テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ぷりん
6,944
はる☻
5,457
1
💙side
💙「始まりました!じんだいチャンネル!」
💛「今日はねプールに向かっているんですけど大雨です!笑」
今日はじんだいチャンネルを撮りにプールで質問コーナーをしてから、アフターヌーンティを食べる。
大雨やからアフターヌーンティだけになってもおかしくないのに吉田さんは嫌な顔をせず、太智が行きたいならプールも行こうと言ってくれた。
ほんま優しいなぁ、僕のわがままに絶対付き合ってくれる。めんどくさそうな態度は一瞬たりとも見えない。
運転もしてくれるし、動画も回してくれるし、吉田さんかっこええ!
💛「んじゃ着くまでカットしまーす」
吉田さんは動画を切り、フーと一息ついた。カメラが無くなった瞬間僕らはオフモード、喋ることはあまりなかった。
💙「…仁人、運転ありがとう」
💛「おう…」
別に仲が悪いわけではない、気まずいわけでもない、逆に居心地はいい方だった。いい話題が見つからず、目的地に着くまで静かだった。
💛「ついたよ、車の上に頭ぶつけないようにドアゆっくり開けなね」
吉田さんのそういう言葉選びが素敵だと思う。横の車にぶつけるからゆっくり開けろじゃなくて、僕が頭をぶつけるからっていうところ。
車から降りると既に仁人はトランクから僕のプールグッズを出してくれていた。
💛「はい、今雨止んでるし、俺は浮き輪に空気入れておくから早く着替えておいで」
💙「うん…ありがとう」
僕は仁人を待たせないように早歩きで更衣室に向かう。着替えると言ってももう一つの半袖短パンに着替えるだけなんやけどね。
プールに着くと仁人は浮き輪を用意してくれていた。僕は先ほどのオフモードはなくなり、目の前にあるプールを見てテンションが上がってきた。
💙「よっしー!着替えたで!浮き輪ありがとなぁ、せっかくの夏やから仁人も入れば良かったのに」
別に仁人が泳げないことをいじってるわけではない。ただ、僕だけが楽しいのはどうかと思ったから聞いてみた。その考えが仁人にはわかってしまったのだろうか、仁人は優しい顔で僕を見つめた。
💛「いつ雨が降るかわからない状況で入りたくないし、お前が浮き輪から落ちたら誰が助けるんだよ。俺はここで責任を持ってお前をみとく」
💛「…それと、俺はお前が楽しんでるところを見るだけで充分だ」
僕はびっくりした。じんだいチャンネルなんてメンバーみんながYouTubeをやっているから便乗して始めたみたいなもんだ。僕の誘いに仁人はしゃーなし受けたんだと思っていた。
今の仁人を見ると僕のやりたいことに付き合ってるんじゃなくて、僕が楽しんでいるところを見たいようだった。
💙「ふふっ、僕は仁人といるから楽しいんだよ。じゃあカメラ回すね!」
僕らしくないことを言ったけど、仁人も仁人らしくないことを言ったからお互い様やね。
そして僕は撮影ボタンを押して、画面外に浮かんでいる浮き輪に乗った。
💙「…よっしーー!」
仁人は僕が名前を呼んでもずっとカメラの方を向いていた。さっきまでは僕を優しい顔で見ていたのに、僕が楽しんでいるところを見たいって言ったのに仁人はずっとカメラを見ていた。
ツンデレだね。
そろそろプールに浮かぶのも飽きてきた。
💛「お前それ楽しいの?」
💙「楽しいよ…けど飽きた」
僕がそういうとガハハと笑う仁人。何がおもろいねん。そろそろ終わるかというところで大雨が降ってきた。
💙「雨降ってきた!….みんな!雨降ってきたから帰るね、ばいばぁい!」
その後、仁人はYouTubeを締めてくれた。そして傘を持って走ってきた。
💛「太智!早く入って!」
仁人は僕がこれ以上濡れないように傘に入れてくれた。そして僕に傘を持たせるとスタッフさんからバスタオルをもらい、僕に掛けてくれた。
優しいな、僕の身の回りのことを全部してくれる。ほら、着替えも持って来てくれた。
そんなことを呑気に考えているの、自分の体温が下がって来た。
💙「ヘックシュン!!」
💛「太智!?とりあえず着替えるの手伝うから、おててあげれる?そうそう、上手だよ」
