-💎視点-
???「ダンスホール歌ってや。」
💎「え?」
事務所でないちゃんに頼まれた仕事をしてたら、後ろから声をかけられる。作業中だから、断ろうと思い後ろを振り向くと…
🐱「…」
いふくんが立っていた。
ぼーっとして立っているいふくんは、隈をいつも以上に濃くして僕を見つめている
見た瞬間にわかった。まーた無理のある仕事の仕方して限界迎えたんだ。断ろうと思ったけど、この状態のいふくんのことを放っておくわけにはいかない。
💎「いいよ、歌うのはいいんだけどさ、ここだったら迷惑になっちゃうから、こっちにきて、」
そう言っていふくんの手を引いて、みんながよく仮眠に使ってる部屋にいく。
仮眠に使ってるとは言ったけど、仮眠室にベッドが置いてあるわけじゃなくて、ふかふかで大きめのソファが置いてあるだけ。
いふくんの手を引いたままソファの近くまで行って、僕が先にソファの端に座っていふくん膝枕をする感じにすると、少しでも早く寝たいのか、素直に横になって僕の膝に頭を預けた。
💎「じゃあ歌うね、」
🐱「ん …」
💎「…いつだって、大丈夫、この世界はダンスホール、..♪ ______。____」
声を小さくして歌っていると、数秒も経たないうちに、いふくんの寝息が聞こえてきた。
歌い続けながらいふくんのさらっさらな髪を触りながら頭を撫でてあげる。
定期的にこんなに無理をして、身体を壊してちゃったらどうしよう。苦しそうにしてるいふくんなんて見たくないのに。
いふくんは、人一倍責任感が強いから、たまに息抜き、というものを忘れて仕事をしてしまう。自分の事はどうでもいいかのように。
💎「…いふくん、こんな僕じゃ頼りないかもしれないけど、からだをこわしちゃう前に、頼ってよ。僕だけじゃなくってさ、あにきだっていいし、ないちゃんとか、しょーちゃんだってりうちゃんだって、みーんないふくんのこと心配してるんだよ。みんないふくんのことが大切だから..。」
、おねがい、無理しないでほしいよ。
素直になれない僕はさ、いふくんに面と向かって言うことは出来ないからさ。こうやって寝てる時に気持ちを伝えるの、
自分の事を大事にして生きてほしい、ってね。
-🐱視点-
🐱「やばい、ねむすぎる、」
絶対にまた仕事を詰め込みすぎた。ほんっとに俺は学ばない。
ぼんやりする頭で、だる〜い身体を動かして、お目当ての人の元へと向かう。
パソコンに向かって何やら作業をしてる水色頭、あほとけ、そいつの後ろに立って声をかける。
🐱「ダンスホール歌ってや。」
💎「え?」
突然声をかけられた事にびっくりしたのか、ほとけは手を止め、俺の方をみた。
俺の姿を見て、少し間を置いたあと、いきなり立ち上がったかと思うと俺の手を引いて歩き出した。
どこに行くんだ?と思いながら着いていって、着いた場所を見ると案の定仮眠室だ。
思ってた通りに事が進んで、内心ラッキーと思っている。
一刻でも早く寝たいので、ほとけの膝に頭を乗せて、寝る準備をした。
💎「じゃあ歌うね、」
🐱「ん …」
💎「…いつだって、大丈夫、この世界はダンスホール、..♪ ______。____」
落ち着く声と、優しく頭を撫でてくる手とともに、そのままおもーい瞼を閉じ、ゆっくりと意識を手放した。
___俺が無理をする理由が、ほとけに甘える為って言ったら、ほとけはどんな反応するんやろな。ものすごい優しい俺が片想いのほとけは、色んな人のことを思って、周りを見て行動しとるよな。でもな、たまには俺だけのことを想って、考えて、いっぱいになって欲しい。
だから、俺は、無茶をする。
コメント
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う"ぁッ⤴((大丈夫そ? この、なんかお互いにすれ違ってる? って感じめちゃ好き🫶🏻 水くんのダンスホール心地いいからね~ 青くんも無理しすぎちゃだめよ~🫵🏻