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【もしも本音しか話せなくなる部屋に閉じ込められたら、兄弟編】
チッ、ヘマした…俺ァ、運命神教で暗殺兼実技担当教師をやっているお狐だ。今日はあのクソ兄貴と同じ任務になってキャラの情報収集をしていたら後ろから誰かにやられた。仮にも前世は忍者だってのに、これだから兄貴との任務は嫌なんだよ
周囲を見渡すと真っ白い部屋で近くにあの兄貴が同じように気絶している…拘束も出入口もない。なんの為に俺たちをこんな所に……部屋には看板があり、訳が分からないことが書かれている。この意味不明差は運命神っぽいがそういうのはリーダーが事前に何かあると言う筈だ。こう見えてもリーダーのことは信用しているからなァ
🦊「てか、書かれてることが”本音で話す”ってんだよそれ…」
🐇「ん?どこだここ??」
🦊「起きんのが遅せぇぞ。クソ兄貴」
🐇「あ、弟くん。この部屋壊せないのか?」
🦊「それも能力も出来たらとっくに置いていってるっつうの」
🐇「脱出方法が本音で話すって…どういう意味だ?」
🦊「ハァ…ここはテメェが用意したんじゃねぇんだろうな?」
🐇「経済管理してる俺が任務放棄して強制兄弟交流したいって思ってるとでも?」
🦊「あたりめぇだろ」
🐇「うわ、弟くん酷い」
🦊「これだからてめぇはそんな変態なとこもいやではない奴なんだ…は?」
🐇「え、どうしたの??」
🦊「クソ兄貴。テメェのエロ本の隠し場所は?」
🐇「え、弟くんでたまにぬいてるから要らないよ?…あれっ?嘘が付けなくなってる?」
🦊「仮にも弟で抜くブラコンとかねぇわ…」
🐇「まって引かないで!?」
こいつマジで終わってんな。とりあえずはこの部屋の特性が分かった…だが問題は……
🐇「なに話し合えば出してもらえるんだろうか」
🦊「…おい、テメェはどういう経緯でビッチやってんだよ 」
🐇「突然どうしたのかな?弟くん」
まずいまずいその話題は今の俺に不利。なんとかしてこの部屋から出ないと…
🦊「……弟くんなんて言ってくるくせに俺はテメェの事をよく知らねぇだろ?嘘ついてもバレんのは確定なんだからさっさと教えろ」
🐇「…俺がビッチやるようになったのはそうなるべきだったからって言っといてあげるよ 」
…これで誤魔化せたかな?流石に弟くんは知らなくていい事だし。世の中知らなくていいこともあるって誤魔化せば
🦊「……テメェはいつもそうだ!一見兄弟愛を持っててブラコンで俺のことを弟だなんて言うくせにテメェのことはなんも喋らない!!俺はそんなテメェが大っ嫌いなんだよ!仮にも兄弟なら頼れよバカ兄貴!!!」
俺は吐き出すようにポツポツと弟くんが前世を思い出す前に何があったのかを…真実を全て教えた。弟くんは初め、信じられないとでも言うように目が開いていたが聞いていくうちになんとなく察して来たようで…気づけば俺は弟に本音も含めた全てをこれまで貯めてた分吐き出すようにして語っていた。
🐇「我慢もできないようなやつなんて、兄失格だよな…俺 」
🦊「んな事ないだろ。これは完全に俺が悪い…真実を何も知らないで知ったかぶりしてて、全てを背負わせてすまん。兄貴」
🐇「ごめんなぁ…こんな兄で、ごめん」
話していくうちに俺たちは今世、これまでの孤独を埋めていくかのようにひたすら泣きながら会話をしていった。こんな殺伐としないで二人で話すなんてもうないと思ってた
🐇「そういえば初めの時に弟くんはなんで嘘が付けないって分かったんだ?」
🦊「いつも通り変態でキモイって言おうとしたら本当は思っていたことが出かけてたからだなァ」
🐇「え、てことは俺のこと変態でも好きって…こと??」
🦊「嫌いではないだけだからな!変な勘違いすんなよクソ兄貴!」
🐇「それでも弟くんの本音が聞けて俺は嬉しい」
🦊「…俺もだ。ありがとな、兄貴」
🐇「これからもよろしくね弟くん」
その会話がやっと途切れた時部屋は開いた。俺と弟くんは嬉しそうに駆け出した。もう俺たちは仲の良い兄弟になれるんだという思いを胸に
今現在が23時なのでこんばんは、見る人の時間によってはこんちには??呪死です。 自分の作品のifなんてみる視聴者さん居ないだろうなって思いながら書いてました。
まぁ、所詮ifだから本編で兄が心から弟に頼ることも弟が兄を許すこともない…この兄弟が分かり合えることなんてほぼないんでしょうけどね。さて!今回の反応によって次回のif作品を出すかを検討します。それでは僕は寝ますのでおやすみなさい
以上、本音しか話せなくなる部屋【若&お狐編】でした