仁人のおかげであっいう間に着替えれた。僕のこと赤ちゃんかなんかやと思ってるやろ。突っ込む気力はなかったので、何も言わないことにした。着替えたおかげで少しあったかくなったが体温が下がっていくのは変わらなかった。
僕は半袖短パンしかなかったので、温まる服はなく、両腕をクロスし摩擦で出来るだけ体を温めた。
💛「もぉ、太智おいで。俺が温めてあげる」
正面で手を広げて僕を待ってくれている仁人、僕は仁人の両手に突っ込んだ。仁人は僕を大きく包み込み、体温を分けてくれた。僕も仁人もメンバーがいたら絶対しないことだった。
💙「仁人はさ、なんでここまでしてくれんの?」
💛「俺は太智が楽しんでいるところを間近で見たいし、俺も感じたい。結果的に太智はM!LKを続けてくれたけど、たまに数年前に太智がM!LKを辞めて、太智がいないM!LKを考えてしまう時がある。その時に思うんだ、ずっと一緒に活動してきた太智を、1日足りとも無駄にせずに大事にしようって」
仁人は思い出してしまったのだろうか、僕を強く抱きしめた。そう、僕は数年前にM!LKを辞めるか迷っていた。メンバーは特に僕を引き止めようとかしなかったから何も思ってなかったけど、気づいてたんだね。ほんまにみんなは優しすぎるよ。
💙「…仁人って重いね」
💛「そうだね、俺は重いよ。それぐらい太智が大切って事。せっかく続けてくれたから、太智にはこの道を進んでよかったって思わせれるように俺はずっとお前のそばにいるよ」
僕も…ずっと仁人のそばにいたい。じんだいチャンネルという武器を使ったら僕のわがまま聞いてくれるかな?僕は仁人といろんな景色を見たいと思ったんだ。
💙「ねぇ、僕イルミネーション行きたい、後韓国料理も食べたいし、ゴルフもしたい、ディズニーも一緒に行きたい。これからも、じんだいチャンネル続けてくれる?」
決めた、仁人は僕のしたいことを付き合ってくれてるから僕はそこで仁人を楽しませる。やっぱり僕だけ楽しんでいるのは納得いかない。
僕が難しい顔をしていたからか、仁人は頭を撫でてくれた。
💛「太智がしたいことは全部しよう。太智は全力で楽しんでいるだけでいい、それが俺の楽しみだから」
💙「でもよっしー、イルミネーションとか興味ないやろ?」
💛「ないね、だけど太智が行きたいというなら、俺はその良さを知りに行く。太智、これからも俺の知らない世界を見せて欲しい」
ケロッと人が多い場所は行きたくねぇよとか言うんだと思ったら、案外前向きに考えてくれていた。どんな育て方をしたら仁人みたいな人が出来上がるんだろうか。仁人の意外な返事に僕は少し照れていた。
💙「仁人…やっぱかっこぇぇ//」
💛「あら、もう体温上がってきたじゃない、さっきまでは寒さに震えて俺を求めていたのにね」
そこで僕は今まで仁人に抱きしめられていたことに気づいた。すぐに僕は仁人から離れる。距離が近いのは嫌いなのに僕は自ら抱きしめられに行った。その事実が恥ずかしくて頭に血が登って行くことを実感する。
💙「…ちっ、ちがう!!、寒くて自我がなかっただけや!もう仁人なんかしらん!」
僕は自我がなかっただけ、うん、そうだよね。怪物みたいに爆笑している仁人を横目で見る。
💙(僕は仁人がいるから楽しいんや)
リクエスト作品でした!
甘々にできたのかな、、、?
不安ですが達成感はあります(?)
リクエスト受付中です!リクエストされる場合はリクエスト受付中のページを作っていますのでそちらからお願いします。
風が天使を呼び覚ます🦋の方もぜひいいね♡お願いします!
コメント
4件

やっぱり作者さんは神ですね✨️ ありがとうございます😭最高です!
⋆⸜ 読んだよ ⸝⋆ じんだいチャンネル第7話、大雨の中のプール挑戦から始まって、仁人の優しさが炸裂しまくってたね😭💕 太智の「飽きた」に笑う仁人とか、体温分け合うシーンとか、重いけど愛おしい仁人のセリフの連続に何度も胸きゅんしたよ…! お互いの「知らない世界を見せたい・見たい」って気持ちがじんわり伝わってきて、2人の距離がまた近づいた感じがたまらんかった🥺✨ リクエスト作品なのにこのクオリティすごいよぷりんさん! 続きもめっちゃ気になる〜🌸