リハビリ&ワンライmnqn
左右あんまり定まってないです!!
あとmn視点qn視点どちらでも読めます!…多分
最近、mqが可愛くてmqしか書いてません。どうしよ…
⚠︎ATTENTION⚠︎
・🐷🍌(🐷)
・内容薄いし短い
・一応micrパロ
陽気な日差しに照らされて、桜が輝いて、ひらりひらりと散っているのを、木の根元に腰かけてぼんやりと眺めていた。
ふと思い出すのは、俺を置いてひとり、冒険に出かけていった恋人のこと。
半年ほど前、長旅になるからしばらく会えないかも、と、足元に広がる落ち葉を見つめながら背中を向けた彼。ついて行っては駄目なのか、と何度も聞いても、返ってくる答えはノー一択。
大抵のことはそつなくこなしてしまう彼のことだし、長旅といえど直ぐに帰ってくるであろう、と背中を追うのを諦めて、毎日彼のことを想って、帰りを待って、気付いたら半年も経っていて。
もしかして俺、捨てられたのか?と何度も考えたけど、そんなはずはない、ただの俺の妄想だ、と度々自分に言い聞かせていた。
「…ほんと、いつ帰ってくるんだよ…あの馬鹿野郎…」
ぽつり、そう呟いたところで、弱気になってちゃ駄目だとふと我に返る。
もし今彼が帰ってきてこんな姿を見たら、笑って煽ってくるか、馬鹿ほど心配してくるかの二択しかない。
そんな俺ららしいとも言える再会よりも、おかえり、って笑いかけて精一杯抱きついて、二人で色んな話をしたい。
そうだ、過去を引きずるのではなく、未来のことを考えよう。彼が帰ってくるまでのことも、それからのことも。
そう考えてみるだけで、先ほどよりは幾分か心が軽くなったのを感じる。
さすがにまだ本調子ではないけれど、なにかをするやる気も湧いてきた。
真横に放り投げた斧を手に取って、桜の雨を全身で受け止めるかのように大きく伸びをする。
「さぁて、今日も作業頑張るぞ~!」
そのうち帰ってくるであろう愛しい人のことを想いながらも、もう弱気になんかならないぞ、と強く誓った。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!