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「春奈ちゃんが、、、」
看護師さんは、手術室に私を連れて行った。
「春奈は大丈夫なんですか?」
お医者さんに春奈の家族と思われる人が尋ねる。すると、
「助かる可能性は低いです。」
「そんな、、、」
「2人も子供を失うのか、、、?」
(2人も、、、?)
私は2人という言葉に引っかかった。春奈とあと1人。誰かが亡くなっているのだろうか?私は不安に思いながら病室で待つ。
ー20分後ー
「ゆあちゃん?」
「はい、、、!」
私はドアを開ける。すると、
「ごめんね。」
「、、、え?」
「、、、手術中に亡くなってしまったわ。」
私は崩れ落ちた。それと同時に涙も出た。
「なんで、、、なんで先に行くの、、、?」
私は涙が止まらなかった。すると、
「春奈ちゃんの両親も可哀想に、、、」
「え?」
「春奈ちゃんと、もう1人女の子を病気でなくしているのよ。」
「それって、、、」
「高1のときに心臓の病気で亡くなった子よ。」
私の心の中のものと、ピッタリと重なった。私は一晩中泣き続けた。
ー2日後ー
「春奈ちゃん、、、」
私の目の周りは赤く腫れている。
「春奈ちゃんとお姉ちゃんの分まで楽しんで生きるからね。」
→作者からのお話は次の話から!