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橙桃
ジェルと暮らし始めて一年。
その同棲生活は表面上平和でも、
実際は神経をすり減らす日々だった。
「おい、飯まだ?腹減ったんやけど」
リビングでソファに寝転ぶジェルの声。
おれは慌てて食事をテーブルに運ぶ。
「ごめん、すぐ持ってくる」
「ほんまトロいなあ。お前、
一人やったら温めることもできんやろ」
笑いながら刺す言葉。
反論したくても、おれには
その力は残っていなかった。
「……そうだね」と微笑むしかない。
友人から「別れろ」と忠告されても、
ジェル以外には自分を必要と
してくれる人はいない。
たとえそれが「都合のいい存在」としてでも。
夜、ジェルがシャワーから
出てきて、寝室へ呼ぶ。
「来いよ」
「…うん」
ベッドに押し倒されると同時に強引なキス。
唇を奪われ、舌を絡め取られる。
「お前ってほんま俺がおらんと
何もできん奴やな。かわいいわ」
「……っ、ん……」
シャツを剥ぎ取られ、胸、腹、
太ももを乱暴に触られる。
指が強く這い、痛みと快楽が交錯する。
身体は反応し、吐息が漏れる。
「声出せよ。俺のもんやって証拠やろ?」
「……ん、や、ぁ……っ」
涙が滲む。
その涙すらジェルの笑みに変わるだけ。
ジェルは手を腰に回し、
さとみの身体を自分に密着させる。
「嫌がっても、身体は正直やな…。
ほら、感じとるやろ?」
「…んっ…いや…ぁ」
「いや、って。お前、俺のもんや。
抗う力なんてお前にないくせに」
腰を押さえつけ、奥を突き上げるジェル。
痛みに喉が震える。嗚咽が枕に吸い込まれる。
ジェルはその涙を愛おしそうに見下ろす。
「泣き声、たまらんな…ぁ、ほら、声出せ」
嫌悪と快楽の狭間で身体を
震わせ、涙 が止まらない。
痛みと快楽、屈辱と依存、 すべてが
絡み合い、逃げる力は残っていなかった。
ジェルは指で乳首を強く摘み、
舌で舐め上げる。
「いや…、ぁ、やめ…っ」
「やめるわけないやろ。お前、
俺が好きやから我慢できんのやろ?」
身体は震え、涙混じりに喘ぐ。
痛みと快楽が入り混じり、
絶頂の前触れを感じる。
腰をさらに押さえつけ、奥まで突き上げる。
「お前の絶頂決めたる」
嗚咽と喘ぎ声が重なり、
身体はジェルに完全に支配される。
涙を流しながらも、心のどこかで
「これで離れられない」と思う自分がいた。
快楽と痛み、屈辱と依存。
全てをジェルが絡め取り、支配していく。
深夜。玄関の鍵が乱暴に回り、
ジェルが帰ってきた。
漂うアルコールの匂い、
シャツの襟元に残る口紅。
胸に、冷たい痛みが走る。
「…誰といたの?」
問いかけた声は小さく震えていた。
「お前に関係あるん?」
ジェルはあっさり吐き捨て、靴を乱暴に脱ぐ。
「……心配したんだよ」
「は?心配?俺がどこで誰と何してようが、
お前にはなんにも関係ない」
怒りと恐怖がないまぜになり、
目から涙が溢れた。
その瞬間、ジェルは鼻で笑い、
腕を掴んで寝室へ引きずる。
ベッドに叩きつけられるように倒され、
上から覆いかぶさられる。
「泣いてんの?ははっ、ほんま可愛いな。
俺以外の誰がこんなお前欲しがるんや」
「やめて……やめ……っ」
強引にキスを奪われ、舌が口内を蹂躙する。
涙が頬を濡らし、抵抗する手を
片腕でまとめて押さえつけられる。
シャツを乱暴に剥ぎ取り、
乳首を強く噛まれる。
「んっ…あっ、ゃ……っ」
