🥺🥺って落ち込んだ感じ見せたら、しょうがないわね、とか言って、こちらもまた勉強を見てくれた。恋敵の助けをしているって自覚はあるんかなあ。いい人すぎて少し罪悪感を感じたり感じなかったり。
そんなこんなで、なぜか3人で勉強することが多かった。
2人のおかげで受かった。彼らに報告せずに、誰にするというのか。
あちらも結果は気になっていたのか、すぐに返事が来た。
〈頑張ったねふわっち、超すごいじゃん!!高校生活楽しみだよ俺🥺🥺〉、というのは明那から。
ほんとに喜んどるんやろなあって考えたら、自然と笑みがこぼれる。俺も楽しみやで、と返しておく。
〈あなたに勉強教えながらでも合格した私と明那くんもなかなかすごいけど、不破くんが受かったのは奇跡ね〉というのは高瀬から。
正論すぎてなんも言えませんわ。
『……これほんまに大丈夫か…??』
《いや、え??逆に聞くけど似合ってないって思ってんの??》
高校受験も終わり、本格的にイメチェン計画が開始された。
先ほどカラーを入れ終わったところである。
…、いや、美容院出たあとの女の子たちからの視線でなんとなく似合っとんのやろなあ~って思ってはいたけど、
でも、なんか、、さすがに、
『ずいぶん派手になったなあ俺……』
銀髪。それに加えてメッシュ入り。それも紫とピンクというかなり攻めたカラー。
《この前散々確認させたでしょ。今更なによ》
『そやけどなんか、違和感えぐいわこれ』
《似合えばいーのよ、似合えば。…でも相当髪に負荷かけちゃったわね……家でもちゃんとケアしてね》
『いやそれはもう、ありえんくらいケアしたりますよ』
《なんで急に敬語なの?キショいからやめよ?》
『言い過ぎじゃろ』
高瀬視点
んー……、えぇーーー…こっれはさすがに、んんん、、、????いや似合いすぎてるでしよ。
自分のプロデュース能力が恐ろしい。元々顔立ちは整っていたのに合わせて化粧もしてるからえぐ美人なんだけど。てかやっぱ髪って大事だな。
てか一応こいつ、あれなんだけどな。ライバルなんだけどな。なんでここまで世話してんだろ私。
なんか知らんけど超絶愛重そうだし。
前イメチェン理由聞いたけど、多分あれ裏にもっと黒い理由ある絶対。目笑ってなかったし。
いやそれにしても、……顔きれいすぎ。中学の時からわりと女子に人気あったけど、高校じゃレベチでモテるだろうな。運動もできる方っぽいし。勉強はあれだけど。
これ明那くんも少しは意識すんじゃないの……
っっっはああああ……
《まじで出会いたくなかった……》
『ん、なにと??』
fw視点
今から明那と会う。かなり色々変えたから気恥ずかしさが少々あったりする。
明那の事やし否定はせんやろなあ〜…いや、それどころかくっそ褒めてきそうやな。
んー、なんか柄にもなく緊張してきたわ。普通に、いつも通りに……
「ふわっちーーー!!」
『……ん、明那ぁ!!久しぶりやな〜』
「………いやてかさごめんそれどころじゃないわ!!…ふわっちイケメン過ぎやろ!?!?」
『…ありがちょ〜♡』
『似合う??』
「似合うし、しっくりきすぎて怖い……さすがにかっこよすぎるかもしれんそれは、さすがにこれ、モテるぞ」
「おっ、まじか笑笑」
やばいにやにやしてしまう。
ぶっちゃけ他の奴らにモテるモテないはどうでもええけど、明那にべた褒めされてテンションがめちゃくちゃ上がった。
顔めっちゃ緩くなってそうやな俺……
ak視点
ついに明日が合格者登校日という今日。受験終わりなのに全然遊びの誘いを受けてくれなかった親友とついに会えるということで、俺はかなーり浮かれていた。
やっば超楽しみ。高校も一緒やし、楽しみしかないわ。てか高瀬も受かってまじで良かった〜…まあ頭良いし、そら受かるか〜
ルンルンと擬音がつきそうなほどご機嫌で待ち合わせ場所へ向かう。家激近やし、家まで迎えに行こかと言ったが今日は場所を指定された。珍しい。
ま、それもありか〜とか呑気に歩いていたら待ち合わせ場所に着いた。とりあえずふわっちを探す。
ん、???いなくね????
……わ、あの人めっちゃ髪派手やな…銀髪かっけぇ〜…てかよく見たらメッシュも入れて、る……、、
え
「ふわっち……??」
ほぼ音を発していないその声は街の騒音にかき消された。
え、なに、なんで???あれどう見ても、ふわっちよな……?
髪もやし、服も、雑誌の撮影中なのかと疑うほどのイケメンっぷりなんだが。
……………は???ごめん状況飲み込めん。
てかなんで、俺に黙ってそんな急に、とか重いことを考えながらぼーぜんと立っていたが、我に返り、とりあえず行こうと走った。
「…ふわっちーーー!!」
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いったんここで切ります🤔
コメント
4件
ええめっちゃ好きです〜⊃ ̫ ;
いや、、もう、、ほんとに、、、好きです、、、😭😭😭