テラーノベル
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⚠︎urrn⚠︎
『配信終了〜!』
『urさ〜ん』
『rn?』
『はい!そうですっ』
『どうした?』
『歌。歌って下さい!』
『はい?』
『urさんの弾き語りを聞きたいんです‼︎』
『しゃーなしな』
『やったー』
『____🎸⊹ ⋆。˚♬』
『✨』
あの輝く目。
羨ましそうにする目。
嬉しそうにする目。
きっと、単純な君だったら思っているだろう。
君の顔を見ていると、もっと歌いたくなる。
配信終わりの時、俺が疲れていたとしても
君は『歌って✨』と目をキラキラさせて言ってくる。
そんなの…誰でも歌いたくなるだろ!
本当に疲れなんて吹き飛ぶくらい…
可愛い。
『__♪』
静かになった途端、部屋中がパチパチと拍手の音が鳴る。
『凄過ぎます…✨』
『そんな事もないよ』
『そんな事あります!』
純粋な君が真顔で言われると、俺は負けてしまう。
『ありがとう』
『どういたしまして〜』
それは毎晩のように来る。
たまにメンバーが覗いてきたりもする。
『うますぎ!』
彼女はet。
サバサバな性格の女子。
『でも、etさんのパンチよりかは下手だよ』
『は?』
『どう言う事ですか?w』
君はクスクスと笑う。
『どう言う事〜?💢』
『すまん。すまんw』
『ふんっ💢』
『チョコ買うから〜』
『ほんと!?』
『www』
『何笑ってるのよ!』
『…むっ』
他の人と楽しそうにしていると、むっと妬いたり。
どんな姿でも愛おしい…。
『____⊹ ⋆。˚♬』
ドアの向こうから綺麗な音色が聞こえた。
思い切って開けてみると…
『swing swing この胸に揺れ動く音の輪___⊹ ⋆。˚♬』
一気に視界が明るくなった気がした。
貴方の世界観に包み込まれる。
『ノックくらいして入って?』
『す、すいません…』
『ん』
『も、もう一回弾いてくれませんか?』
『は?』
『お願いします…』
『しょうがない。最年少のお願いだし。 』
そう言って、もう一度弾いてくれた。
この時、貴方の歌で救われました。
新たな道へ進もうと。
2年後…
『…』
俺はrnが忙しくなってから弾き語りをしなくなった。
『たまには、息抜きで弾くか〜』
音源や動画を探す。
いつも見てしまう…
colorful peach の動画をスクロールする。
『rnへ。』
リスナーの動画も見ると、『rn 卒業』
そんな動画ばかり上がっていた。
『卒業しちゃったのか…crptを』
すると、ドアの向こうから声がした。
『urさん。』
ホワホワしたような…
この声。
『rn? 』
『はい…そうです』
『最後に一回だけ、歌って欲しいです。』
そう言われた。
驚いた。
久しぶりに、君から『歌って! 』と言ってきた。
“最後”その言葉が胸がギュッと締め付けられるような感覚になる。
『しょうがない! 』
『弾いてやろう!』
曲名は”oracle”。
『心震わせるものはそう』
『顔を上げ____♪』
楽しい。
こんなに、歌うのが楽しく感じるようになったのは…
君のおかげ。
『____♪ッポロポロ』
駄目だ…
抑えきれない…
寂しい、悲しい、まだ一緒にいたい。
そんな気持ちを気付かせないように過ごしていたのに。
目から涙が溢れ出てくるッ…
君は俺を見て微笑む。
『そこに灯るだれかの歌 揄話ッ』
ポロポロッ
『___♫ ✩ ‧₊˚。』
ハモリが聞こえる。
『えッ』
君は笑顔で俺の歌にハモって歌っていた。
『これでも割と…urさん!続けて下さい!』
『ご、ごめん。』
2人の声が合わさる。
『ほら手の鳴る方へ誘う』
『僕らは夢を見る 寝ぼけ眼のままで』
『君が見たら切り取られるんだろう』
俺はrnを見つめる。
すると、頬を濡らしていた。
『r…n』
ふふっと言ったかのように笑う。
その顔は涙で濡れている事が分かる。
だとしても、赤い夕焼けに照らされて君は美しく見える。
『言葉を授けずに祈り届くように_♪』
『意味を餞よう』
目、空気を合わせて最後の言葉を言う。
『耳を傾けよう、』
気づくと笑っていて、
いや…泣いているのを誤魔化すためなのかも知れない。
でも、本当に気持ちが良くて楽しかった。
一生続けば良いのに…
『rn…』
彼はjpp、 crptのリーダー。
『もう行きますね』
『いつでも戻ってきて良いからね』
『…その時はまた少しだけcrptに戻っても良いですか…』
『勿論!』
もう1人の最年少、yaが言った。
『当たり前だろ』
yaに続いて俺も言う。
『あと、urさん… 』
『ん?』
『また、歌聞かせて下さいね』
と笑って言ってきた。
でも、眉は下がっていて寂しさが伝わってくる。
『いつでも聞かせてあげるよ』
『あはッurさんらしいです。それと、絶対ですからね!』
『おう!』
『また、いつか。』
そう言って、君はシェアハウスから…crptからも姿を消した。
二階に用がある時に毎回通る。
rnの部屋。
…
扉の前には、『rnの部屋〜』
と書いてある看板が掛かっている。
他の女子がいないかを確認し、少しドアを開けてしまった。
でも、辺りは寂しく、ベッドや机にパソコン。
それくらいしかなかった。
『…ん?』
ベッドの上に何かが置いてあるのに気がついた。
近くへ行くと、『弾いて欲しい曲集~~~!』
と書いてある紙があった。
その瞬間、
『urさん?』
ピンク髪のnaさんが部屋に入ってきた。
『そ、その…これは!』
『その紙…urさんに弾き語りして欲しいって言いながら書いていたやつです。』
『え』
『rnさん、楽しそうに書いてましたよ』
______________________________
『urさん、めっちゃ歌上手くて毎回歌ってもらっているんです』
『強引に歌わせちゃって悪いんですけどね… 』
『でも…rnが”居るうちに”色々な曲を弾いて歌ってもらいたいです』
______________________________
『rnさんは、そう言っていましたよ』
『rnが居るうちにってッ早く言ってくれれば良かったのに… 』
『でも、rnさんは…ッ』
『駄目ですね…ッrnさんの事を話すのはッポロポロ』
naさんは泣いていた。
『rnさんはurさんがこの紙を見つけてもらった時に歌って欲しいッ』
『そう言っていましたっ~~~!ッポロポロ』
『rn…見つけたよ〜』
ある日の事。
玄関からはガチャッというような音が鳴った。
その日は皆んな、動画の為に素材揃えや古くなった物を買い替えに行っていた。
けれど、俺はちょこちょこ買い替えていたので1人で留守番をしていた。
『音した?』
玄関へ歩む。
『皆んな早くね〜…ぇ』
『久しぶりですね。urさん、ただいまです。』
『へッ…』
『少し…crptに戻っても良いですか?』
『それとurさんの歌、聞きたくなりました。』
俺は思いっきり抱きついて泣いた。
end𓂃◌𓈒
『大好きな歌』
瑠夢 🍗🎧𓂃
#からぴち
コメント
5件
ウワー~!うりるなだ! 嬉しすぎ!
読んでくださり、誠にありがとうございました。 cracleという曲は”Room97”さんが作った曲です。 良ければ、調べてみて下さい。 もしかしたら、crptの『るなへ。』のエンディング曲…… 良い曲なのでぜひ聴いてみてくださーい。