「声出すな言うても無駄やな。
ほら、もっと鳴け」
ジェルの手が下腹部に滑り、
まだ準備もないまま指をねじ込まれる。
「いやっ、痛…ぁ、やめ…!」
「黙れ。泣いても止まらんで」
二本、三本と強引に押し広げられ、
腰が跳ねる。
「ほら見ろ、ちゃんと反応しとる。
お前、結局これが欲しいんや」
「ちが……っ、ぅ…っ」
「違わへんやろ。ほら、濡れてるやんけ」
屈辱に喉が詰まり、
声 にならない嗚咽が漏れる。
そのまま一気に貫かれる。
「っあ…ぁ」
声が裏返り、涙が一気に零れる。
「ははっ、泣き声たまらんなぁ……。
奥まで届いてるやろ」
「やっ、痛…ぃ…っ」
「痛い?でも締まっとるやん?体は正直や」
腰を押さえつけ、容赦なく突き上げるジェル。
枕に顔を埋めて泣き声を堪える。
だが堪えるほど、ジェルは楽しそうに笑い、
さらに乱暴に打ち込む。
「声殺すな。泣き声も喘ぎ声も、
俺のもんやねんから」
「や……ぁっ、ん……っ!」
嗚咽と喘ぎが入り混じり、
痛みと快楽で頭が真っ白になる。
一度絶頂を強いられても、終わりは来ない。
ジェルはそのまま腰を動かし続ける。
「おい、まだ終わりちゃうぞ。
お前、俺の罰受けてんねんからな」
「むり……もう、むり……っ」
「無理でもやらすんや。
お前に拒否権なんかない」
何度も強引に達させられ、
涙と嗚咽に溺れながら、意識は薄れていく。
それでもジェルは構わない。
「ほら、またいけ。俺ので
壊されるお前、最高や」
乱暴で支配的な言葉と律動。
身体は悲鳴を上げながらも、
確かに絶頂に追い込まれていく。
屈辱と依存が絡み合い、
心はさらに深く縛られていった。
翌朝
身体は痛みで動かず、床に転がったままの
服を拾う力すら残っていない。
ジェルはタバコを咥え、何気なく笑った。
「お前、ほんま俺なしじゃ生きられんな」
その言葉に、涙がまた滲む。
離れたい。けれどもう、離れられない。
数週間後。
勇気を振り絞って、ジェルがいない隙に
荷物をまとめようとした。
財布と携帯、少しの服だけ。
「…もう、限界」
玄関に手をかけた瞬間、
背後から声が落ちてきた。
「どこ行くん?」
振り返った時にはもう遅い。
ジェルが壁に押し付け、腕をねじ上げていた。
「俺を置いて逃げる?ははっ…、舐めてんな」
「ちが……違うの……!」
「黙れ。罰や」
ベッドに投げ飛ばされ、
乱暴に服を剥がされる。
爪が食い込み、痛みで涙が滲む。
「やっ、やめて……!ほんとに……っ」
「ほんとに、じゃないねん。
逃げようとしたからや」
舌が乱暴に首筋を舐め、強く噛みつく。
痕が残るように、わざと痛みを与える。
「お前は俺のもんや。逃げようとしたら、
もっと縛ったる」
脚を無理やり開かされ、
準備もなく指を突き込まれる。
「っ……痛っ、やめ……!」
「やめろ?さっき逃げようと
したんお前やろ?罰受けろ」
二本、三本と乱暴に広げられ、
体が悲鳴を上げる。
だが容赦はなく、
そのまま硬く熱いものが押し込まれる。
「いやっ、ぁ、い、ぁぁっ…」
「うるさい。お前は俺のもんや言うたやろ」
容赦なく突き上げられ、涙が溢れる。
痛みで腰が反るが、逃げ場はない。
「泣き声……たまらんなぁ。もっと泣け」
「や、やだ……っ、痛い……!」
「痛い?でも締まっとる。
結局気持ちよなっとるやろ」
強く乳首を捻られ、腰を打ち付けられる。
嗚咽混じりの喘ぎ声が漏れ、
枕にしがみつくしかない。
絶頂を迎えても、終わらない。
「一回で終わる思てんの?
逃げようとしたんやしまだまだや」
脚を抱え上げられ、
さらに奥まで突き込まれる。
喉の奥まで声が絞り出され、
涙と唾液が混ざり合う。
「やぁっ、もう……やぁ、」
「嫌じゃない。お前は俺のもんなんやから」
何度も何度も絶頂を強いられる。
泣き疲れ、声が掠れても、
ジェルはやめない。
「ほら、またいけ。お前は俺なしじゃ
生きられん体なんや」
「ちが……っ、でも……っ」
「素直になれ。お前は俺に
壊されるのが好きやろ?」
否定の言葉は声にならず、
涙と嗚咽に飲まれる。
頭は真っ白になり、心は砕かれ、
ただジェルに支配されていく。
翌朝、痕だらけの身体でベッドに沈む。
ジェルはその隣で笑いながら煙草を吹かす。
「逃げようとしても無駄や。
お前は一生、 俺から離れられんねんから」
その言葉に、涙がまた零れる。
「…うん」
壊されても、捨てられるよりは怖い。
それが答えだった。
数か月が経った。
さとみはすっかり変わり果てていた。
頬は痩せ、目の下には濃い影。
仕事は続かず、友人も一人残らず去った。
残ったのはジェルだけ。
彼に罵られ、抱かれ、泣き、許される。
その繰り返しだけが、「生活」になっていた。
ある夜。
ジェルは帰宅すると、
またも浮気の匂いを漂わせていた。
香水、リップの跡、肌に残る微かな甘い香り。
「……また女?」
問いかける声は弱々しかった。
「ははっ…、そうやけど、それがどうした?」
「俺がいるのに……」
「お前なんかいてもおらんでも変わらんやろ。でも、俺はお前を抱く」
そう言って、腕を引き、ベッドに押し倒す。
唇を強く噛まれ、乱暴に舌を差し込まれる。
胸を強く揉み、乳首を摘んでひねる。
「いや……っ、ん……っ」
「声出せや。泣き声が一番興奮するんや」
脚を無理やり開かされ、
指で何度も強く掻き混ぜられる。
準備を無視したまま、奥まで押し込まれる。
「いやぁっ…!」
「痛い言うな。お前の体はもう俺専用や」
強く打ち込まれるたび、涙が溢れる。
嗚咽と喘ぎが交錯し、
声 は途切れ途切れになる。
「ほら、言え。誰のもんや?」
「…ジェルの」
「もっと大きい声で」
「ジェルの……っ!
俺は…ジェルのもの……!」
嗚咽混じりの叫びが、部屋に響く。
一度絶頂しても、ジェルはやめない。
身体を反転させ、後ろから
容赦なく突き上げる。
「前も後ろも、俺が好きにするんや。
お前は俺の玩具や」
「っあ、や……もう……やだ……ぁ!」
「嫌でも腰振っとるやないか。
結局気持ちええんや」
乱暴な律動に合わせて、涙と涎が顎を伝う。
抵抗も反発ももうなかった。
ただジェルに支配され、
何度も何度も絶頂させられる。
翌朝
痕だらけの身体で、
ジェルの胸にすがっていた。
「捨てないで…、お願い…」
「ははっ、捨てるわけないやろ。
お前は俺のもんや。一生な」
その言葉に安堵する自分が、
いちばん惨めだった。
季節が変わっても、状況は変わらない。
食べるのも、眠るのも、泣くのも、
喘ぐのも、全部ジェルの支配の中。
出口はなく、希望もなく、
ただ繰り返されるだけ。
「言え。お前は誰のものや?」
「……ジェルの、ずっと……」
「せやろ?死ぬまで俺のもんや」
涙を流しながら頷く。
その姿を見て、ジェルは満足そうに笑った。
暗闇の中、絶望と依存だけが残る。
救いも、未来も、光もない。
ジェルの腕の中で泣きながら喘ぎ続ける。
その果てしない支配の中で、
出口のない日々が続いていく。
物語はここで幕を閉じる。
完全なるバッドエンドとして。